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八国山緑地で歩こう

ジブリ映画「となりのトトロ」の舞台となった八国山緑地 東京と埼玉の県境でトトロの気配を感じる

ランドスケープデザインコース 久保田 いとみ

【コンセプト】トトロの気配を感じる八国山緑地

映画『となりのトトロ』に登場する七国山のモデルの地とされる八国山緑地。身近な自然の中に「トトロに会えるかもしれない」というワクワク感を、ランドスケープデザインという形で表現する。

【現況】
子供にしか見えないトトロの気配を感じられる空間づくりのために、現況を「園路」「空気」「音」「光と陰」の4つにレイヤー分けした。

【提案する計画】
八国山の現況と映画のシーンを掛け合わせた、8つの計画を提案する。

① 枝の小さなトンネル
映画のキャラクターであるメイが小・中トトロを追うシーンを再現。「ころころ広場」付近の樹木や枝をアーチ状に組み、大人が腰を屈めて通る「子供の目線」の通路をつくる。その先には秘密基地のような広場を配置する。

② 笹の小さなトンネル
計画①と同様の没入感をつくる。北東側の既存の笹を編み込み、葉の擦れ合う音に包まれた分かれ道を新設する。

③ ふたつ池の復活と水流の音
雨音を楽しむトトロの性質に着目し、枯れた「ふたつ池」を再生。「上池」の枯葉撤去、「下池」の水路整備を市民参加で行う。雨の日には葉を叩く音、晴れた日にはせせらぎが響く水辺をつくる。

④ 擬木を使ったトトロの寝床
大クスの木の下の神秘的な空間を「ほっこり広場」に再現。大クスの木の擬木の中に縄文土器のレプリカを設置し、来園者が拾ったドングリをそこに入れてトトロにプレゼントする。

⑤ メイとサツキのように
ドングリの成長を願って踊るシーンのように、植樹と踊りの参加型イベントを開催。ドングリや苗木を自ら植え、成長を祈る体験を通じて、次世代に繋ぐ自然への関心を育む。

⑥ まちを眺めて音楽を
木の上でオカリナを吹くシーンを、眺望に優れた「ひだまり広場」で再現。オカリナや音が鳴るものを持ち寄って、トトロが大好きな音が楽しめる音楽会を開催。

⑦ トトロの気配を感じる散歩道
痕跡を探す「さんぽ道」をデザイン。場所ごとに園路の素材を変え、足裏の感触や足音の変化を演出。随所にトトロの足跡を配置し、迷い込むようなワクワクする空間づくりをする。

⑧ トトロのいろんなベンチ
ドングリの包みや葉っぱなどトトロの痕跡を、既存のベンチや樹木に散りばめる。倒木や廃材を活用した多様なベンチを設置し、探索しながら自分好みの居場所を見つける楽しみをつくる。

プレゼンボード1

プレゼンボード2

プレゼンボード3

プレゼンボード4

プレゼンボード5

プレゼンボード6

久保田 いとみ

ランドスケープデザインコース

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