- 2026年5月14日
- ニュース
卒業生・上村裕香さんのご著書3冊が『CINRA Inspiring Awards Edition 2026 朝井リョウ賞』を受賞しました!
こんにちは、文芸表現学科です!
文芸表現学科・卒業生の上村裕香さんのご著書『救われてんじゃねえよ』『ほくほくおいも党』『ぼくには笑いがわからない』の3作品がCINRA Inspiring Awards Edition 2026 朝井リョウ賞を受賞しました🎉
https://www.cinra.net/article/202603-whn-cinrainspiringawardswinner_edteam
『すくわれてんじゃねえよ』新潮社
『ほくほくおいも党』小学館

『ぼくには笑いがわからない』KADOKAWA
〈CINRA Inspiring Awardsとは〉
ウェブメディア「CINRA」が主催するアワードで、次世代の表現者が新たな一歩を踏み出すきっかけをつくり、業界全体の活性化につなげることを目指しています。
既存の形式にとらわれず、社会的課題や未来の生き方を考えさせるカルチャーやアート作品に焦点を当てることを特徴としています。(公式サイトより引用)
受賞された上村さんからコメントをいただきましたのでご紹介します。
2025年は3作の小説を刊行することができました。大学2年後期ゼミで書いた作品が表題作であるデビュー作『救われてんじゃねえよ』(新潮社)、大学の卒業制作をもとに加筆し刊行に至った『ほくほくおいも党』(小学館)、京都の大学生活を描いた『ぼくには笑いがわからない』(KADOKAWA)。その3作について、憧れの作家である朝井リョウさんに評価していただけたことは、本当に……望外の喜びです。ありがとうございます。
わたしが初めて小説の新人賞に応募したのは高校最後の春休み、2020年3月のことでした。朝井さんに憧れていたわたしは「この人、朝井リョウ好きなんだろうな〜」って小説を書いて、朝井さんの出身である「小説すばる新人賞」に送りました。一次で落ちました。そりゃそうだ。
当時の作品に一番近いのは『ぼくには笑いがわからない』でしょうか。初応募作も漫才師の話でしたから。大学1年の春、山田先生にコテンパンに言われたのはいい思い出です!笑 よく成長したものだ、と我ながら感心します。「きみはあんまり期待してないかもしれないけど、大学って人生が180度変わる場所だよ」って、高校時代の自分に言ってあげたいな。憧れは捨てないまんま、自分の武器を手に入れて、新しいエンジンを積んで、地図のない道でも走れるようになった。そんなイメージです。
となると、次の目標は集英社から本を出すことでしょうか。6年越しのリベンジ……! 集英社の文芸編集者さん、ご連絡をお待ちしてまーす!
上村さんと審査員を務められた朝井リョウさんの対談のポッドキャストが公開されています!
こちらもぜひチェックを!
また、上村さんの担当であった山田 隆道先生よりコメントが届きましたのでご紹介します。
今回の「朝井リョウ賞」は、上村さんが刊行した3作の小説すべてに贈られたことに意味があります。上村小説そのものが評価されたのです。 この3作は、それぞれまるで異なる手触りです。しかし、その奥にはすべてを貫く強固な背骨が通っています。そこに上村さんの「作家強度」があります。上村さんはセンスだけで書いている人ではありません。書くという行為を疑い、人間や社会も疑い、自分すらも疑い、それらを分解し、組み立て直すことを怠らない。だから文章表現にも構造にも意識的な工夫があります。理論的、技巧的でもあります。くわえて、世界をあまり信用していない視線、物事をすぐにわかった気にならない性分も備えています。これは能力ではなく、姿勢の問題です。この姿勢を自覚的にとってきたことで、「うまさ」と「かしこさ」だけでなく「おもしろさ」も育んできました。あらゆる能力が多角的に拮抗しているからこそ、作品は多様でありながらも崩れないのです。 上村さんが書く小説は、たとえば誰かが救われているように見せかけて、その実、救われたふりをしている世界の嘘をそっと差し出してきたりもする。ややこしい。だけど、そのややこしさに踏み込んだとき、上村作品はさらに深く、抗いがたく魅力的なものになる。昔は厄介な教え子でしたが、いつのまにか厄介な作家になりました。
山田隆道(文芸表現学科教授)
上村さんのご著書3作品はいずれも文芸表現学科の学生が利用できる「ゼミ室」に配架しています。
本学科の学生のみなさんは、ぜひ手に取ってご覧ください。
(スタッフ:奥谷)
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