- 2014年9月5日
- 日常風景
舞台衣裳家の堂本教子さんの夏期集中授業が終わりました!
こんにちは、
先月、舞台衣裳家の堂本教子さんの夏期集中授業が終わりました!
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とても刺激的な授業で、あっという間の6日間でした!!
授業の期間は8月18日~20日と28日~30日までで、
またその間の21日~27日は、堂本さんの舞台衣裳展を楽心荘というところで行っており、
それと連動して課題を進めていました。
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まず、前半の課題は、舞踏家の土方巽さん作のテキスト、「病める舞姫」から、
マテリアルを作る、というものでした。
50センチ×50センチの布上に、自分がテキストから感じた印象などを、さまざまな素材を使って、
布の表情を作りました。
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2日目には、舞踏家の向雲太郎さんがいらっしゃって、舞台芸術学科の三回生の2人が「病める舞姫」を朗読する中、パフォーマンスしてくださりました。
それを見た印象も大切にしつつ、さらにマテリアルを詰めていきました。
3日目は、その一人一人作ったマテリアルを並べて、なんと!一着の着物にしました!!
一つのテキストから、様々な形のマテリアルが出来上がっていて、とても面白かったです。人それぞれ、読み方や感じ方は違うのだなぁと、しみじみ。

こうなって
そして、その一着の着物は、24日堂本さんの衣裳展にて、
授業で来てくださった向雲太郎さんが着て、音楽とのデモンストレーションが行われました。
自分たちの作った一つ一つのパーツが着物の形となって、
衣裳として人に着られて舞台にある様は、感動しました!とっても贅沢!
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後半はそれらを踏まえて、「病める舞姫」から気になったキーワードを3つ選び出し、
衣裳デザインとともに、どういった空間でどんな演出の公演が可能だろうか?
ということを考えながら、各自それぞれ形にしていきました。
そして、最後にはプレゼン!
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これもまた、様々な「病める舞姫」の公演案が出ていました。
前半にやったマテリアルとは、また違って、
舞台空間や、どんな人に衣裳を着てもらうのか、ということまで考え、作っていったので、
より各自の感じ取った「病める舞姫」の世界観を深めていくことが出来ました!
そのためか、プレゼンはどれも見応えのある作品でした!
始めは「舞踏」を知らない受講生たちも多かったのですが、この授業を通して、
舞踏について知り、触れ合える機会になりました。
とても刺激的で有意義な授業でした!
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堂本教子さん、向雲太郎さん、そして「病める舞姫」を朗読してくださった三回生のお二人、
ありがとうございました!!