- 2026年8月31日
- ニュース
【学科の日常】2Q授業「文芸表現応用1」ゲスト回レポート🎤
こんにちは、文芸表現学科です!
8月も最終日となりましたが、まだまだ暑い日が続いていますね🌞
今日は、第2クオーター(2Q)に開講された科目「文芸表現応用1」の様子をご紹介します!
「文芸表現応用1」は、文芸表現における多様な知識・技能や思考を活用し、文芸に関連する社会的なテーマや課題に対する調査力、批評的・共感的な考察力を修得するための授業です(2年次に履修します!)。
社会や世界へ漕ぎ出し、「他者」と出会いながら言葉を紡ぐために、本授業では第一線でご活躍されているライター・ジャーナリスト、出版編集者、書店員の方をゲストにお迎えし、レクチャー会を中心に授業を展開しています。
今回のブログでは、ゲストをお招きした回について、受講生から届いたレポートをご紹介いたします🎤✨
*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*
◆ゲスト:オ・ダイン(OH DA IN)さん
「私が書きたい・聞きたいことより、相手が話したいことを聞く」
韓国出身のジャーナリスト オ・ダインさん。
講義では、ご自身が記者になるまでの過程を振り返りながら、現在取り組まれている活動やその背景にある想いについてお話いただきました。
オさんは、日本を訪れてジャーナリズムのワークショップに参加した際に、初めて被爆者の存在を知り、大きなショックを受けたそうです。
そのイベントの一環で中国新聞社を見学された際、当時の中国新聞社の社員たちが「広島を復興させるためには自分たちのペンの力が必要だ」「記事を書き、その時の記録を残すことが自分たちの責任だ」と信じて行動したエピソードに、強いインスピレーションを受けたといいます。現在は「外国人被爆者」への取材を行うプロジェクトに取り組まれています。
「相手と信頼関係を構築することが大切。自分が記者だからといって、なんでも聞いていいわけではない」
「自分が書きたいこと・聞きたいことより、相手が話したいことに耳を傾ける」
インタビューイーの方々は、これまでに何度も同じ体験を語ってこられたかもしれません。
取材者はただ情報を得ることを優先するのではなく、相手の人生や想いを尊重する姿勢が求められます。
今回の講義はジャーナリズムについて考えるだけでなく、人と出会い、向き合うことについて深く考える貴重な機会となりました。
◆ゲスト:高松夕佳さん
本を作ることは人を理解すること
一人出版社「夕書房」を立ち上げた編集者の高松夕佳さんをお迎えし、本づくりの現場についてお話を伺いました。
前半の講義では、これまで刊行してきた本を一冊ずつ紹介しながら、著者とのやり取りやこだわりなど、普段知ることのできない編集の裏側や、編集者としての心の在り方を教えてくださいました。
印象的だったのは、「編集者の役割は、著者の最大の理解者になること」という言葉です。編集者は文章を整えるだけではなく、著者が本当に伝えたいことは何かを考え続け、その思いが読者に届く形を一緒に探していく存在なのだと知りました。
著者の声を残していく
高松さんは、「切実な声を持っていて、でも小さくてかき消されてしまう人の声を残したい」と話されていました。東日本大震災で、実態を自分は何もしらなかったことにショックを受けたことがきっかけで、出版社を立ち上げようと決心したのだそうです。いくつかこの出版社から出ている本について調べていましたが、一冊一冊にストーリーと、著者の思いを伝えるための工夫をお話してくださり、本は単に情報をまとめたものではなく、人ひとりの重いを未来へ残すメディアなのだと改めて実感しました。編集者という仕事の奥深さだけではなく、人を理解することの難しさと面白さも学べる機会になりました。
(2年生 S,M)
◆ゲスト:福嶋聡さん
ジュンク堂書店員の福嶋聡さんにお話を伺いました。

書店員として「本屋がヘイト本をどう扱うか」と言う議題に対して考えてきた福嶋さん。本屋は昔どうだったのか、書店員としてどのように本と向き合うべきなのかを聞き、本に向き合う姿勢を学びました。
インタビューの後半では、ヘイト本とアンチヘイト本の売り上げ冊数の状況や、SNSの発達によるヘイト本への影響などを語ってくださり、まだまだ知らない世界があることを知りました。
書店員として本にどう向き合うべきなのかと言う話から、本を扱う人の責任を学ぶことができる貴重な経験でした。
(2年生 A,T)
*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*
「知」を紡ぎ出し、編集し、届ける
第一線で活躍される3名のゲストの方々との対話をきっかけに、文芸表現と社会とのつながりについて改めて思いを巡らせる機会となったのではないでしょうか。
続く第3クオーター(3Q)では、「文芸表現応用2」(2年次履修)がスタートします!
(社会や他者と向き合う中で、学びがさらに深化し、広がっていくのが楽しみですね)
今後もX(旧twitter)にて授業の様子を随時紹介していきますので、ぜひフォローして投稿をお楽しみください。
\9月26日(土)/
体験授業型オープンキャンパス開催!
ぜひ、文芸表現学科の雰囲気を体験しにいらしてください!
詳細・お申込みはこちら!
文芸表現学科では、【入試直前対策講座】として、読ませるエッセーを書くための考え方についてレクチャーを行います。
受験生の方はもちろん、1年生・2年生の方も、ご参加お待ちしております!
\学科長・山田隆道先生が解説!/
『文芸表現学科 クリエイティブ・ライティングコース』
2026年度コース紹介動画





