本文へ移動

おせち料理の変遷と現代社会における位置づけ

和の伝統文化コース 藤井 靖子

幼い頃からおせち料理に親しんできた経験があり、なぜ家庭によって食する時間・内容や重箱の使い方が違うのか疑問を持っていた。近年は「おせち離れ」が指摘され、「なくても気にならない」と半数以上が答える年代層がいる。他方で百貨店やスーパーで販売されるおせち料理セットは売り上げを拡大している。伝統的な「年神様への供え物」としての意味は薄れつつも、おせち料理の形態・消費の変化を、歴史資料・商品カタログ・現代の販売動向など多方面の角度から分析した。
おせち料理とは「固定された伝統」ではなく、社会のニーズや価値観に応じて高級志向や簡便志向などの変遷をたどり、再編成されてきた「動的な文化」であると捉えた。

藤井 靖子

和の伝統文化コース

このコースのその他作品