こども芸術学科

高島屋京都店で卒業生学芸員がギャラリートーク!

素晴らしいお天気に恵まれ、今日は自転車で展覧会に行ってきました。

目的地は、四条河原町にある高島屋京都店にある「武井武雄の世界」展です。

自転車置き場の近く、高瀬川の緑がキレイ

自転車置き場の近く、高瀬川の緑がキレイ

長野県岡谷市にあるイルフ童画館。そこに学芸員として勤めているのが、度々ブログで紹介している、こども芸術学科1期卒業生の齋藤正惠さんです!

 

イルフ童画館で現在開催中の酒井駒子展会場前にて、齋藤正恵さん。

イルフ童画館で現在開催中の「酒井駒子絵本原画展 ひみつのじかん」会場前にて、齋藤正恵さん。

展覧会初日に合わせて齋藤さんがギャラリートークをするということもあって、Bzemi3・4年次学生を連れての学外演習です。

 

武井武雄さんは大正から昭和にかけて活躍された方で、子どもの雑誌にイラストを掲載したり、イルフトイスという創作おもちゃを作ったり、銅版画や木版画の制作、刊本作品など、多くの仕事をされた方です。今年の6月に生誕120周年をむかえるそうです。

今回はイルフ童画館が収蔵する武井武雄作品の中から約400点が展示されていて見応え十分です。

 

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齋藤さんのギャラリートークは、満員御礼!作品が見えないほどの人だかりでした。

トークでは、イルフは武井武雄が命名した名前であり、古いを反対から読んだもので、意味も古いではなく新しい、としたこと。童謡や童話といった言葉はあるが、子どものための絵について、「童画」という言葉はまだなく、武井武雄が最初に使い始めたことなど、齋藤さんが展示会場を回りながら分かりやすく解説してくれました。

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ギャラリートークも終わってホッとする齋藤さんをつかまえ、即、学生質問コーナーに(笑)

武井武雄は版画の技術や本の装丁などにもかなりのこだわりを持って制作された方ですが、学生からの技術的な質問にも的確に応じていて感心しました。

聞いてみると、就職してから地元岡谷市の版画を勉強する会に飛び込んで、齋藤さん自らも制作しながら学んだそうです。大学を出てからが本当の勉強なのかも知れませんね。

 

学生からは、どうやって学芸員になったかという質問も。先輩の活躍に、ドキドキな1日だったのではないでしょうか。齋藤さん、一日お疲れさまでした。どうもありがとうございました!

1期卒業生で学芸員の先輩、齋藤さんを囲んで記念写真

1期卒業生で学芸員の先輩、齋藤さんを囲んで記念写真

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武井武雄の世界で撮影コーナーも。お茶目な学生たち笑

東京、横浜を巡回してきたこの展覧会は京都でまだ始まったばかり。

イルフ童画館でも1度にこれだけの量は見られません。

5月19日までやっていますのでお見逃しなく!

 

この人を知らなきゃ、日本の「こども芸術」は語れないと言いたいくらいです!!

イルフの名の通り、まったく古さを感じさせない武井武雄の作品群。

 

ぜひぜひ、高島屋京都店7階グランドホールまでお出かけ下さい!

 

(森本玄:教員/絵画)

 

※長野県岡谷市にあるイルフ童画館では、

「酒井駒子絵本原画展 ひみつのじかん」を開催中です。

齋藤さんが企画した展覧会です。こども芸術学科の学生が

 

尊敬する作家のお一人です。

6月16日までやっています。

「武井武雄×作家たち」展も同時開催中。

詳しくはイルフ童画館のHPをご覧下さい。

http://www.ilf.jp/exhibition/archives/000337.html

 

 

 

 

 

 

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