【演じるシニア企画2013:学生目線】Part.3
カテゴリー : 学生目線
こんにちは、はじめまして!
学生参加の、嶋本禎子と申します!
2/4から本格的に稽古が始動しました!
始めは杉原先生のご指導の前に、前回の山田せつ子先生に習ったエクササイズを学生が中心になって一緒にしました。
が!恥ずかしくも、学生の方が
「あれはどうだったっけ?」
となったところも多々あり、むしろシニアの方々の方がしっかり覚えていて、エネルギーも去ることながら
「記憶力も年齢は関係ない…!」
と痛感しました…。
しっかり復習し直します…!
そしてその後は待ちに待った杉原先生によるお稽古!
今回は「誕生」をテーマにワークショップをしました!
内容は、「誕生」をテーマにチームで5分間演劇でもダンスでも表現方法は問わずに創作すること!
「誕生」と聞いて、「生命の誕生」、「新しい生命の誕生」、「チームの誕生」……
「誕生」から派生されるありとあらゆることを、どのチームも会話劇、ダンスなどで表現しました。
そこで感じたのは私たちが考える「誕生」に対する重みの種類が人それぞれに違う、ということでした。
例えば、「誕生」は死と隣り合わせだ、というグループ。
「誕生」は運命だ、というグループ。
「誕生」は希望だ、というグループ。
「誕生」は輪廻だ、というグループ。
「誕生」は出産だ、というグループ。
それぞれのシニアの方々や学生の経験や価値観が混ざりあってつくられて何種類もの「誕生」が織り成されました。
私たちの違いは身体能力でも年齢でもなく、「経験」と「価値観」の違いなんだ、と思い知らされました。
そして、物語には「推進力」が必要ということ。
物語の端々に「?」を散らばせることによって物語の面白さと魅力でお客さんを惹き付ける。
「?」をお客さんと一緒に解いていく。それによって、演者とお客さんとで一体になっていく、と思いました。
今回ワークショップを通して作っていくにあたって気を付けること、面白いことが少しずつ分かってきた気がするので今後の稽古に生かして作り上げたいな、と思いました。
本当に、これからの稽古が楽しみでなりません。
嶋本 禎子
舞台芸術学科 演技演出コース
★公演詳細★
演じるシニア企画2013
春秋座サバイバーズ『レジェンド・オブ・LIVE』
本日の京都芸術劇場は…
カテゴリー : 過去の公演
春秋座にて
高校演劇コンクール近畿大会優秀校 第13回「春秋座」招待公演
演じる高校生
がございます。
開演は14:00、開場は13:30となっております。
上演時間は3時間30分程を予定しております(休憩含む)。
当日券もご用意しております。
皆様のご来場をお待ちしております。
舞台芸術研究センター
本日の京都芸術劇場は・・・
カテゴリー : KPACへようこそ
春秋座にて
京都芸術劇場 春秋座 芸術監督プログラム
市川猿之助 春秋座特別舞踊会
がございます。
開演は13:00/16:30、開場は12:30/16:00となっております。
上演時間は1時間50分程を予定(休憩含む)。
チケット完売のため当日券はございません。
皆様のご来場をお待ちしております。
舞台芸術研究センター
本日の京都芸術劇場は…
春秋座にて
がございます。
開演は14:30、開場は14:00となっております。
上演時間は2時間45分程を予定(休憩含む)。
当日券は若干枚数ご用意しております。
皆様のご来場をお待ちしております。
舞台芸術研究センター
新緑の季節に向けて
カテゴリー : プロデューサー目線
春秋座では、新緑の季節に向けて、今月下旬から来月中旬にかけて5月公演の発売が始まります。
5月は魅力満載のラインナップで、まず10~11日は「伝統芸能の今2014」、24日は「加藤登紀子春秋座コンサート」、31日は「立川志の輔独演会」と目白押し。
「伝統芸能の今2014」は、今月3日に開催する「市川猿之助 特別舞踊会」に続く当春秋座芸術監督プログラムの第二弾。出演の市川猿之助をはじめ、上妻宏光、茂山逸平、亀井広忠、田中傳次郎らが一堂に会し、歌舞伎俳優×三味線プレイヤー×能楽師狂言方×能楽師・歌舞伎囃子方というコラボレーションがどんな化学反応を起こすか。チラシのキャッチコピーではないけれど“今この時しか出会えない、ジャンルを越えた融合”と興味津々の内容です。
続いて春秋座初登場の加藤登紀子さん。祇園甲部歌舞練場で行われている暮れの風物詩“ほろ酔いコンサート”は昨年で32回を数えます。小屋の雰囲気と振る舞い酒が相まって一種お祭的ムードの“ほろ酔い”とは対照的に、春秋座ではあるテーマを掘り下げたドラマチックなコンサートをお届けします。彼女の音楽の原点であるシャンソンに焦点を当てて、長年暖めてきたエディット・ピアフと親友マレーネ・デートリヒを繋ぐストーリーを、この度、登紀子さんが春秋座のために構成してくれました。そもそもこのテーマとの巡り合わせは、運命的というか宿命のようなものを感じさせられます。なんと登紀子さんはデートリヒと同じ誕生日で、戦後の混乱を生き抜いた登紀子さんの母はピアフと同年の生まれなのです。
そして、月末は恒例「立川志の輔独演会」の開催です。毎年満員盛況の志の輔さんは今年で6年目を迎えます。昨年は9月に開催し、「高瀬舟」という味わい深い人情話で落語通を唸らせました。今回も期待を裏切らない選りすぐりの演目をもって、思う存分江戸落語を堪能させてくれること間違いなしです。
風薫る皐月に繰り広げられる春秋座の公演をどうぞお楽しみに。
舘野 佳嗣
(舞台芸術研究センター プロデューサー)
<今月コノ場所>奈落の底まで。
カテゴリー : 過去の情報(~2016.3)
私は西暦2000年に、市川猿翁さんからお声掛けいただき本学に赴任いたしました。大学の中に歌舞伎とオペラが本格的に上演できる劇場が建つので、その企画制作をしてほしいというお誘いでした。2001年がオープンでしたので、まずは1年前から東京から京都に移り住み、劇場設立準備室長という立場で携わりました。劇場の機構をチェックするのも仕事のうちで、歌舞伎劇場特有の回り舞台や迫りのテストに福知山まで行った思い出があります。
劇場がオープンしてからは、企画制作運営室長として劇場のことは何でもやってきましたが、劇場の存在を外部の人に分かってもらうことも大切な仕事でした。
春秋座の特徴は何と言っても歌舞伎劇場の機構を完全に備えていることです。それをアピールしたところ、もの珍しさもあって見学者が絶えずやって来ました。そんな時「奈落の底までご案内しましょうか?」と言うとほとんどの人が「ぜひ!」と目を輝かせてくれました。私は誇らしげに、最新の機構を写真のように説明したものです。歌舞伎劇場の特色を生かした「春秋座オペラ」や、京都ならではの演目を入れていただいた「志の輔独演会」などのプロデューサー本来の仕事とともに、この劇場の心臓部ともいえる奈落での説明は、私にとって忘れられないものと言っていいでしょう。
橘 市郎
(舞台芸術研究センター プロデューサー)
本日の京都芸術劇場は…
カテゴリー : KPACへようこそ
春秋座にて
共同利用・研究の公開研究会
テーマ研究II 舞台芸術における音/リズム/ドラマトゥルギーをめぐるジャンル横断的研究
現代演劇のサウンドスケープ(1)―
舞台『石のような水』における音響的ドラマ性を中心に
がございます。
開始は18:00、開場は17:30となっております。
全席自由・入場無料・申込不要です。
皆様のご来場をお待ちしております。
舞台芸術研究センター
【演じるシニア企画2013:学生目線】Part.2
カテゴリー : 学生目線
はじめまして!
学生参加の田渕詩乃です。
前回のブログで河井朗くんも言っていましたが、
本当にシニアの方々熱量がすごいです!
『やったるで!!!!』のエネルギーがものすごくて、私はそのエネルギーに負けないようにするので必死です!
今回は1/25と26の二日間、山田せつ子さんのダンスのワークショップを受けました。
身体をほぐしながら、ストレッチをしながら自分の身体と会話をする。
息を吸って、吐いて、ほんの少し動かすだけで身体がポカポカしてきます。
忙しくてバタバタしてる毎日でも、ふと立ち止まって自分の身体に耳を傾けてみるとスッと心が落ち着くような気がしました。
ストレッチのあとは、いよいよワークショップをしていきます。
音楽が流れる中歩いたり、
簡単な振りをひたすら繰り返していったり、
言葉を使わないで表情で会話してみたり。
“ダンス”と聞くと、『上手に踊らなくてはいけない』『お手本通りにやらなくてはいけない』と、あるルールの中で動いていくという印象が少なからずあるかと思いますが、今回のワークショップはそれと全く逆のことをします。
『ルールを見つけていく』
はじめから『こうしなければならない』というものはなく、やりながら『これはいい』『これはやりすぎ』『もっとやっていい』を決めていく。
なかなか普段使う思考と違うので戸惑いもありましたが、みなさんそこに向かって試行錯誤をしていらっしゃるようでした。
助詞だけ使って6人で会話をする、というワークショップがありました。
何をしてもよし、ただ発して良いのは助詞のみ!というルールです。
これを、男性チーム、女性チームに分かれてやってみました。
男性と女性でこんなに違うのか!というくらい違いました。
男性は戸惑いつつ、沈黙があったり、ちょっと叫んでみたり…
女性は勢いがすごくて常に動いていてワチャワチャした感じ。
どちらもそれぞれ違ったおもしろさがありました。
違いを見ることは自分を見つめ直すこともできるし、私はとても楽しかったです。
この二日間のワークショップの最後みなさんで円になってお話をしました。
そこで、
『男女の違いかもしれないけれど、どうやったら自由になれるのか』というような質問が男性から。
『かっこよく』『スマートに』『男らしく』みたいな意識が邪魔をするのかもしれない、という意見もありました。
どこかで、冷静な自分が邪魔をしてしまう…
これは私もそうです!
女性のシニアのみなさんも、また他の男性のシニアのみなさんも、そして学生参加のみんなも同じことを思いながらやっていたのだと思います。
そしてこれから本番に向けて稽古をしていく上でぶつかる最も大きな壁でもあるような気がしました。
その質問に対し、『馬鹿になればいい!』との意見。
本当にそうだと思いました。
そしてそれは本番まで毎回自分に言い聞かせる言葉になるのだろうなと思いました。
きっとシニアのみなさんもそうなのだと思います。
そう考えると、年齢こそ違えどシニアの方々も学生の私たちもやっぱり作品をつくる仲間なんだなあと改めて感じて、なんだか安心しました。
学生だから、といってひるむことなく、ガツガツ向かって行きたいなあと思います!
2月から稽古が始まりますが、ワクワクしてきました!
どんな舞台になるのか…!
乞うご期待!
田渕詩乃
舞台芸術学科 演技演出コース
★公演詳細★
演じるシニア企画2013
春秋座サバイバーズ『レジェンド・オブ・LIVE』
今年も春秋座で能狂言を楽しむ
カテゴリー : 過去の公演
2014年が明けて、1月も終わろうとしていますが、寒さは日増しに増しますね。
ツチヤです。
しかし、そんな寒さに負けてはいられません。
今年も、2月2日(日)【春秋座 能と狂言】を開催いたします!!
というわけで、毎年恒例となりましたアンケートから感想をすこーし紹介させていただきます!!
毎年、年の始めは2月の春秋座ときめています。今年も良い年がおくれそうです。
50代 女性
⇒ありがとうございます!5回目となる今年もご覧いただいたら良い年になるはずです!
花道を使った演出は嬉しかったです。迫力がありました。
50代 女性
⇒春秋座ならではの花道!演者の方も面をつけてあの長い花道をゆくのはとても緊張されるそうです。その緊迫感もお楽しみください。
初めて生で狂言・能を観劇しました。狂言、能も難しいかな、と思いましたが、大体内容もわかり、大変面白かったです。
学生席も安く、とっても得したなと思いました。
20代 女性
⇒実際観ていただくと、そんなに難しいものではなく楽しめるとわかりますよね。今年はとてもポピュラーな2演目ですのでさらに、お楽しみいただけることと思います!
舞台デザインが毎回いいなと思っています。それとライティングがすごくこってる。
20代 女性
⇒お目が高い!!照明は、古典はもちろん現代演劇の舞台でもご活躍の照明家・服部基さんのデザインです!
囃方に魅力あり、来場したが期待通りすばらしかった。
シテが良いのは当り前として、ワキがよかった。
出演者がよいと楽しみも倍加する。
60代 男性
⇒今年の出演者の皆様にもぜひ、ご期待ください。
アンケートにご協力いただいた皆様ありがとうございました。
これからご観劇いただく皆様、ぜひアンケートにご協力いただければ幸いです。
拝見させていただき、これからも参考にさせていただきます。
今後ともどうぞ、宜しくお願いします!!
では、劇場でお会いできるのを楽しみにしております。
ツチヤ
【演じるシニア企画2013:学生目線】Part.1
カテゴリー : 学生目線
いよいよ、演じるシニア企画2013 春秋座サバイバーズ『レジェンド・オブ・LIVE』が公演に向けて本格始動しました。
これまで舞台芸術のあらゆる分野の講師によるワークショップを受けてきた60才以上の皆さんがその本領を発揮する作品づくりが始まったのです!!
これから本番まで、このブログでは参加する学生達が、ワークショップや稽古の様子を書き綴っていきます!
お楽しみに。
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どうもはじめまして、【演じるシニア企画】できっと最年少での学生参加の河井朗です。
ブログトップバッターなのでいい球打っていきたいなあと思いつつ、この記事書いてます。
先日、初めて学生と今回の主役のシニアの方たちと合同のWSが行われました。
勿論WS内容は杉原邦生さんならではの自己紹介ならぬ「他己紹介」!
これは2人一組になって、40分ほどペアになった人とインタビューしあって最後1分きっかりをねらって、ペアになった人を紹介するというもの。
皆様60歳以上ということでどのような人がいらっしゃるのかと思えば、すんごい元気元気元気全然若い!!!
僕のペアになった人は非常に饒舌で、読書、観劇、映画、いろいろなものを鑑賞していて、海外にもお芝居を観劇しに行ったりするということで他己紹介のインタビュー最中にちょっとした勉強会みたいな感じに(笑)
全体の他己紹介を聞いていると結構な人数が舞台経験者で、こりゃうかうかしてたら熱量で負けちゃうぞ!と言った感じで、皆さん春秋座という大舞台に目を輝かせてました。
僕自身2年前まで近畿圏の高校演劇部だったので【演じる高校生】を夢見た高校生でした。
ああ、それと少し似てるな~と。
大きな舞台に立ってお芝居をしたい!
春秋座の大舞台に立てるチャンスがあるだと!? 当然参加だ!!
みんなそういった感じでした。
他には邦生さんの作品が好きで演出を私も受けてみたいという方も何人もいらっしゃり、さすが杉原邦生先生。
先日僕も出演した、舞台芸術学科二年生の授業発表公演「転校生」(演出は勿論、邦生さん)にも演じるシニアの参加者がちらほら観劇にしにきてました。
邦生LOVEが凄いし、そして勉強熱心と言いますか、お芝居が大好きなんだな~と面食らいました。
2月になれば本格的に稽古も開始されます、このブログの内容もどんどん濃くなっていくのではないでしょうか。
今後の展開が楽しみで、熱量もバリバリで、人も多くて、役者が総勢30人以上!
きっと春秋座がちっちゃく感じちゃうのではないでしょうか。
邦生さんもどんな大祭典な作品づくりを行うのか、まだ全然わかりませんが、みんなみんな次の稽古を楽しみに待っています。
そしてシニアの方達はちゃんと筋トレをしてきているのか!!?(笑)
次回の稽古場ブログを待て!です。
ありがとうございました~。
河井朗
舞台芸術学科 演技演出コース