- 2026年1月16日
- ニュース
【祝 商品化】&PAPERS産学連携授業
こんにちは、プロダクトデザインコースです🌈
プロダクトデザインコースでは、多くの企業と産学連携授業を行っています。
2024年度に行われた、無印良品 京都山科さまと、&PAPERS(アンドペーパーズ)さまとの産学連携授業から、また新たな商品が発売されました!
ゴミ袋を隠すために必要な要素だけを残し
デザインされたシンプルな形
壁やコーナーに立てかけて色々な場所で使える
生活感をなくしお部屋をすっきり見せてくれます
考えたのは、プロダクトデザインコースの宇都翔太さん。 商品化までの経緯をインタビューしてきました📚
Q. どういう商品か、説明をおねがいします!
TUCKは、部屋の角に置くことを前提とした、紙で出来たゴミ箱です。2年生の「クリエイティブシンキングプロジェクト」という授業で、構成要素を抜いていくという引き算の考え方から「部屋の角にゴミ箱を置くと壁側2面と床側1面が重なってしまう。ならば、それらの面は無駄ではないか?」というアイデアが生まれました。ゴミ箱の当たり前の構造を見直したデザインです。
Q. どのようにして紙の技術と結びついたのですか?
このアイデアを、3回生前期の無印良品さんと&PAPERSさんとの産学連携授業でブラッシュアップしました。 課題は「無印良品のターゲット層に向け、&PAPERSの『貼り箱』の技術を使う」というもので、そこで初めてこの技術に出会いました。 僕はもともと3Dモデリングより、カッターなどで切って手作業で組み立てる方が得意で…。平面のパーツを組み合わせて立体を作る「貼り箱」の技術が、自分にすごくマッチしていると感じました。
Q. 制作にあたり、どんなことに苦労しましたか?
授業後、&PAPERSさんに「商品化してみないか」と声をかけていただき、インターンとしてさらにブラッシュアップを進めました。 授業で作ったプロトタイプは、デザインは凝っていたのですが、ストッパー部分の構造が複雑すぎたり、角の折り込みに手間がかかったりして、単価が高くなってしまう問題がありました。
そこで、開きすぎを防ぐストッパーを複雑な紙の構造から皮紐のようなパーツに変えたり、角の処理を簡略化したり。 一枚の大きな厚紙から何枚取れるかも価格に影響するので、最適なサイズ検討も行いました。
▲左が実際に販売されている商品、右が授業で制作したプロトタイプ。
Q. 袋を引っ掛ける部分の形が大きく変わっていますね。
以前のデザインだと袋がたゆんでしまったんですが、改良したことで袋の口がピーンと張って安定し、ゴミが入れやすくなりました。 袋が床につくのも防げて、使う厚紙が短くなって生産性の向上にも繋がっています。
Q. カラーバリエーションはどのように決めたのですか?
ブラック、クリアホワイト、トープ(くすんだ茶色)は定番カラーとしてまず決まりました。 残りのスモーキーブルーとパーシモン(柿のようなオレンジ色)の2色は、&PAPERSさんの「FLAP」という既存の看板商品(無印良品さんの棚に蓋をつける商品)を使っている空間に、このTUCKが置かれても色的に違和感がないように想定して選んでいます。
▲FLAPのついた棚にTUCKを収納する様子。
Q. 最終プレゼンでの反応はどうでしたか?
最終プレゼンは&PAPERSさんの社長や会長の前で行いました。 「我々は『箱』の工房なので、箱には面が揃っているという固定概念があったけれど、面を無くすという考えはなかった」と、アイデアの根幹である「引き算」の部分をすごく評価していただけたのが印象的でした。
Q. 実際に商品化されてどんな気持ちですか?
プロトタイプが製品になり、企業のロゴが箔押し(エンボス加工)されて手元に届いた時は、ニヤニヤが止まりませんでした(笑) 箔を押されると、一気に「企業のロゴが入った商品なんだ」と思えて。パッケージに梱包された時も感動しましたね。
Q. 今後の抱負を教えてください。
卒業後は、この授業でお世話になった&PAPERSさんに就職します。 &PAPERSさんはアイデア出しからプロトタイプ、設計、時には写真撮影やWebの確認など、商品開発の最初から最後まで携わります。 それこそが、このプロダクトデザインコースで学んできたデザインプロセスそのものなので、学科で学んだことをそのまま生かせる環境だと感じています。 商品化されたことは本当に誇らしいですが、謙虚に、これからも丁寧なものづくりに携わっていきたいです!
宇都さん、ありがとうございました。今後もご活躍を期待しています✨
無印良品 京都山科さまと&PAPERSさまとの産学連携授業の詳しい内容は、瓜生山通信からもご覧いただけます。
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学生たちの4年間の学びの集大成となる作品・研究がキャンパス全体に展示されており、まるで大学全体が美術館🎨作品鑑賞を通して進路研究できるイベントです!
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日時:2月14日(土),15日(日)
時間:10:30 ~ 16:00
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