平安時代の毛皮とはーふるきの皮衣に関する考察ー
歴史遺産コース 中西圭子
この学校に入学し早々に受講した講義で、平安京の冬の寒さをしのぐため、防寒用として毛皮を着ることが上流貴族のステイタスとなっていた、ということを知ることができた。しかし束帯や十二単と毛皮とが結びつかず、日本製であるのか、誰が着たのか、どんな形状であったのか等に興味を持ち、調べてみることにした。少し調べれば回答を得られると思ったのだが、納得がいく回答は探し出すことができなかった。レポート作成に追われる中、次々と新たな疑問も増え、この疑問への究明は保留となってしまった。
卒論のテーマを決める際、数々の疑問の中から最初に感じたこの疑問の究明に取り組むことにした。遺品や絵画資料などは発見されておらず今までほとんど言及されてこなかった、とされるなか先行史料の調査等により自分なりの結論を導き出すことができた。しかし別の視点からの疑問・問題点なども発見し、研究・学びには終わりがない、ということを痛感している。
中西圭子
歴史遺産コース
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