「bouquet」
イラストレーションコース 阿久津輝晃
全6作品のシリーズ作。花をめぐる主人公の物語となっている。
本企画では、物語を楽しめるイラストをコンセプトに、大人の紙芝居を制作する。
紙芝居は現在では子供向け・教育向けという印象が強いが、起源を辿っていくと江戸時代にオランダから派生した「のぞきからくり」や「写し絵」というものから始まっている。時代が進み、1923年の関東大震災後の東京にて「街頭紙芝居」が大きな人気を博することとなる。ここから脚本にあわせて絵の描かれた場面を抜きながら芝居をするというスタイルが確立していき、内容も活劇や悲劇などが多く、子どもの興味をひきつけるため派手な表現もあった。荒唐無稽なストーリーや表現から、子どもの教育上有害とも言われることもあったが、その後教育に活かせるのではないかという考えが生まれ、現在の紙芝居が生まれていったのだ。
これらを踏まえ、現在の紙芝居との差別化の要素として、「強いストーリー性」「活劇・悲劇」といった、昔の紙芝居のような方向性を軸に制作していく。子供向け・教育向けのような絵本や童話をベースにするのではなく、小説のようにさまざまなジャンルで紙芝居を作っていくことで、テーマで設定している「大人の紙芝居」を実現することができると考えた。また、大人向けという方面では、イラストやシナリオをデータ化してオンラインでも楽しめるようにできる。例えば各配信サイトでの生配信を楽しんでいる人や読み聞かせが得意な人が紙芝居を楽しめるようなことも可能となる。
実際のお芝居の面でも、昨今のTRPGやマーダーミステリーのようにロールプレイをして楽しむ人が多いことにあわせ、少人数でもキャラのやりとり、表現を楽しむことができる。また今回はクリアファイルで制作することを考えており、シナリオシートの差し替えが簡単に行うことができる。これにより、同じイラストでも書いた人によってストーリーが変わることも「大人の紙芝居」の面白さであると考える。
今後の展望として、シナリオのエンディングを二種類用意することを考えている。1つ目は先に掲載しているものを、もう1つはとある分岐点から物語やイラストの見え方がガラッと変わるようなギミックを制作する予定だ。ここでもクリアファイルの利点を活用し、シナリオシートを差し替えることでシナリオを変えることができる。これを商品として販売した際にも様々なシナリオで楽しんでもらえる仕組みになるだろう。
Spring:Red
Summer:Orange
Autumn:Blue
Winter:Purple
Curses:??????
ignrpS:eRd
「bouquet」シナリオ
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