舞台芸術学科

舞台衣裳家の堂本教子さんの夏期集中授業が終わりました!

こんにちは、
先月、舞台衣裳家の堂本教子さんの夏期集中授業が終わりました!

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とても刺激的な授業で、あっという間の6日間でした!!

授業の期間は8月18日~20日と28日~30日までで、

またその間の21日~27日は、堂本さんの舞台衣裳展を楽心荘というところで行っており、

それと連動して課題を進めていました。

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まず、前半の課題は、舞踏家の土方巽さん作のテキスト、「病める舞姫」から、

マテリアルを作る、というものでした。
50センチ×50センチの布上に、自分がテキストから感じた印象などを、さまざまな素材を使って、

布の表情を作りました。

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2日目には、舞踏家の向雲太郎さんがいらっしゃって、舞台芸術学科の三回生の2人が「病める舞姫」を朗読する中、パフォーマンスしてくださりました。

 

左の水色のシャツが舞踏家の向雲太郎さん 右の眼鏡を掛けているのが堂本先生です。

左の水色のシャツが舞踏家の向雲太郎さん
右の眼鏡を掛けているのが堂本先生です。

それを見た印象も大切にしつつ、さらにマテリアルを詰めていきました。

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マテリアルたち→

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3日目は、その一人一人作ったマテリアルを並べて、なんと!一着の着物にしました!!
一つのテキストから、様々な形のマテリアルが出来上がっていて、とても面白かったです。人それぞれ、読み方や感じ方は違うのだなぁと、しみじみ。

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これが

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こうなって

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こうなって

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こうなる

そして、その一着の着物は、24日堂本さんの衣裳展にて、

授業で来てくださった向雲太郎さんが着て、音楽とのデモンストレーションが行われました。

自分たちの作った一つ一つのパーツが着物の形となって、

衣裳として人に着られて舞台にある様は、感動しました!とっても贅沢!

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後半はそれらを踏まえて、「病める舞姫」から気になったキーワードを3つ選び出し、

衣裳デザインとともに、どういった空間でどんな演出の公演が可能だろうか?

ということを考えながら、各自それぞれ形にしていきました。

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考えて

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作って

そして、最後にはプレゼン!

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これもまた、様々な「病める舞姫」の公演案が出ていました。
前半にやったマテリアルとは、また違って、

舞台空間や、どんな人に衣裳を着てもらうのか、ということまで考え、作っていったので、

より各自の感じ取った「病める舞姫」の世界観を深めていくことが出来ました!

そのためか、プレゼンはどれも見応えのある作品でした!

プレゼン

プレゼン

プレゼン

プレゼン

 

始めは「舞踏」を知らない受講生たちも多かったのですが、この授業を通して、

舞踏について知り、触れ合える機会になりました。
とても刺激的で有意義な授業でした!

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堂本教子さん、向雲太郎さん、そして「病める舞姫」を朗読してくださった三回生のお二人、

ありがとうございました!!

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