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フリーダ・カーロ作《折れた背骨》への考察

描かれた苦しみ

芸術学コース 五十嵐 雅史

フリーダ・カーロ作《折れた背骨》の画中に用いられた様々なモティーフについて考察し、彼女の苦しみ、描かれた意味を紐解いていく、可能性を見出していく内容となっております。
先行研究では彼女の生涯から当該時期における作品の紹介はされていますが、一つ一つの作品に対する深い考察はほとんどされておりません。彼女の生涯と照らし合わせながら作品を見ることも必要ではありますが、作品を分析することで新たに見えてくる情報もあります。
この論文では《折れた背骨》における先行研究への疑問点、作品を見れば視認できるキリスト教文化、ギリシャ文化だけでなく、知ることで見えてくる古代メキシコ文化的要素、配色の意味にも触れております。
今回の研究だけでも様々な可能性を見出すことができました。それはフリーダ・カーロの作品に対する研究がこれまであまりされてこなかったという証明になるかもしれません。
まだまだ未知なる作家ではありますが、この卒業研究論文は私がこれからも続けていくであろうフリーダ・カーロ研究の大きな入り口となりました。

五十嵐 雅史

芸術学コース

1年次入学です。休学も経験しましたが充実した大学生活を送ることができました。

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