- 2026年5月12日
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4年生・兎束 作哉さんの小説『夜野くんは事故チューの責任をとらせたい』が、3月13日に発売されました!
こんにちは、文芸表現学科です!
文芸表現学科・4年生の兎束 作哉さんの著書『夜野くんは事故チューの責任をとらせたい』が、スターツ出版より2026年3月13日に発売されました🎉✨
兎束 作哉『夜野くんは事故チューの責任をとらせたい』(スターツ出版 刊)
お人よしすぎる高校生・千桜が通う学校には、文化祭でキスをすると結ばれるというジンクスがある。
自分には関係ないと思っていたけれど、学校一モテるクール男子・夜野と事故チューしてしまい、予想外の展開に・・・?
「俺ら付き合うことになったから」突然の恋人宣言に戸惑う間もなく、ドキドキの毎日が強制スタート!?
“恋人らしいこと”をするうちに、塩対応だったはずの夜野は独占欲を見せ始め――
「千桜を独り占めしたい」「かわいすぎてバカになりそう」このふたり、最悪なファーストキスだけでは終わらない!
(hontoより抜粋)
出版社:スターツ出版
発売日:2026年3月13日
定価 :1,650円(税込)
https://honto.jp/ebook/pd_35187998.html
兎束さんは今回4冊目の書籍発売となります。
日々の大学の授業や課題をこなしながら毎日投稿、商業連載など精力的に創作活動を行う兎束さんに、今回の作品や活動へのモチベーション、大学での学びなどについてコメントをいただきました。
今回発売される『夜野くんは事故チューの責任をとらせたい』は、どのような作品ですか?
文化祭でキスをすると結ばれるというジンクスがある学校に通う主人公・朝比奈千桜が、クラスのモテ男子・夜野四葉と事故チューをしてしまったことがきっかけでお付き合いを始めるというお話です。
この作品の執筆を始めたのは去年の9月頃でした。夏休みということもあり時間に余裕があった時期で、2週間程度で書き上げた作品になります。
BeLuck様のレーベルのカラーに合せて”かわいさ”をギュッと凝縮することを心掛けました! セリフやちょっとした仕草&行動はかなり力を入れたので読んでほしいです。
4冊目の書籍の発売ですが、今の気持ちは?
今回が商業出版4冊目ということもあり、発売前後はそこまでそわそわしないんじゃ……と思っていましたが、1冊目のときと同じように発売前後はそわそわしていました。
発売された今でも、書店に足を運んで並んでいるのかな? と確認してしまいます。私自身が、とても心配性ということもあり「読者様に喜んでもらえるかな?」と常に緊張しています。
学業と両立しながら毎日投稿するのはとても大変そうですが、コツなどはありますか?
生活のほとんどの時間を創作活動にあてています。現在は、就職活動と1週間に1回2コマのゼミだけなのでそれ以外の時間を執筆に注いでいます。
1、2年生のころはこの時間からこの時間までは課題(予習復習も含め)と決めており、今よりも執筆の時間があまり取れなかったように思います。それでも、なんとか時間を作って毎日投稿分の話を書き、それと並行して公募やコンテスト用の作品を書いていました。授業もいい評価をもらいたかったので手を抜くことは絶対にしませんでした。頑張ったこともあり好成績もキープしています! 現在では執筆時間に余裕ができたため、毎日投稿分+公募やコンテスト用の作品+商業作品の3つを掛け持ちしながら書いています。
毎日投稿している作品は2つあり、毎日最低でも1万文字は書いています。毎日書いているので、おおよそ何分で何文字書けるという自分のリズムが掴めています。もちろんいろんなジャンルを書くので、ものによって一文書きだすのにとても時間を要するものもあります。ただ、執筆しているときに迷うということはほとんどなく、理由としてはプロット(物語の大まかな流れ的なもの)がしっかりしているからかな? と思っています。プロットはしっかり書きます。迷わず目的地に向かって進むことができるので!
作品を作り続けるモチベーションはどこにありますか?
自分の作品で読者に楽しんでもらいたい! を常に考えながら書いていますし、ここがモチベーションの1つでもあります。
(※重複する部分もありますが)毎日投稿は正直言うと辛いです。公募やコンテスト用の作品も並行して書いているので「今日くらい休んでいいんじゃ……」と思ったこともあります。でも、毎日追いかけてくれている読者様のことを考えると1日でも欠かしたくない! と思ってしまって……最近はその日のうちに書くことも多いです。本当は書き溜めをして余裕をもって読者様に届けたいです……!! 今後も毎日投稿は続けていく予定です。
また、小説サイト投稿サイトにもよりますが、読者様のアクセス数や、何話がどれだけ読まれていると数値でわかるので反応は大事にしています。ただ、読者の反応に依存するのではなく、読者を楽しませるために確認する項目の1つと捉えるということを徹底しています。なんで読まれないだ、読んでほしいのに自分の作品ダメなのかな……とマイナスに捉える人もいるかもしれませんし、そこで筆を折ってしまう人も実際にいます。数字はとても残酷だなと思う一方で、改善できる点を示してくれているものでもあるので「どうしてこの話で離脱者が多いのか」を分析するようにしています。少しでも多くの読者に楽しんでもらいたいので、そのための努力は惜しみません。
文芸表現学科で学んだこと、生きていると感じていることは何ですか?
全て生きていると感じています。逆に生きていないことがあるんですか!? と思うくらいにとても素敵な学科であり、面白い授業が多いです。実際に執筆するワークショップはもちろんのこと、技術や小説の歴史などにも触れる概論やメソッドも創作の糧になっています。
とくに、ゼミの仙田学先生にはお世話になっており、2年生の夏に「R18文学賞」の応募作品を一緒に考えてくださいました。結果的に1次選考も通らなかったのですが、悩むことやテーマについて考えること、自然な会話など1作品と向き合う中で得られたものは多かったです。それを生かし、以降の作品では会話やセリフに力を入れるようになりました。また、去年大賞をとったコンテストでもその部分が評価されたこともあり着実に身になっていると実感しました。仙田先生にはとても感謝しています!
そして、商業出版を経験し、さらに読者に届けるとは? という問いや目的についても強く意識するようになりました。書いて終わりではなく、自分の作品を社会(商業として)にどう投げかけていくのかを考えるようになりました。
この学科に入学してから、一歩ずつ着実に成長していると実感しています。まだまだ成長したいですし、するつもりです!!
また、兎束さんの担当である仙田 学先生よりコメントが届きましたのでご紹介します。
兎束さんは高校生の頃から精力的に執筆活動を続けていて、ライトノベル作品を小説投稿サイトに投稿してきました。本学科に入学後にもその勢いは衰えることを知らず、授業にきちんと出席して課題も提出しながら、並行して自分の作品を書き続けてきたのです。ライトノベルにおいて、書き手は「わたしの書きたいもの」ではなく、「読者が読みたいもの」を書くというスタンスを貫かなければなりません。兎束さんは、そのために徹底した市場分析をおこないました。複数のレーベルの過去の公募の受賞作を何百本も読みこみ、受賞するために必要な要素を分析しては自作に反映させて、トライアンドエラーを繰り返したあげくに、狙い通りの作品を投稿して受賞するということを成し遂げました。3年生だった2025年度にはなんと4冊もの単著を刊行して、商業作家として活躍しはじめています。「なんでそんなに強いモチベーションをもって書けるの?」と、ゼミの担当教員として何度も聞きました。返ってくる答えはいつも、「よくわかりません」。困ったような兎束さんの顔を見るたびに、この人は書かずにはいられない人なんだな、と実感します。
仙田 学(文芸表現学科教授)
<在学生のみなさんへ>
兎束さんより文芸表現学科へご著書をご恵贈いただきました!
文芸表現学科の学生が利用できる「ゼミ室」に配架していますので、ぜひ手に取ってご覧ください。
(スタッフ:奥谷)
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