こども芸術大学

2013年度 生活発表会

今日は生活発表会でした。

こども芸術大学での日々の生活が集約された劇遊びが繰り広げられました。

子どもたちが選んだ物語は、「チポリーノの冒険」です。

レモン大公とトマト騎士のいじわるに対し、その場で言葉を考え、伝えてくれたイチゴ姫とチポリーノ。

 

捕らえられた村人を助けに、お城へ電車に乗って出発です!

お城にはさくらんぼガールが住んでいました。

「ひとりぼっちでさみしいの」

そんな表情をしてますね。

そこでチポリーノとさくらんぼガールは友だちになりました。

と、そこへ小さな音楽隊が楽しい演奏をしながら通りがかりました。

みんなで楽しんでいると、にんじん先生がレモン大公とトマト騎士を呼んでさぁ大変!

チポリーノはつかまってしまいました。

お城の番犬マスチーノも、ラスカルを追いかけます!

マスチーノもラスカルも、表情まで作りこんでいます。

 

せっかく仲良くなったチポリーノがつかまってしまい、悲しむさくらんぼガールですが、いいことを考えつきました。

忍者くんたちにねむり薬をもらい、

かわいい妖精さんたちにケーキを作ってもらいました。

そして、ねむり薬入りのケーキを食べたレモン大公からろうやのカギを拝借し、

みんなを助けに行きました。

一方、チポリーノのとらえられている穴ぐらには、モグラくんたちがやってきて助けてくれました。

 

自分の好き放題にしていたレモン大公とトマト騎士が、初めて他者の心を想像し、

改心したときのこと。

「でも、どうやったら仲直りをして仲良くなれるかなぁ」と

悩んでいたら、たくさんの子どもたちがその答えを自分の言葉で伝えてくれました。

「チポリーノはお野菜が好きだから、お野菜の種をあげたらいいよ」と年長の男の子。

仲良しのしるしとして種をもらったチポリーノたちは、みんなで歌を歌って踊りました。

生活発表会では、幕の後ろでも、いろいろなドラマが繰り広げられています。

出るタイミングを見計らうマスチーノ。

チポリーノ役をノリノリで待つ子たち。

影絵チーム、素敵な影絵をありがとう!

もぐらくんがトンネルをくぐるのを支えてくれる男の子。

劇遊びが始まった最初から、ずっとお母さんと2人で幕役を担ってくれた年長さん。

「大丈夫だよ、いっておいで」

ドキドキしている子の背中を押してくれる幕の後ろのお母さんたち。

いろいろな役割をひとりひとりが担い、子どもたちとお母さんお父さんが

一緒になって作った生活発表会。

 

最後に、あるお母さんの言葉を紹介します。

“子どもの夢に大人が本気でのったらどうなるのか。

こ芸魂をみた。

大人主体では子どもはのらない。

子ども主体だと、いいものができる。”

 

今日は観にきてくださったご家族の皆さん、卒業生の皆さん、

本当にありがとうございました。

(村井)

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