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クリストとジャンヌ=クロード《包まれた凱旋門》に関する考察

芸術学コース 北東孝雄

21_21 DESIGN SIGHTで開催された企画展「クリストとジャンヌ=クロード "包まれた凱旋門"」を見て感じた印象を分析しようと思って書き始めたのがこの論文です。《包まれた凱旋門》はその名の通りパリにある凱旋門を布で包んだ作品で、まだコロナ禍の続く2021年に16日だけ存在していました。建造物を包んだり、公園にゲート状のものを大量に並べたりする作品で知られるクリストとジャンヌ=クロードによるものです。そのスケールの大きさに比べて、なぜそのような作品を作ったのか、それによって何を訴えようとしていたのか、という点が全く分からなかったため、それを明確にすることを論文の最終的な目標として設定していました。結果としてその目標を達成することはできなかったのですが、実際に実現した作品から、実現するために大量に作られたコラージュやフォトモンタージュへと分析を広げる中で、《包まれた凱旋門》が1960年代のポップアートやフルクサスのような芸術の潮流を受けたものであるということが明らかになってきました。本論文では、このような内容を記載しています。

北東孝雄

芸術学コース

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