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2018年11月22日  ニュース

在学生・修了生の展覧会情報

こんにちは、大学院在学中または修了した方々が参加している3つの展覧会を紹介します。

どれも見応えのある展示ばかりですので、ぜひご高覧ください。

 

 

まずご紹介するのは現在、修士課程美術工芸領域在学中で日本画を専攻されている高畑彩佳さんの個展です。

 

2018.11.22.1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイトル: 象牙の塔 TOWER OF IVORY

会期: 20181123(金・祝) – 1130()入場無料

時間: 10:00 18:00(入館は17:30まで)

会場: 丸亀市猪熊弦一郎美術館2階造形スタジオ 

場所:〒763-0022 香川県丸亀市浜町80-1

主催: 丸亀市、丸亀市文化振興事業協議会、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団

 

 

数年前のこと、瀬戸内の島で誰もいないはずの道沿いから何かの視線を感じ辺りを見渡すと、目線より 高いところにそびえ立つように等間隔に並んだ排水口が水を垂れ流しながら静かに佇んでいた。以来その 光景と感じた視線は心の奥底に留まり、ついに自分よりも高次元に位置する存在として抽象化し表出させる行為と化した。何層にも石膏を重ね、顔料と墨を置き、洗い出しと研ぎ出しを繰り返し、磨く。繰り返 される身体行為と排水口という「どこかとどこかをつなぐ」役割を持つツールによって自身と世界とのつながりを具現化させる。私が作品を作り上げる時に捧げる祈りの先は神仏ではなく、私自身の規範にある。 今まで母から教えられたこと、学んだこと、生きてきた時間が作り出した正しさと畏れと心許ない自信を持ってこれからも生きていく。「目」は私を見つめる「誰か」であり、私を見つめる「私」なのだ。
 神殿の中で自分と向き合うことは、象牙の塔に閉じこもるのと似ていて、いつか自分の足で塔から出て行く時が来ると確信しながら、今はまだ、塔を壊すことはできない。

高畑 彩佳

 

 

同時開催「高畑彩佳 ちいさな塔」
会期:2018年11月23日(金・祝)-30日(金) *水曜日休廊
時間:10:00-17:00

会場:まちの駅 秋寅の館ギャラリー

場所:〒763-0043  丸亀市通町28番地

 

 

コメントは猪熊弦一郎美術館 HPから抜粋して記載しています。

   

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続いてご紹介するのは修了生の今西真也さん(2014年度修了)大和美緒さん(2014年度修了)小山しおりさん(2016年度修了)松村咲希さん(2016年度修了)が参加されている展覧会です。

 

この展覧会は本学大学院で美術工芸領域長を務める鬼頭健吾准教授が監修されています。

2018.11.22.2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイトル: 青春画廊北千展示#️002:鬼頭健吾監修「セイシュンカタカタ」

会期: 2018年11月17日(土)-終了日不確定 入場無料

時間: 一般公開:11月17日(土) : 15:30 – 17:30

会場: 青春画廊千北

場所:603-8301 京都市北区紫野北花ノ坊町1 楽只市営団地7棟101

主催青春画廊 : gallery of the youth

 

 

出展作家

今西真也 / 鬼頭健吾 / 小山しおり / 松村咲希 / 大和美緒

 

このたび青春画廊千北では、絵画やインスタレーションの作家として国内外で活躍する、鬼頭健吾の監修のもとにグループ展を開催いたします。

第二弾となる本展「セイシュンカタカタ」では、今西真也 / 鬼頭健吾 / 小山しおり / 松村咲希 / 大和美緒の5人の作家の作品を展示いたします。

鬼頭はこの展覧会を企画するにあたり、本人の作家性からか、絵画を主体としている作家と、インスタレーションを主体としている作家を混ぜ合わせました。鬼頭の作家としての特徴の一つとして、まず絵画があり、その作品の概念を全く別の素材を使い空間に落とし込みインスタレーション作品に発展するということがあげられるでしょう。

今回の出展作家をみてみると、皆一貫した自分なりの方法論を確立している、または確立しかけている作家達が選ばれているように思えます。

今後彼らが作品をどのように発展させ、これまで積み上げて来た方法論を良い意味で「カタカタ」と揺さぶっていくのかという「キッカケ」を鬼頭はこの展覧会で作り出そうとしているのではないかということが、この「セイシュンカタカタ」という奇妙なタイトルが示しているように思わずにいられません。

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セイシュンカタカタ。新しい作品が生まれる瞬間、それは常に振動し、新たな力を生み出しています。そんな、まだ形にならないような、実験的で小さな振動を起こし始めた巨大地震の前触れを予感させるような作品を集めた展覧会です。観客の皆さんの心がカタカタ鳴ってくれることを期待して!

鬼頭健吾

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このようなステイトメントを表明された、これからを期待される若手作家たちがどのように受け止め、またこれまでの自分たちの作品をどのように進化させるのか、楽しみでなりません。

是非、この貴重な挑戦をご高覧ください。

(青春画廊代表・林泰彦)

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今西真也

1990年 奈良県産まれ

2015年 京都造形芸術大学 芸術研究科芸術専攻 修士課程 ペインティング領域 修了

今西はキャンバスに油絵具を塗り重ね、筆致の跡を力強く残しながら削っていく行為を繰り返し描いていきます。「見えるものと見えないもの」をテーマに、素材とイメージ、視点と距離との関係性を探りながら私たちが共通認識している事柄のあいまいさ不確かさを提示しようとしています。

鬼頭健吾

1977年 愛知県生まれ

2003年 京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了

フラフープやシャンプーボトル、スカーフなど日常にありふれた既製品を使い、そのカラフルさ、鏡やラメの反射、モーターによる動きなど、回転や循環を取り入れた大規模なインスタレーションや、立体や絵画、写真など多様な表現方法を用いた作品を発表している。主な展示に2018年「六本木アートナイト(メインアーティスト)」国立新美術館、2017年「MULTIPLE STAR 」ハラ ミュージアム アーク現代美術ギャラリーA (群馬)2016年現代ドローイング国際芸術祭「KENGO KITO STRUCTURESBARBARA(ポーランド)など。現在、京都造形芸術大学大学院准教授。

小山しおり

1988年 石川県生まれ

2013年 東京造形大学美術学科絵画卒業

2017 京都造形芸術大学 芸術研究科芸術専攻 修士課程 ペインティング領域 修了

インターネットという巨大なデータベースを用い作品を作っている。それは現れるイメージが大事なのではなく、そこからくる物質としての昇華が大事であり、それこそが真に意味を持つのではないかと考えている。

松村咲希

1993年 長野県生まれ

2017年 京都造形芸術大学 芸術研究科芸術専攻 修士課程 ペインティング領域 修了

ペインティング、シルクスクリーン、ステンシルなどの複数の技法によって描かれ、グラフィカルな画面構成が特徴の抽象絵画。

作品の中でサンプリングされた直線、曲線、ドット、ノイズ、絵具のマチエールなどの素材が有機的に作用し、また複数のレイヤーを重ね描くことによって二次元的である平面作品の中にある種の錯覚や歪みのような空間性が生まれる。

見るということや認識についての問いを投げかける。

大和美緒

1990 滋賀県生まれ

2015 京都造形芸術大学 芸術研究科 芸術専攻 修士課程 総合造形領域 修了

この時代に生きるとはどういう事なのだろうか。このシンプルで複雑な疑問に、私の興味が尽きる事はありません。“REPETITION”シリーズでは、身体と感覚をめいっぱい使って無機的なモチーフを何度も繰り返し描き続けます。

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【青春画廊とは】

青春画廊とは、美術家ハヤシヤスヒコ(パラモデル)が2016年から運営を開始した現代美術作家を専門に扱うアーティストランの美術画廊である。

本来は美術業界に特化しつつ、日本ではまだまだ一般的ではない現代美術作品を市場に流通させる美術画廊に、宿泊施設、カフェ、食堂、バーなどの機能を付加することによって、美術にまつわる裾野を広げる活動をしている。

ハヤシが生まれた1970年代に、ニューヨークで活躍した現代美術家ゴードン・マッタ=クラークが運営していたアーティストランのレストラン「FOOD」から影響をうけ「青春画廊」の運営を開始。「青春」という言葉はニューヨークのロックバンド、「sonic youth」からの引用であるが、日本の若手作家を世界に発信するという使命を表明するために使用している。

 

展覧会ステートメント、出展作家プロフィールは1000KITA HPから抜粋して記載しています。

   

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最後にご紹介するのは修了生の品川亮さん(2015年度修了)の個展です。

 

2018.11.22.3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作品名:紫陽花
メディウム:墨、和紙 / サイズ:413×245 mm / 制作年:2018

 

タイトル: エイフォティック・ユートピア

会期: 2018年11月23日(金・祝) -2019年1月14日(月・祝)入場無料

時間: 11:00 21:00(会期中無休)

レセプションパーティー :11月23日(金・祝)18:00–20:00

会場ホテル アンテルーム 京都 GALLERY9.5

場所:〒601-8044京都府京都市南区東九条明田町7番

主催ホテル アンテルーム 京都

 

 

墨の滲みや、濃淡や弾き具合、フィルムの反射や不規則な動きなど、思い通りにいかないこと、想像よりも良い結果悪い結果があって、でもそういうのも受け入れつつ、その場その場で次の手を考えて制作するようになりました。個人的にはそれが対人関係に似ているな、と感じています。ネット上や街中で出会う人の態度や言葉などもそうです。それらとの関係と制作中に現れる予期しない表情と向き合う感覚がとても似ています。
なので自分にとっての今の制作は社会や人との関わり方を訓練もしくは疑似体験しているようです。それは修行に近いかもしれません。でも修行とは我慢、精神を鍛えるというような辛いようなものではなく、よりよく生きるための方法を探す行為のことだと思っています。

品川亮

 

 

ホテルアンテルーム京都は、2018年11月23日(金・祝)から2019年1月14日(月・祝)まで、
品川亮の個展「エイフォティック・ユートピア」を開催致します。

日本画の手法を用い、金銀箔に花や滝をモチーフに描かれた作品が印象的な品川。
1987年大阪に生まれ、留学先のイタリアで数多くのヨーロッパの文化に触れてきました。
この経験が日本文化について考える機会となり、帰国後は日本画を学び、現在は関西を拠点に活動しています。

今回の展覧会のタイトル「Aphotic」は、自ら発光する生物以外には光が存在しない深海を、自身の心に捉え、外の世界から最も遠く離れた個人的な感情や出来事を動機に作られた、品川にとって最もピュアで深い部分を表す「Aphotic(無光層=aphotic zone)Utopia 海の底のユートピア」です。

本展では、墨の表情や自然現象による色相の中に、自然の中に独特の信仰観や生活様式を見出してきた日本人の美意識を感じさせる平面作品や、フィルム素材を用いたインスタレーション作品を発表予定です。

是非、この機会にご高覧くださいませ。

 

 

品川亮

1987年大阪府生まれ イタリアへの留学を経て、2015年京都造形芸術大学大学院を修了。在学中、ジュネーブ造形大学留学。日本文化をベースに独自の解釈を織り交ぜ、現代の作品へのアップデートを試みる作品を制作。京都、東京、ソウル、台北、大連等アジアを中心にバーゼル、ニューヨークなど様々な都市で作品を発表。

個展、グループ展多数。また、翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都の客室襖絵や軽井沢マリオットホテルフロント絵画などの依頼制作も行う。

 

作品画像、覧会ステートメント、出展作家プロフィールはホテルアンテルーム京都 HPから抜粋して記載しています。

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