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歴史遺産コース 宮崎 衣

4年前に徳島から大阪に越してきた私が、
研究課題として徳島と大阪を繋ぐものに取り組みたいと思っていた時、
近隣の江口で天文18年(1549年)に三好長慶が勝利した戦いがあったと知った。

三好長慶(1522~1564年)は現在の徳島県三好市から畿内に進出し
勢力を伸ばしていった武将である。
卒業研究ではこの戦いの舞台となった江口城の姿について史資料を用いて探ってみることにした。

 研究に用いた史資料は主に次のものである。
○当時の日記:
『厳助往年記』『私心記』『鹿苑日録』『お湯殿の上の日記』『言継卿記』
○江口の戦いを記した軍記物:
『足利季世記』『万松院殿穴太記』『細川両家記』『長享年後畿内兵乱記』
○江口周辺の絵図や地図(江戸時代以降のもの):
『伊能図』『東摂城址図誌』『淀川両岸一覧』『摂津名所図会』『増修大坂指掌』、今昔マップ、摂津国難波の古地図

 研究を進めていくと江口城は確かに現在の東淀川区南江口に存在していたことが解り、
得た情報を総合して江口城推定図を作成した。
この作業は実の楽しいものであった。

私の中で時を越えて三好長慶が現れ、
江口城が徳島と大阪を繋いだように感じた卒業研究であった。



史資料から読み解く江口城の姿 
-三好長慶が勝利した江口の戦いの址-

大阪府

宮崎 衣

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