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退廃的で理不尽な世界に生きる2人の少年の出会いと別れを描くアドベンチャーゲーム「ふまのきみへ。」  

イラストレーションコース 松田芽衣和

遥か未来、架空の日本が舞台の探索型アドベンチャーゲーム「ふまのきみへ。」を想定したイラストを制作しました。
身分格差が広がった世界で異なる身分の2人の少年がぶつかり合いながらも互いを理解し、そして別れるまでを描いた物語となっています。

映画やアニメは見るという受動的な行為で物語が進みますが、ゲームはプレイヤーが能動的に動かなければ物語は進みません。会話を進めるためにもボタンを押す、クリックするという行為が必要になります。ゲームではプレイヤーが主体的に物語を進め、方向を選択する必要があります。

人生の中でも選択の瞬間は頻繁に訪れます。結果がすぐに現れるわけでもなく、すべての選択が明るい結果をもたらすとも限りません。自分自身で選ぶこと、その結果として生まれる責任を受け入れること、これはとても怖いことです。しかしこの「選択の責任」こそ、未来を生き続ける私たちがずっと向き合っていかなければならない永遠の課題でもあります。

度合いに差はあれど、全ての選択は遥か先の未来に繋がっています。全てに意味があると信じて前を向いていたい。ゲームを通じて、自分の意思で判断し、その結果生まれる責任や後悔を受け入れて前に進む事の過酷さと美しさを肯定したいと考えました。

私は、抗うことを諦めない意志の強さと美しさを描いた、人間賛歌がテーマの作品に惹かれてきました。血が通ったキャラクター、重く精神を揺さぶるストーリーが魅力的な作品は、人生の指標にもなってくれます。そして、キャラクターの関係性、そこに流れる物語を感じさせるような作品を生むことは、私の創作活動の目標でもあります。

物語の最期では、プレイヤーの選択によってどちらかのキャラクターの未来を奪うことになります。どちらのルートでも、消えた片方への悔恨を胸に抱えながら、片方のために少しでも良い未来になるよう前に進み続ける終わり方になっています。どんな結果が起ころうとも不撓不屈の精神を絶やすことなく、後悔と共に進むキャラクターを通して、どんな選択でもいつかは肯定することができる、そんな心を持てるようになりたいという願いを込めています。

メインビジュアル :クリア後に懐かしさと切なさを感じられるようにセピア調でまとめています。

世界観・物語説明

キャラクター紹介1:身なりやポーズに差をつけ、2人の性格と立場の違いを表現しています。

キャラクター紹介2

探索イメージ

会話シーン

スチル1:大人になった2人の後悔と歩みを感じていただけると幸いです。

スチル2

松田芽衣和

イラストレーションコース

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