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芸術学コース 西方 美絵

 「色彩の画家」といわれた梅原龍三郎であるが、生涯描き続けた薔薇図にはさまざまな手法や造形表現がみられる。これは梅原の内的葛藤のあらわれではないかという仮説のもと、初期から晩年にいたるまでの作品の変遷を追いながら日本の洋画を取り巻く周辺を検証することで、梅原にとって薔薇図のもつ意味とは何かを考察した。
 梅原が描きたいと考えたのは、薔薇のつぼみの螺旋状に潜む生命力であった。その刺激が日本の洋画家と呼ばれる枠組みを超え「洋」も「和」も区別のない独自の薔薇を咲かせたといえる。
 資料と作品が多く存在したことは恵まれていましたが、それらがもつ意味を探り繋ぎ合わせていく作業は途方もないものでした。梅原に限らず多くの薔薇図を収集することとなり薔薇まみれになりましたが、今でも新しい薔薇図をみつけるとリストに加えていく作業がやめられません。


東京都

梅原龍三郎の視線―薔薇図を中心に―

西方 美絵

芸術学コース

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