- 2018年9月19日
- ニュース
【情デの大瓜生山祭2018】出展している先輩の話を聞いてみました!
みなさん、こんにちは。
今回も引き続き担当させていただくのは、ビジュアルコミュニケーションデザインコース2
年の鬼川です。
9月15日(土)と 9月16日(日)に行われた【学生作品展(3年生展)】に出展していた各
領域3回生の先輩方に取材をして、展示に対する生の声をたくさん集めてきました。
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【A領域】
山上 裕輝さん(大阪市立咲くやこの花高等学校 出身)
- Q1.今回の展示の見所は?
今回の展示のコンセプトは「TURN」です。
この「TURN」には2つの意味があり、個人が将来を見据えて過去の経験を振り返り、デザ
インし発信すること。また、平成最後の年に学生という立場から次は自分たちのターンが
回ってくるという意味を込めてあります。
「堂々とかっこよくする」ということはずっと話の中にあって、作品だけではなく、展示空
間全体が見所です。
Q2. 作品に対する思い
A領域からは5つの制作課題を展示していて、コンセプトや展示にも出ていたように、常に
かっこいいものを作ることを意識しています。かっこいいっていうのは、仮面ライダーと
か、男の子が好きなかっこいいものではなくて、もっと正々堂々としたイメージのかっこい
いですを意識しています。
Q3. あなたにとってA領域とは?
今年の3回生はA領域を選択した人が多くて、この領域はいろんなことができるから集まっ
たんだと思います。
1〜2回生の時よりも、作品を根本から考えてつくることが多くなりました。例えば今回展
示している作品だと、写真だけでメッセージを伝える表現の課題や、新しい本の装丁の形を
考える「デザイン」より「アート」に寄った作品を作ったり、ワークショップを考える課題
などの客観性を伴った作品など、作るものの範囲が広いなと思います。
今回の展示も先生が見守ってくれて、学生たちがしたいことをさせてくれる、自由度の高い
領域だと思います。
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【B領域】
今井 光さん(愛知県立碧南高等学校 出身)
Q1. 今回の展示の見所は?
物が少ない展示になっています。アプリデザインの基本であるUIやUXは紙からでは伝わら
ない楽しさがあると思います。そこから体験ができたり、アーカイブも観られるようになっ
ています。
Q2. 作品に対する思い
どうしても自分の好きなデザインをしがちだけど、作品を見る人とは好みが合うとは限らな
いし、その人は自分とは全然違う人です。そういう人にも受け入れられるデザインにという
部分は意識しています。まだまだ至らない部分も多いので、もっと成長していかないという
気持ちで制作しています。
Q3. あなたにとってB領域とは?
B領域のエンターテイメントはARだったり、技術的なのが特徴です。学びたいことが別の領
域だったとしても自分なりに勉強できるし、この領域は自分で成長できる分野だと思ってい
ます。
知識だったり機械のことなど自分ではわからないところを学びたいと思ったら、先生がサ
ポートしてくれるところがいいですね。
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【C領域】
小山 真央さん(島根県立出雲高等学校 出身)
Q1. 今回の展示の見所は?
500円物産がテーマの「紡ぐ展」と、自分たちでラジオを作った「真夏の常夏サマー」とい
うラジオ局の展示です。
「紡ぐ展」では、それぞれが500円で買える自分の地元の物産をふたつ見つけます。前期の
半分をかけて、その物産品の歴史や背景を調べて、それを組み合わせて新しいパッケージや
その周辺のグラフィックをつくり、展示を行ないます。
物産を見つけるところからひとりで制作して、歴史や背景が見えるようなパッケージを考え
ました。
Q2. 作品に対する思い
島根県の平田地域出身で、その中にある木綿街道という場所を取り上げました。
木綿街道は元々京都や大阪に木綿を運んでいて、商人の町として江戸時代に栄えてい
ました。そこで見つけたのが生姜と砂糖だけでできたお菓子と布巾でした。
そのふたつの歴史的背景をどうしたらパケージできるか考えた時、箱を新しく作るこ
とはせずにそのまま布巾で包むと、ふたつを組み合わせることができるかな、という思いが
ありました。
Q3. あなたにとってC領域とは?
他の領域に比べて、グループワークがすごく多いと思います。さらにいろんなところに実際
に足を運んでリサーチします。ずっとパソコンの前に居たくないし、外に出て自分の力で調
べることが自分の今後やっていきたいことなので、この領域を選びました。以前は自分の
作ったものにうまく説明できなかったし、見た目がかっこいいだけみたいなことになっ
ちゃってました。この領域に入ってからは自分の作るものに対してより深く考えるようにな
りました。今は自分の作ったものに説明ができて、自分の展示に何を聞かれても答えること
ができるようにもなったのがこの領域に入って良かったところだなと思っています。
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【D領域】
山岡 奈々海さん(兵庫県立伊川谷北高等学校 出身)
Q1. 今回の展示の見所は?
去年のイラストレーションコースの展示がD領域とE領域の境目が曖昧だったので、曖昧
さをなくした展示になっていると思います。
イラストレーションコースの展示ですが、モニターが設置されていて映像が流れたり、
Webサイトがあったりと、イラスト以外の展示も豊富です。また展示内容が学生それぞれ
の個性が出ていて、それぞれが違った見せ方をしているのも魅力だと思います。
Q2. 作品に対する思い
私自身、普段からデザインを学んでいない人と、学んでいる人の両方に受け入れてもらえ
るようなデザインをつくれるように意識しています。作品をつくる時は一般の人に意見を
聞いて参考にすることもありますね。なので落ち着いた印象のイラストになることが多い
かもしれないです。
今回の制作課題は「バンドをデザインすること」。私は犬が大好きなので、犬のキャラク
ターをデザインして、犬のグッズをたくさんつくりました。自分のしたいことができた作
品になってうれしかったです。
Q3. あなたにとってD領域とは?
私は最初からD領域に進むと決めていました。D領域のイメージとしてはイラストレー
ションコースでありながらもうひとつの情報デザインコースの要素がはいっている感じで
す。なのでイラストとデザインが両方できるので、コースを横断するような勉強がした
かったらD領域に行ったほうがいいと思います。
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【E領域】
福留 聖乃さん(百合学院高等学校 出身)
Q1. 今回の展示の見所は?
5人グループでの制作が特徴です。5カ国をそれぞれのグループで選んで、「ティータイ
ム」をテーマに制作しました。
お茶をキャラクター化したり、ポストカードにしたり。華やかで楽しいコンテンツがたくさ
ん出来たと思います。今回、コースターやマグカップを課題に合わせて用意しました。コー
スターはコルクに刷って、マグカップは国ごとのイメージやモチーフを刷って、ひとりひと
りのオリジナルコップが5つ制作しました。コースターとマグカップをセットにしていて、
ティータイムに是非使ってくださいという気持ちをこめました。
Q2. 作品に対する思い
自分自身の制作では、シルクスクリーンの作品をつくりました。今回、チアダンスで使われ
る素材を集めた作品にしました。私は高校からチアダンスをしていて、今も続けているくら
いチアがすきなので「チアダンス」をテーマにしました。なのでひとつひとつをシルクスク
リーンで刷ることで、私のチアへの思いをぶつけてみました。
Q3. あなたにとってE領域とは?
E領域ではしっかりとストーリー、意味ををたせるイラストを描く制作を中心にしていま
す。私自身も物語があるような絵を描いたり、文章を自分の絵に起こして漫画化したり、文
字を絵にしたりとする事が好きなのでE領域にとても合っていると思います。なのでE領域
はただを絵を描くというだけではなく、意味を持たせるために人の感情をしっかりと考えて
作品に反映することを勉強できるので、私にとっては良い勉強だと思っています。
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展示されている作品の作者の思いを知ることによって、より展示されていた作品に深みを感
じるのではないかと思います。
取材した私自身も去年に展示を見た時よりもより想いや意味を感じながら展示を見る事がで
きました!
他にもプラスして学生作品展には、2回生の作品も少し展示されました。tsutaeのメン
バーの作品も発見!
前回紹介したカンパッジ展、情デSHOPも無事終えることができました。
沢山のお客様に来ていただき、カンパッジや情デショップで販売されている学生が作った作
品も多く手にとっていただけました。
今回の智勇館まで足を運んでいただき、ありがとうございます。
これからもTsutaeは智勇館から情報を沢山発信していきすので、よろしくお願いします!
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【Tsutae取材班】
鬼川 いおり(ビジュアルコミュニケーションデザインコース2回、大阪府立枚方高等学校 出身)
坂之上 由衣(ビジュアルコミュニケーションコース2回、兵庫県姫路市立琴丘高等学校 出身)
杉山 桃華(ビジュアルコミュニケーションデザインコース2回、滋賀県立草津高等学校 出身)
谷 琴音(ビジュアルコミュニケーションコース2回、高知県立岡豊高等学校 出身)
竹内 佐代子(ビジュアルコミュニケーションデザインコース2回、香川県立高松工芸高等学校 出身)
藤賀 日菜(ビジュアルコミュニケーションデザインコース2回、兵庫県立西脇高等学校 出身)
藤原 ゆい(ビジュアルコミュニケーションデザインコース2回、高知県立高知小津高等学校 出身)
菅沼 穂乃花(ビジュアルコミュニケーションデザインコース1回、小松市立高等学校 出身)
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