和の伝統文化コース 金澤 恵
私は、テキスト科目やスクーリング科目で何度かみた言葉「御遊」に興味を持ち、卒業研究のテーマに選びました。
御遊とは天皇や上皇、公卿が宮中や院の御所で行った、管絃や歌の遊びですが、御遊が行われていた空間といった実態はあまり明らかになっておらず、研究の余地があるのではないかと考え、テーマとしました。また院政期は、古代から中世へと移り変わる重要な転換期であり、それは芸能や儀式も同様ではないだろうかと思い、対象の時期を院政期へと絞りました。
しかし明らかになっていないということは、研究が難しい理由がある、ということでもあり、実際に調べてみると御遊に関してリアルタイムで書かれた記録というものは少なく、後世に編纂されたものが多いという問題がありました。そこで私は、公家が書いた日記から何か実態を探ることが出来ないか考え、分析を行いました。
純粋に「御遊ってどういう場だったのだろう」という疑問から、研究テーマとして選び、論文を書き上げましたが、今度はもっと違う角度から御遊をみていきたいと新たな課題も見つかりました。
院政期の御遊に関する一考察 ー『中右記』『殿暦』を中心にー
千葉県
金澤 恵
和の伝統文化コース
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