- 2016年10月18日
- イベント
みんなでつないで輪っかであそぼう
秋晴れの土曜日(10月15日)に今年度、第3回目の土曜講座を行いました。
土曜講座は一般親子を対象に行っていますが、実施はこども芸術学科の学生有志10名程のメンバーで運営しています。(情報デザイン学科の学生2名も手伝ってくれています。今回はこども芸術学科の運動会と重なり、運動会のお手伝いに行っている学生もいます。こども芸術学科の学生は大忙しです。)土曜講座は今年で講座を開講してから丸2年になりました。段々と認知していただいて、今回は募集締め切日を迎える前に定員に達しました。キャンセル待ちの方も居られるという嬉しい状況になりました。結局キャンセルが無くてお断りした方、本当にごめんなさい。次回12月は早い目にお申し込みください。
土曜講座は幼稚園や保育園、もちろんお家ではできない芸術大学ならではのダイナミックなワークショップを行っています。学生たちが本当に子どもたちに優しく向き合ってくれて、子どもたちが次を楽しみにしているという声をお母さん方からお聞きしています。毎回楽しみにしてくれている親子が増えてきました。参加してくださった方、興味を持っていただいている方、本当にありがとうございます。
今年度第3回目は【みんなでつないで輪っかであそぼう】です。このプログラムはこども芸術大学の創作の時間で環境デザイン学科の小野暁彦先生の時間に行ったものを学生たちと相談してアレンジして行っています。子どもたちが夢中になる輪つなぎです。どうして子どもは、こんなに輪つなぎが好きなのでしょうか。それはこのワークショップ中にも見られる遊びの展開がその答えのような気がします。
今回は2回生のなっちゃん(小原奈津さん)とさじちゃん(佐治未歩さん)の二人が午前中の活動を進めてくれました。
始めにさじちゃんが紙芝居「あわあわおふろ」をしてくれました。この絵本、今回のためにオリジナルで夏休みに頑張って作ってくれた書き下しなのです。これが今回のワークショップの導入になります。
さじちゃんの優しい読み方と次々と展開する「あわあわで何ができるかな?」という問いかけに、子どもたちはあわあわでできるイメージが膨らんでいるようです。
次はなっちゃんから今日のメイン活動【みんなでつないで輪っかであそぼう】の説明です。
「今日は何をするか知ってる?」あちこちから「はーい。輪っかをつくるー」と返ってきました。
みんな何をするか楽しみにして来てくれているようです。
注意事項の後は、さあ!お待ちかね。早速はじめましょう。
受付のときの名前の色で4つのグループに分かれるようにしてありました。
青グループの担当は2回生のえびちゃんこと戎里央さんです。
今日はじめて出会うお友だち同士です。
一人ずつ自己紹介をしてからはじめました。みんな、しっかり自分の名前を言えました。
ピンクグループは2回生のハイジこと楊りのさんです。長い紙をくるっと巻いて、テープで止めまーす。
赤グループ担当は3回生のかなもんこと北岸夏波さんです。2回生にアドバイスをしてくれる頼りになる3回生です。
黄色グループは情報デザイン学科のまなみんこと鈴木茉弓さんです。今回初参加です。
輪っかけんけんぱーがはじまりました。
会場は所狭しと輪っかで埋まりそうです。子どもそれぞれに紙を繋いで大きな輪、腕に入るぐらいの小さな輪。長く繋いで小さな輪っかを運ぶ子。帽子になったり、チョウチョになったり、首飾りになったり、カバンになったり、天使の羽根になっあり、電車になったり…輪っかは子どもたちの手に掛かるといろいろに変身してくれますね。
こっちは電車かな?
黙々と制作中。
クローバーの葉っぱだそうです。
大きな輪っかの中に小さな輪っかを入れるこだわりです。
くまさんです。
帽子ができました。
長ーく、つないで何ができるんでしょう。大人はすぐに何をつくっているのって聞くんだから、といわれそうですね。
つないでいることだけが楽しいんだもんね。でも、真剣です。
お母さんとなっちゃんとで電車ごっこ。
首飾りです。大きいですね。
輪っかの間を跳ぶのって、楽しーい 。
お花ができました。
何が見えるかな?
女の子はチョウチョの羽根を付けておすましです。
電車に天使が乗ってます。
子どもたちは、いろんな輪っか遊びを展開してくれます。自分たちでどんどんイメージを膨らまして形にしていく姿は見ていて羨ましい限りです。子どものやりたい気持ちを側にいるお母さんたちのサポートが重要なのだということもよく見えるワークショップでした。
つなぎ合わせたたくさんの輪っかを平面から立体に起こしていきます。
平面がいきなり立体になると子どもたちの動きも変わります。
子どもたちがお昼に行った後、学生たちと子どもたちが作ったあわあわを天井から吊り下げました。
子どもたちの作る勢いが凄いので、午後からの予定が午前中に終わってしまいました。
さて、午後からどうしようか、と学生たちとお昼休みに知恵を出し合いました。
そして、教室を見渡し、吊り下げられた状態が輪っかの森のようだということになり、「あわあわの森を探検しよう」というストーリあるプログラムに急遽決定しました。
森のナビゲーターは、さじちゃんにお願いしました。
「あわあわの森には何がいるかな?みんなで探検しましょうと思うの。」「あそこにお花があるよ」
さあ!出発しまーす!
チョウチョがいるよ。
次は何がいるかな?
お母さんたちの振り返りもあわあわの中で行いました。
お母さんたちが振り返りをしている間に子どもたちは森の材料で楽器づくりをしました。
午後からの進行役はハイジです。絵本「森のピアノ」の読み聞かせです。
あわあわの森の中は何だか落ち着くようです。ハイジの絵本に集中しています。
絵ほんの読み聞かせの後は、紙皿や紙コップの中にどんぐりや葉っぱを入れて楽器作りです。
出来上がった楽器で「どんぐりころころ」の演奏をします。
お母さんたちの前で発表するために練習中です。
お母さんたちに発表です。あわあわの森の音楽会です。
今日始めて出会ったお友だち同士とは思えないほど息が合ってます。
楽しい時間はあっという間でした。今日はお疲れさまでした。
季節の変わり目です。みんな元気でまた次回12月に会えるとうれしいな。
学生メンバーも楽しみにしています。
今回のワークショップに使用しました紙は京都府印刷工業組合様よりご提供いただきました。
いつもこども芸術学科の教育にご理解、ご協力いただき感謝申し上げます。
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【みんなでつないで輪っかであそぼう】
主催: アート&チャイルドセンター 梅田美代子
紙の提供: 京都府印刷工業組合
運営メンバー:こども芸術学科有志学生+情報デザイン学科有志学生
小原奈津/楊りの/北岸夏波/鈴木茉弓/佐治未歩/戎里央/池川明日香
メイン進行: 小原奈津/佐治未歩 午後からの進行:楊りの お母さん方との振り返り:梅田/小原/佐治
写真記録: 池川明日香
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