ふたり、つかず、はなれず。
文芸コース 石垣和美
文芸コースの最後の集大成がこの作品に詰められている。
編入当初から、どういったテーマで卒業制作の作品を書こうか悩んだ。
姉妹、母と娘を課題作品に取り入れてみて手応えを感じ、卒業制作は家族の物語にしようと決めた。
卒業制作準備の段階では、かなり尖った作品にしようとしたが、文字数の関係であえなく、あるテーマに絞って書くようにした。
物足りない部分はあるが、その部分に関しては、いつかどこかで作品として蘇らせたい。
この作品はわたしだけのチカラで書いたものではない。
卒業制作準備や卒業制作初回提出で、同じグループ、同じ講義のみなさんのコメントを読み、とても励まされた。
指導教員である池田先生にアドバイスをいただき、無事完成することができた。
いろいろな人と触れ合いながら、作品が研ぎ澄まされていく経験は今までにないものになった。
ただ、本当に読んでほしかった人、実母が昨年四月、この世を去ってしまったのが一番悔やまれる。
作品のコンセプトとして、この作品はフィクションであるが、実母との思い出のエッセンスを入れてみたのだ。
本作品は、かなしい話ではあるが、読み終えてやさしい気持ちになってほしいなと願いをこめて制作した。
石垣和美
文芸コース
太平洋側の比較的温暖な地域に生まれる。少女漫画が大好きだったので漫画家を目指そうと思っていたが、小説の面白さに目覚め、いつしか小説家を志すようになる。いろんな小説賞に応募しては、結果に一喜一憂してしまいがちだが、いつかは大きな小説賞を獲りたい。
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