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ドッソ・ドッシ《運命の寓意》ー図像の特異性とその意図

芸術学コース サンド恵子

ドッソ・ドッシは、北イタリア・フェッラーラ公国の宮廷画家として活躍しました。1530年代、ドッソ晩年の作品とされている《運命の寓意》には、「運命の女神・フォルトゥーナ」と共に男性像「チャンス」が描かれています。フォルトゥーナを主題とする他の作品と比較し、本作品には通常描かれることの多い「車輪」が描かれていない点、さらに「男性像」が加えられているという特異な点に着目し、この表現に至った背景や意図を考察しました。
《運命の寓意》は、寓意画について学ぶきっかけとなった特別な作品で、初めて強く惹かれた絵画です。作品に描かれたアトリビュートに込められた意図について、先行研究を参照しながら考察を重ねました。自分なりの考えにたどり着くまでの過程は謎解きのようで、卒業研究を大いに楽しむことが出来ました。沢山の助言と温かいご指導をいただいた先生方に、心より感謝申し上げます。

サンド恵子

芸術学コース

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