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歴史遺産コース 吉澤 尚子

本研究では、次の二点を中心に考察を行いました。

一つは、日本の陶芸史上で画期的な焼きものと言われる桃山時代の美濃古陶、
特に志野と織部が、いかにして生み出されたかについてです。
本稿では、桃山時代の茶の湯の指導者であった古田織部が、
茶陶生産にいかに関係していたか、考察を試みました。

二つ目は、美濃最古の連房式登窯といわれる元屋敷窯の開窯時期についてです。
近年の発掘調査から、開窯時期は慶長10~12(1605~1607)年頃とされる一方で、
慶長6~8(1601~1603)年頃という説も提唱されています。
この点に着目し、考察を試みました。

大学の先生方から、難しいテーマへのチャレンジとのご指摘を頂きましたが、
私は美濃桃山陶と古田織部に関する研究に挑戦したいという強い思いに支えられ、
先生方に懇切丁寧なご指導を頂き、無事に論文を仕上げることが出来ました。

また、論文を作り上げる過程で貴重なご縁を頂き、
資料や作品観察の機会などをご提供下さった各研究機関の先生方に感謝申し上げるとともに、
日々支えてくれた家族へ感謝したいと思います。



志野と織部の生産について
-元屋敷窯(連房式登窯)の開窯時期を巡って-

吉澤 尚子

歴史遺産コース

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