- 2017年6月5日
- ニュース
【油画】祝・『はたちのりんかく』優秀賞受賞!
こんにちは、美術工芸学科・油画コースです。
こちら京都は、カラリとした爽やかな日が続いています。梅雨の前に嬉しい気候ですね。
そんな気持ちの良い陽気の中、今日は油画コースに届いたとっておきのニュースをご紹介です。
そのニュースとは…
…中札内美術村企画公募展「はたちのりんかく」にて、油画コース2年生の長島伊織くんが見事!
2017年度優秀賞を受賞したのです!
パチパチパチパチー!!
長島くんが受賞した「はたちのりんかく」公募展について、詳しくはこちらから。
http://www.rokkatei.co.jp/hatachinorinkaku/index2.html
…お菓子で有名な、あの六花亭が運営する『中札内美術村』が主催している公募展なのですね。
今年で6回目をむかえる同賞は、応募総数144点を数え、世田谷美術館の酒井忠康館長と平塚市美術館の土方明司館長代理による審査の下選ばれました。
そんな気になる受賞作品はこちら。

title:「自我像」
・受賞者コメント・
今回、『二十歳の輪郭』公募展での優秀賞受賞はとても嬉しいことでしたが、それ以上に驚きがありました。
大学に入り、初めて油画に触れ、1年間がむしゃらに描きました。
2年生に上がる節目、力試しで初めて公募展に出品してみたのですが、まさか自分が賞を頂けるとは思ってもいなかったので、受賞を知った時は手が震えてしまいました。
そして、こうして結果が形で見えてくると『頑張ってよかった』と思うと同時に、『これからも更に精進していかなければならない』という気持ちが湧いてきます。
これだけで終わらないよう、もっと描こうと強く決心する良い機会となりました。
これから、もっと頑張ります!
美術工芸学科 油画コース:2年次生
長島 伊織
…今回の長島くんの受賞を受け、日々ご指導下さる先生方よりメッセージを寄せて頂きました。
・教員コメント・
丁寧な具象表現を目指す長島君からすると、受賞に与った今回の自画像では、おそらく本人は、上手く描けてない、と思っているかもしれません。血の通う人間を描くという意味では確かにもう少し技術も必要かと思います。
しかし、これが現代なのかもしれません。今を切り取るという視点で見ると見事に「2017年、日本に棲息する若者」の裸体を表現しています。
奥田 輝芳
美術工芸学科 教授(2016年度 油画コース1年次担任)
授業時間外や課題の他に教室に残り、ひたむきに画面に向き合う姿をよく目にします。絵を描くことは自分と対話すること。特に自画像となればなおさら。真摯に格闘し続けた一つの結果が評価されたのだと思います。自分で思っているよりも他者の方が作品について、また取り組みについてよくわかっているもの。受賞作に限らず描いたものたちをこれからも大切にして下さい。おめでとう。
神谷 徹
美術工芸学科 准教授(2017年度 油画コース2年次担任)
……
放課後のアトリエを覗くと、一心にキャンバスに向かう学生さんの姿をよく目にします。
長島くんもその一人。今回の受賞は、自身が積み重ねているものが何かを実感させてくれたのではないでしょうか。
現状に満足せず、日々精進を重ねる学生さんの姿は、とてもとても頼もしいです。
今後の活躍への期待と、心からのおめでとうを◎
うれしいニュース、また楽しみにお待ちしています。
副手:渡邉 星子