こども芸術学科

たんぽぽプロジェクト!|こどもと自然から学ぶ

はじめまして! 今年から、こども芸術学科の芸術分類の教員として入りました、美術家の村山修二郎です。よろしくお願いします。神奈川県川崎市から3月に京都に引っ越してきました。植物を介した作品制作、社会地域活動、芸術教育とワークショップなどで展開しています。

今回のお知らせは、5月に秋田県大館市の長木小学校2年生を対象にした、自然を介したワークショップの様子を紹介します。
題して「大館えぞたんぽぽプロジェクト」
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里山に近く自然豊かな場所にある、長木小学校と共同で行っているえぞたんぽぽプロジェクト。東北から北海道にわずかに自生している希少な日本原種のえぞたんぽぽを探し、種から育て増やして行き、アートな群生地をつくろうと取り組んでいます。地元の方々とたんぽぽを介して、自然や地域に元来ある付加価値の気づきと可能性を共有し、ワークショップや活動の中から皆で学ぶことを目的としています。
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2009年からはじまった、たんぽぽプロジェクト。校内には、たんぽぽ畑が幾つかあり、たんぽぽの活動はすでに小学校のものとして根付いています。さて、いくつたんぽぽがあるかな?

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えぞたんぽぽが元気に花を咲かせています。しかし、隣にあるのはもしかして・・、西洋たんぽぽではないか! こども達もすでに、外来種の西洋たんぽぽとえぞたんぽぽの違いを学んでいるので、西洋あったよーと教えてくれました。

このままにしておくと、日本原種と西洋が結婚して雑種が出来てしまうので、西洋さんには申し訳ないのですが、すべて抜きました。でも安心してください、廃棄するのではなく、根を日干しにして乾燥させ、タンポポコーヒーにしました。漢方として効能もあり、ノンカフェインなので、妊婦さんが飲まれることで知られています。(乾燥したら、根を細かく切って、鍋などで煎り、水を加え煮出して完成です。市販のものより美味しいですよ。)

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これは、鉢にてたんぽぽを育てているところです。4syoP1270816

さて「鉢」と言えば、こども芸術学科の6月14日の一日体験入学の授業は、私が担当します! 空の鉢に自由に絵を描き、紙や布を貼ったり、枝や葉、板なども付けて、世界で一つだけのオリジナルの鉢植えを未来を創造し制作してもらいます。絵が好きな人、つくることが好きな人、花などの自然が好きな人、とても楽しい制作になるので、是非たくさんご参加ください。
(村山修二郎:教員)

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6/14(日)と7/12(日)は体験授業型オープンキャンパスです!
こども芸術学科の6月の授業は、「植木鉢に未来を描き育てる」、7月は「絵本のちから、読み手のちから」です!
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それぞれの日の午前と午後の2回、同じ内容で開催します。他学科・コースに興味がある人も安心して受講して下さい。
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「こ学ってどんな学科なの?」「制作も出来るの?」「わたし子ども好きなんですが。」「まだ志望コースが定まりません..」など、経験がなくても大丈夫です。夏期コミュニケーション入学の対策にもおすすめです。
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ぜひ、お申込の上、お越しください!
未来のこども芸術を一緒に考える皆さんに
お会いできるのを楽しみにしています。
詳しくはこちらから↓
https://www.kyoto-art.ac.jp/opencampus/oc06-14_07-12/

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