- 2018年7月30日
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【授業紹介】書籍のカバーをデザインしよう
こんにちは、情報デザイン研究室です。
今回はイラストレーションコース2年生の「デザイン演習」の授業風景をお届けしたいと思います。記事後半では、学生2名のインタビューを掲載しています!
「書籍のカバーをデザインする」をテーマに、自分で選んだ文学作品を単行本にする設定で実際に書籍のカバーデザインに取り組みました。
先日行われた講評会では、様々なデザインのカバーが出揃いました。
本を何度も読み直し、どんなイラストレーションを描くか、どんなデザインにするかを考え、ディスカッションし、試行錯誤を経て完成に至りました。
完成したカバーデザインは、ほんとに本屋さんで売っていそうなほど完成度が高く、美しいデザインに仕上がっていました。
みなさん、思い思いのカバーがデザインできたのではないでしょうか。
~ 学生インタビュー ~
課題に取り組んでみての感想を2名の学生に聞いてみました。
濱元美佳さん 出身高校:兵庫県立神戸商業高等学校
【コメント】
今回ブックカバーデザインを初めて制作して、内容を知らない人にどこまでの情報を表紙で伝えていいのか、伝わりやすすぎず、伝わりにくすぎず、魅力的に伝えるのがとても難しい課題でした。
毎週のブラッシュアップで、1つ大きさや配置を変えるだけでも印象がガラッと変わることを何回も作り直し学びました。デジタルで制作するときは、ずっと画面上で見るのではなく、何回も出力して実際に本にカバーをかけてみることを、これから作品を作っていく上で意識したいと思います。
石田花鈴さん 出身高校:京都精華学園高等学校
【コメント】
小さい頃から本が大好きで、ブックカバーを作るという今回の課題にはいつも以上にわくわくしながら取り組むことができました。どうすれば、まだ読んだことのない人たちへ本の内容に興味を持ってもらえるデザインにできるのか、グループで意見を交換したり何度も本を読み返したりしてイメージを膨らませていきました。合評の時に先生や友達から「思わず手に取ってみたくなる」「ジャケ買いしたくなる!」といったコメントをもらえたことが何よりも嬉しかったです。
書籍のカバーは、イラストレーションやそのデザインによって、思わず手に取って見たくなったり、読んでみたくなるものですよね。
同じ書籍でも、カバーのイメージによって印象が変わって見えます。
今回の課題では、原稿を読み文章をグラフィックに落とし込むため「読解力」も必要だったのではないでしょうか。普段何気なくみている書籍のカバーには、本の魅力がぎゅっと凝縮されているのかもしれませんね。
授業担当:根之木正明先生
スタッフ ミズタ
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