明日は淡路人形浄瑠璃公演です。
カテゴリー : 過去の公演
皆様こんにちは。
連日寒くて、温かい布団が恋しくてしかたがない上田でございます。
さて、いよいよ明日1月19日(土)は、第二回 淡路人形浄瑠璃 春秋座公演です。
以前、淡路人形座さんにインタビューをさせていただいた際、地元・淡路島の若い世代に人形ワークショップや郷土芸能部など淡路人形浄瑠璃の普及のための活動について熱く思いを語られていました。(※詳細は、こちらのインタビューをご覧下さい。)
なんと明日の公演には、淡路島の三原高校で郷土芸能部に所属している高校生が参加します!
今回は少しだけの出演になりますが、将来活躍している姿が見られるかもしれないですね~。いや~楽しみです(^o^)
学生だけの公演とは違って初めてのプロの現場だそうで、奮闘している彼女達も是非応援してあげてください!
また上演前には、大阪市立大学 大学院文学研究科 久堀裕朗准教授による作品のあらすじ解説をします。
作品内容がより判りやすくいっそう楽しんでいただけると思います。
様々な点に注目していただき、淡路人形浄瑠璃をお楽しみください。
当日券もございます。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
上田
復活するエネルギー
カテゴリー : 過去の公演
大嶋です。
遅ればせながら新年明けましておめでとうございます。本年も京都芸術劇場をよろしくお願い申し上げます。
新年はサッカーの天皇杯を見に行ったり、箱根駅伝を沿道で応援したりと例年実家でジト~としている私的にはかなりミーハーな新年を迎えました。皆様はいかがでしたでしょうか?
さて、新年第一弾、淡路人形浄瑠璃 春秋座公演が来週末公演です。
先日大阪でのプロモーションで淡路人形座さんとお話したのですが(これらの内容は近日ホームページでUPされます。)、淡路人形の歴史は現代の風潮であり、且つ将来への指標の一つでもあると私は個人的に感じています。
娯楽・興味の多様化により戦後(特に高度経済成長期以降)衰退の一途を辿った淡路人形は、完全ではないにしろ継承が途絶えています。
継承が途絶えた伝統芸能が復活するということは、並々ならないエネルギーが必要なのではないかと思います。
先日お話聞いたところ、この復活には「絶えさせてはならない」と強く願う方がいらっしゃって、その方の活動が現在の淡路人形座の方々に大きな影響を与えているそうです。
『地方の時代』と言われて久しいですが、実際文化に関して言えば、圧倒的に東京を中心とした都市に集中依存しています。
淡路人形のような地方の伝統芸能・工芸が継承・発展していくことが、大袈裟ではありますが、この国の文化の独自性や振り幅の大きさになってくると思うのです。
ぜひ劇場で、ユニーク(唯一性という意味で)な芸能と、復活するエネルギーに触れてみてください。
大嶋
2013年年京都芸術劇場――新しい《ステージ》を目指して!
京都芸術劇場・舞台芸術研究センター関係者一同になりかわり、新春の御慶を申し上げます。今年も昨年以上に,ご期待の添えるような企画・演目を御覧頂けるよう、一同「初心」を忘れずに頑張る覚悟でございますので、宜しくお引き立てのほどをお願い申し上げます。
さて、2013年は、能の大成者世阿弥の生誕六百五十年記念の年に当たりますので、能狂言の企画に、従来以上の力を入れる予定です。
まず2月2日(土)には、既に「春秋座-能と狂言-」においておなじみの観世銕之丞氏のシテで、京都に縁の深い『融』によって、「六条河原院」の廃墟を舞台に展開される、世阿弥の代表作の一つに数えられる宇宙的な広がりをもつ《風流(ふりゅう)》によって、世阿弥の「詩劇」に浸って頂くと共に、野村万作・萬斎両氏による『磁石』によって、「騙そうとする者が、反対に騙される」喜劇の典型を見て頂きます。
「春秋座-能と狂言-」は,幸いにも、能狂言の最も「生きのよい」演者のご出演を得ていますが、この際、強調しておきたいのは、能は「音楽劇」であり、地謡は言うまでもありませんが、囃子方が良くなければ、良い舞台は成立しません。この点でも、幸い、笛の藤田流宗家六郎兵衛氏、小鼓大倉流宗家源次郎氏、大鼓葛野流の最も優れた若手演奏家である広忠氏を常連としてお迎えしていますから、音楽劇としての能の、現在望みうる最高のメンバーによる演能が可能になっています。暮にも、広忠君の主催する会で、このメンバーに片山九郎右衛門氏の『道成寺』を見ましたが、近年の最高の出来であったことを申し添えます。
その広忠君の会では、観世宗家の清和氏が、「老女物」の大曲『鸚鵡小町』に挑まれて、位の高い舞台を見せて下さいましたが、5月24日(金)には、観世宗家清和氏に、世阿弥生誕六百五十周年記念として、『翁』を舞って頂きます。能の始原的な芸態とも言える『翁』を、春秋座の歌舞伎舞台を活かして舞って頂くのは、はじめての企画ですから、茂山七五三氏の三番叟とともに、ご期待下さい。この日には、ほかに茂山家による狂言一番と,観世銕之丞氏による半能『高砂』が「祝言」の感動を高める事でしょう。
更に7月12日(金)には、一昨年に萬斎・逸平両君の『三番叟』の競演でご好評を博しました「東西狂言立ち合い」を、東の野村家と西の茂山家の出演という形で行います。主な演目は『髭櫓(ひげやぐら)』で、大髭の夫の髭が嫌だと言って、それを抜こうとする女房と、髭に「櫓」を備え付けて防御しようとする夫との合戦が、女房側の「立ち衆」と、地謡に囃子も入るという大掛かりな展開を見せる作品で、萬斎君の大髭と逸平君の女房の戦いが見物です。他に,人間国宝万作師の得意とされる「那須の語り」によって、狂言の「語りの芸」としての面を、堪能して頂きます。
来年度という事で言えば、2014年2月には、恒例「春秋座-能と狂言-」を、能『船弁慶』と狂言『棒縛り』といった初心者にも分かり易い演目で催す予定になっております。
なお、これはセンター企画ではありませんが、本学舞台芸術学科の卒業生でもある井上安寿子君——観世銕之丞師と京舞の井上八千代先生の令嬢——の「第一回舞踊公演」が、来る2月9日(土)に、春秋座で催されます。本学卒業生が京都芸術劇場の舞台に立つ事は、学科としてもセンターとしても応援したい事業であり、今後も、「大学における劇場」の意味付けの上でも、よいきっかけになる事と考え、ここに併せてお知らせ致します。
渡邊守章
(舞台芸術研究センター所長・演出家)
人形操作など普段体験できない淡路人形浄瑠璃の世界にご案内!淡路人形浄瑠璃ワークショップやります!
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皆様こんにちは。上田でございます。
気がついたらもう年末で、この間までクリスマスモードだった街並みもすっかりお正月モード。
華やかな街並みは心がうきうきしますね(^o^)
先日、淡路人形座さんにインタビューをしてきました。
淡路人形座さんが淡路人形浄瑠璃と地元への熱い想いが伝わる内容でした。
お話を聞いて私が特に興味を持ったのが、淡路人形座さんは「若い世代にも伝統芸能の楽しさを知ってもらいたい!」と小中高生たちに淡路人形浄瑠璃のワークショップを積極的に活動されています。
詳しいインタビューの内容は後日、春秋座HPにアップしますのでお楽しみくださいませ~
さて皆様、1/19(土)「第二回 淡路人形浄瑠璃 春秋座公演」の上演前に“淡路人形座presents 中高生のため人形ワークショップ”を開催します。
上演作品や淡路人形の特徴など判りやすく時には笑いも交えレクチャーしていただきます。
実際、人形にも触れて操作もしていただきます。
このレクチャーは、本公演のチケットをご購入頂いた小中学生を対象に参加していただけます。
“小中学生のため”となっていますが、高校生、大学生、留学生も参加していただいてOKです。保護者の方、学生以外の方は見学のみとなります。
詳細はこちら↓
淡路人形座presents
小中学生のための人形ワークショップ
日程:2013年1月19日(土)13:30~(13時受付開始)【予定】
会場:京都造形芸術大学内
対象:本公演のチケットをご購入頂いた小学生、中学生、高校生、大学生、留学生(※保護者の方、学生以外の方は見学のみになります)
※受付時にチケット要提示
定員:20名/要事前申込・先着順 ※定員になり次第締切り
お申込み:京都芸術劇場チケットセンター
075-791-8240(平日10時~17時)
※年末年始に伴い、12/27(木)~1/6(日)は
チケットセンターの窓口業務をお休みいたします。
新年は1月7日(月)10時より通常営業いたします。
ぜひこの貴重な機会をお見逃し無く!
それでは皆様よいお年を~(^o^)/
上田
演じる高校生がやってきた!
カテゴリー : 過去の公演
走れソリよ~♪
っと、去り行くクリスマスに手を振ったあとにやってきてくれたのは、
「演じる高校生」出場校の皆さん。
劇場スタッフとの打ち合わせのために、
大阪からお越しくださいました。
「よろしくお願いします!」「ありがとうございました!」
元気の良い声が春秋座に響きわたりました。
「せっかく春秋座でやるのだから照明にこってみたい。」など
意欲的に綿密な打ち合わせを行い…
さらに2校そろって劇場見学。
さあ、彼らが来年どんな熱演を春秋座で魅せてくれるのか、
どうぞご期待ください!!
ツチヤ
今日はニャンの日パート⑳ It’s this time of the year. クリスマス気分!
カテゴリー : 今日はニャンの日
制作助手のツカモトです。
今年もあと少しですね、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
おかげさまで今年の春秋座での公演も全て終了いたしました。
ご来場いただいたお客様どうもありがとうございました!
先月はミラコちゃん特集でしたがいかがでしたか?
ポイントは下から3枚目の写真の後方から
ねっとりと視線をおくるミラコちゃんです。
相変わらず自由きまま、寒いと布団に入ってきます。
ミラコちゃんもかわいいけれど、やっぱり3匹一緒のところがいい!
という声におこたえして窓際でまどろむ一枚を。
もっとかわいらしい写真がいいとおっしゃる方へ!
これならどうでしょうか!?
もうすぐクリスマスなので、こんなかわいいパンを
ゲットしてみました。
においをくんくんとにおいをかいでいました。
そして、我が家のミニツリーはネコ達にとったら
おもちゃみたいなようで、金色のオーナメントは
かまれてボロボロになってます、、、。とほほー。
我が家の猫のことではなくて造形大学に住んでいる
地域猫について最後に少しご報告を。
造形大学では京都市の「まちねこ活動支援事業」を取り入れ、
左京区役所と連携しながら学内の野良猫を、
無料で去勢避妊手術を施していくことになりました!
猫の餌やりお世話などは有志の学生がおこないます。
地域と猫が仲良く一緒に過ごせる一歩なので私個人的に
とてもうれしく思っております!!
というわけで、今年もニャンの日をご愛読いただき
ありがとうございました!
来年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
皆さまMerry Chiristmas and have a wonderful new year!!
ツカモト
えっと…
カテゴリー : 過去の公演
コンニチハ!ツチヤデス!
まずは前回の答え合わせから。
えっと…干支です!
はい、こちら12が干支を凝縮した(?)イメージになっております。
まずは、本日ご紹介する「演じる高校生」の放課後トーク!
作品の感想・講評を中心に今時の高校生の実態や感性など、楽しくトークするのですが、
今年は趣向を少し変え、プレゼンターをこの方にお願いしました!
高校生を卒業して12年目、京都を拠点に活躍する注目の若手演出家・舞台美術家の杉原邦生さん。
自身が主宰する“KUNIO”や歌舞伎演目上演の新たなカタチを模索するカンパニー“木ノ下歌舞伎”で、若い感性で斬新な作品を創作。来年3月にはstudio21で公演も行ないます。
詳しくはコチラ。
そして12年目の今回はこのプレゼンターと出場校の出演者、
さらに!客席からも高校生を募ってご参加いただきます!!
高校生のみなさん!
ぜひ、この機会に春秋座の舞台にあがりましょう!
杉原さん演出作品KUNIO09「エンジェルス・イン・アメリカ」/撮影:清水俊洋
ツチヤ
本日の京都芸術劇場は…
カテゴリー : KPACへようこそ
春秋座にて
Doris&OregaCollection Vol.6
「地球の王様」
がございます。
開演は18時、開場は17時30分からとなっております。
なお。
上演時間は1時間40分を予定しております。
途中休憩はございません。
当日券もご用意しております。
皆様のご来場をお待ちしております。
舞台芸術研究センター
賤ヶ嶽に行ってきました!part2
カテゴリー : 過去の公演
大嶋です。
京都は初雪が降りました。
そういえば昨冬は大雪だったんですよね。今年も寒そうですし、雪害がないことを祈るばかりです。
さて、淡路人形浄瑠璃の舞台、賤ヶ嶽の紹介の2回目(今回で終わりですが)です。前回はこちら。
賤ヶ嶽頂上にある『合戦図』。とても分かりやすいです。
前回の余呉湖の写真を参考に陣地を見てもらうと位置関係が分かりやすいと思います。
余呉湖の北西に前田利家が陣を構えています。
写真をじっと見ていただくと、特に陣を動かした形跡がありません。
それがこの戦いで勝家が敗れた原因の一つとも言われています。
それが憶測を呼んでフィクションとして出来た物語の一つが、上演する『清光尼庵室の段』です。
旧知の秀吉と何かしらの密約が合ったとか、信長の部下として勝家と地位がさほど変わらなかったにもかかわらず、信長亡き後は勝家と主従関係に近い状態にあったことに不満を持っていたなど色々うわさがあるのですが、本当のところは良く分かっていません。
さて、賤ヶ嶽を降りて、北國街道の方へ
リフト下りはとてもいい眺めです。
街道沿いにはこんな建物が
旧滋賀銀行の建物を利用して、賤ヶ嶽の戦いを中心とした博覧会を開催しておりました。
こちらの展示は12/2までの予定でしたが、3/31まで延長して開催しているようです。
街道を歩いているとこんなものが
特にサラダが中に詰まっているパンではありません。
中身は…一度食べて確かめてください。
最近テレビ等でも取り上げられているので、ご存知の方もいらっしゃいますよね。
私が1つ買おうとしたら、10~20個買っていく方がいらっしゃいました。
すごい人気!
冬シーズン到来で、余呉湖の北にはスキー場などもあります。
スキーとセットで訪れるのもいいかもしれませんね。
大嶋
『演じる高校生』チラシ四方山話!
カテゴリー : 過去の公演
コンニチハ!ツチヤデス!
さてさて、イデさんが以前に出場校を紹介してくださいました
1月27日(日)開催の『演じる高校生』のチラシが出来上がりましたYO~!
昨年の『演じる高校生』のデザインもしていただいた西村さんと、制作チームで話し合い、
今年のテーマにもある「12年」=「ひとまわり」をモチーフにしたデザインとなりました。
写真のモデルになってくださったのは、高校を卒業して12年目の3名と、現役高校生の2名。
高校生モデルには、昨年『演じる高校生』に出場した大谷高校2年生高田若葉さんと法隆寺国際高校3年生の大西貴也くん。
彼らの写真には、「12年」後の姿をお写真にイラストで描いています。
みなさんにはお2人の将来の夢が何かわかりましたよね??
正解はチラシの裏面に載っています。こっそりご覧ください。
さらに、実際に高校を卒業して「12年」目の皆さんにもモデルとしてご協力いただきました。
左から、京都で人気の劇団“ニットキャップシアター”俳優の澤村喜一郎さん、関西でプレイガイドにお勤めの三浦有紀さん、京都出身で現在は東京を拠点に活動する役者・ダンサーの黒田政秀さん。
デザイナー西村さんが当時どんな高校生だったかお話を伺い、
証明写真機で撮影!
こうしてお話をもとに、「12年」前の姿をお写真にイラストで描きました。
どんな高校生だったか、わかりました??
やっぱりこちらの答え合せもチラシの裏面で。
「12年」、干支がひとまわりして
アナタが高校生だった頃から、
「高校生は変わった?」
「高校生は変わらない?」
いまどきの高校生の演じる姿に
どんな高校生だったか少し思い出しながら、
第12回『演じる高校生』お楽しみください!
おっと、今回のキャッチコピーのこのロゴ↓
「12」の部分、なにか気づきますか?
年賀状を準備するこの季節、気づく方も多いかな?
正解は次回の『演じる高校生』のブログで~
ツチヤ