今年はさらにボリュームアップ
カテゴリー : 公演レビュー
皆様こんにちは。上田でございます。
先日、軽度の熱中症になってしまい倒れてしました…
センターでは風邪も流行しています。
皆様この時季は特に体調管理にはお気をつけください(>_<)
さて、話は変わりまして、
8月1日(金)に
京都造形芸術大学 大阪サテライトキャンパスで
『演じる高校生』のためのワークショップ・スタッフワークレクチャーを行いました。
このワークショップは
毎年冬に開催している春秋座恒例公演『演じる高校生』の関連企画として2010年度から始まりました。
演技トレーナーの指導による演技の発声法や演技メソッドを体験するワークショップで、毎年参加人数も増え、好評を得ています。
今年度は、高校生の夏休み期間を利用し、
さらにワークショップの幅を広げ
高校生のための演技ワークショップに加え、
舞台を支えている裏方について学ぶスタッフワークレクチャー、演劇部顧問の先生のための演技ワークショップと盛りだくさんの講座となりました。
スタッフワークレクチャーでは、
他校の部員とディスカッションすることで、普段あまり接することがない他校との交流をすることが出来たのではないでしょうか。
別教室では、
顧問の先生のための演技ワークショップをおこなっており、
ワークショップの前に、
演劇部の先生が
演技指導方法など講師に相談し、意見交換もされていました。
こういう話をされていました。
『演劇はチームスポーツと同じであり、
バレーボールで例えると、エースアタッカーだけでは試合に勝てない。そのエースアタッカーを目立たせるためには、周りのサポートが必要。
また、試合だけやってもうまくはならない。
自分の欠点を試合で見つめなおし、その部分を試合で直すのではなく、基礎練習で改善することが大事である。
演劇も基礎や訓練が大事だ』
私は演技を指導することや演技をすることはないけれど、
横で聞いていて大きくうなずいてしまいました。
自分が演技とかかわりがなくても、共感できるものはあるのですね。
メモを取って聞入っていました。
高校生と顧問の先生の熱心な姿を見ると
こちらもとても身が引き締まります。
次回のワークショップを開催の有無はまだ決まっていませんが
これからも続けていければ、と思っています。
少しでも”演じる高校生”の役に立てたらいいなぁ
上田
アートマネジメント講座 開講中!
カテゴリー : 過去の情報(~2016.3)
お久しぶりでございます。夏男・大嶋です。
暑い暑いと言いながら団扇をパタパタ仰いで暑さを凌いではいるものの、夏は大好きでございます。
皆様におかれましては、熱中症に気をつけて十分に水分を取りつつ、一方でクーラーの効いた部屋にずっといると自律神経に悪影響が出ます。意味もなく外に出て、汗をかくのも一興かと思います。
さて、当センターでは昨年に引き続き5月末より『アートマネジメント講座』を開催しております。
この後も皆様がご参加できる講座がドシドシ行われます。
近いものではこちら。
『制作者のためのレクチャープログラム 舞台制作の「現場学」』は本来選抜制のプログラムなのですが、8/6・20は一般の方も参加可能です!
8月6日(水)国際舞台芸術祭の事例(1)
講師:橋本裕介(京都国際舞台芸術祭 プログラムディレクター)
ゲスト講師:山口真樹子(東京都歴史文化財団 東京文化発信プロジェクト室 企画担当ディレクター)
8月20日(水)国際舞台芸術祭の事例(2)
講師:橋本裕介(京都国際舞台芸術祭 プログラムディレクター)
ゲスト講師:中村茜(株式会社プリコグ代表取締役 パフォーミングアーツ・プロデューサー)
入場無料。事前申し込み不要。18:30~21:00が開講時間です。
会場は京都造形芸術大学内NA404教室で行います。当日は案内が出ていますので始めてこられる方もご安心ください。
とても専門性が高い講座のように思われるかもしれませんが、舞台芸術に関心がある方でしたらどなたでも興味深い内容が聞ける講座になっています。
ぜひご参加ください!
大嶋
今年もEXPERIMENT!
カテゴリー : 公演情報
こんにちは!
制作のイデです。
今年も秋に開催するKYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭2014。
春秋座で上演する公式プログラム2公演をご紹介します!
まずはこちら
一昨年・昨年と春秋座での上演が好評だった木ノ下歌舞伎(主宰:木ノ下裕一)。
歌舞伎演目の現代化を試みてきた彼らが挑むのは河竹黙阿弥の名作「三人吉三」。
歌舞伎の魅力が詰まったこの作品をなんと4時間30分の通しで上演!
3月の春秋座での春秋座サバイバーズ「レジェンド・オブ・LIVE」でも圧巻の演出をみせた杉原邦生さん。
昨年も東京での「四谷怪談」6時間通し上演を成功させた木ノ下歌舞伎ですから、時間を感じさせない作品に仕上がること間違いなしです!
続いてこちら!
Photo:HIsakiMatsumoto
三浦基さん率いる劇団地点は京都を拠点にして、海外での上演も多いカンパニー。
今回、春秋座で上演するのはノーベル賞作家イェリネクの戯曲「光のない。」
東日本大震災と原発事故を受けて執筆された戯曲で、近年の地点最高傑作と評された作品です。
東京公演の記録写真を見ましたが、建築家によるダイナミックな舞台美術、生身の「音響装置」なるものに期待が高まります。まさにEXPERIMENT!
以上、簡単にご紹介させていただきましたが、詳しくは劇場HPやKYOTO EXPERIMENTウェブサイトなどをご覧ください。
チケットも絶賛発売中です!
最後に7月11日に実施された記者会見の模様を!
前列左が三浦基さん、そのすぐ後ろが木ノ下裕一さんです。
春秋座以外でもたくさんの公演がありますので、ぜひ今年もKYOTO EXPERIMENTをお楽しみ下さい!
世阿弥に学ぶ -連続レクチャ-「世阿弥の芸論にみる舞台芸術論」に寄せて-
カテゴリー : プロデューサー目線
世阿弥が遺した芸論とも能楽論とも呼ばれる演劇論は、この21世紀初頭の現代にあっては、その存在はともかく、その内容については、ほとんど知られていないと言っても過言ではないと思います。私は昨年の10月から今年の3月まで、『京都新聞』朝刊の「古典に親しむ」欄に、「世阿弥に学ぶ」と題して、つごう26回にわたって、世阿弥が遺した21の芸論から選んだ一節を紹介していますが、予想外に多くあった反応のうち、もっとも印象的だったのは、世阿弥という名前は知られてはいるが、彼が執筆した芸論の内容はほとんど知られていない、ということでした。そのときにとりあげたのは、『風姿花伝』『花鏡』『至花道』『三道』『九位』『遊楽習道風見』『夢跡一紙』、それに配流先の佐渡から女婿の金春大夫氏信(禅竹)に宛てた書状の8点でしたが、世阿弥が『風姿花伝』以外にこれだけ多くの、しかも高度な芸論を書いていたことが、読者には驚きだったようです。世阿弥といえば『風姿花伝』という固定観念が圧倒的に強いのです。『花鏡』の「初心忘るべからず」を紹介したときは、この言葉は『風姿花伝』にあるものと思っていた、という反応もありました。世阿弥がいう「初心」には、「是非の初心」「時々の初心」「老後の初心」の3種があって、その「初心」も一般に理解されているような「初々しさ」という意味ではないと書いたのも、読者には衝撃だったようです。そもそも、上にあげた『花鏡』以下の芸論は、その書名にはじめて接したという読者も多かったのではないでしょうか。著名な『風姿花伝』にしても、実際に読んだことのある人は僅少といってよいでしょう。
以上は、あくまでも一般読書人あるいは能楽愛好者の状況ですが、ことは能もふくめた舞台芸術関係者においても同様のようです。しかし、舞台芸術関係者として、この膨大にして高度な舞台芸術論をほおっておく手はないと思います。そこに展開されているのは、能芸美論、習道(稽古)論、観客論、能作論、芸位論、音曲論と多岐にわたっており、現代の舞台芸術にとっても参考になることが少なくないからです。たとえば、私はこの連続レクチャ-「世阿弥の芸論にみる舞台芸術論」の第1回では、「観客論」を中心にお話しする予定ですが、劇作家の山崎正和氏は、昭和44年の「変身の美学-世阿弥の芸術論-」の冒頭において、まず、観客を「こちらから問い返すことのできない絶対の審判者の群」だとして、演劇という世界にのしかかっている巨大な影だとしています。もちろん、それは世阿弥がいかに観客というものを意識していたかということなのですが、世阿弥の強烈な観客意識は、当然、現代の俳優と観客とのかかわりを、さらには現代の舞台芸術と観客の関係についても考えをおよぼすことになるはずです。
話を『京都新聞』にもどすと、連載が『風姿花伝』から『花鏡』に移ったとき、『花鏡』は何を見れば読めるのかという問い合わせが新聞社にあったそうです。世阿弥の芸論は知られてはいませんが、その内容に強い関心を持っている人は少なくないようです。そういう方々にも、ぜひ、8月21日から始まる『世阿弥の芸論にみる舞台芸術論』(計3回)に参加していただきたいと思っています。
天野文雄
(舞台芸術研究センタ-所長)
<今月コノ場所>我が学び舎。
カテゴリー : 過去の情報(~2016.3)
皆様こんにちわ。上田でございます。
気がついたらもう8月!夏も本番ですね!
緑に囲まれ、趣のあるこの赤レンガの建物は、興心館という校舎です。
(※すぐ左横には直心館という校舎が併設されていて1つの建物のようになっています。)
私は造形大出身で、この校舎で私は4年間を過ごしました。
余談ですが、この校舎は、
今日はニャンの日パート36で紹介した猫たちのたまり場なんです。
この日も猫がのんびりまどろんでいました(*^▽^*)
教室を覗くと、学生が課題を製作中。
私もこの教室使っていたなぁ~懐かしい!
階段が名物(?)の造形大ですが、
昔からあるこの校舎はエレベーターはついていません。
息を切らせながら屋上に行くと…
この景色!!
最高の眺めです!
久しぶりにこの校舎へ立ち寄り、この眺めを観ていると、
ふと、学生時代の様々な思い出がよみがえってきました。
課題がうまく出来なくて悩んだり、完成したときの達成感、
友達とバカやったり、ケンカしたり…
ちょっとノスタルジーに浸ってしまいました。(笑)
楽しいかったことも辛かったこともこの校舎に全部つまっています。
なんだか大学時代の友達に会いたくなってきたな~。
上田
涼風真世が春秋座にやってくる~!
カテゴリー : 過去の公演
皆様こんにちは。上田でございます。
先日、寝ている間に右足を4箇所も刺され、早朝に痒くて目が覚めました。
かゆみ止め塗った直後に、今度は左足を3箇所刺され、また目が覚めておかげで寝不足になってしました…
あぁ、蚊がにくい…(TдT)
さてさて、そんな憎い蚊が居なくなる秋の春秋座は
11月1日(土)14:30開演
涼風真世&京フィル ドリームコンサート in春秋座
を開催します。
これまで春秋座では、
かのんぷ♪、柳瀬大輔と井料瑠美、剣幸、島田歌穂と島健、鈴木ほのかと安崎求など
様々な現場の第一線で活躍している実力のあるアーティストによるコンサートを上演してきました。
宝塚時代、歴代トップクラスに入る歌唱力の持ち主である涼風真世が退団後、主演を務めた数あるミュージカルの中で特に強烈な印象を与えたのが「エリザベート」と「マリー・アントワネット」でした。
その代表曲をクラシックのオーケストラで演奏できたらと、京フィルの熱望により2007年に本公演が実現しました。
京都フィルハーモニー室内合奏団は、これまでクラシック音楽に限らず、俳優、狂言師、落語家など様々なアーティストとコラボレート公演を精力的に行っています。
指揮者は、近年はミュージカルにも活動の場を広げ、「マイ・フェア・レディ」「レ・ミゼラブル」「キャバレー」などのロングラン公演の全国ツアーを成功させている井村誠貴が務めます。
今回、春秋座では劇場ならではの特性を生かして、さらにスケールアップした珠玉のコンサートをお送りします。
チケット発売日は
友の会先行7/29(火)10:00~、一般7/30(水)10:00~
です!
チケットはこちらからでもご購入いただけます
涼風真世の圧倒的な歌唱力と京フィルの奏でる流麗なハーモニーを秋の京都、春秋座でじっくりとご堪能ください。
皆様のお越しをお待ちしております~
上田
【学生レビュー】ミュージカル『王様と私』
皆様こんにちは。上田でございます。
ミュージカル『王様と私』に大勢のお客様がご来場いただきました。誠にありがとうございました!
何回も繰り返すカーテンコールにスタンディングオーベーション!満席の会場が興奮のるつぼのうちに幕が下りました。
さて今回、舞台芸術学科で舞台衣裳を製作している4回生の学生が、本人の強い熱望により、衣裳スタッフの見習いとして参加が実現しました。
初めてプロの現場に立会い、新鮮な刺激を受け良い勉強になったのではないでしょうか。
これからも大いに精進してがんばってほしいです!
ということで、今回のブログは、『王様と私』の衣裳スタッフを初体験した西村さんに書いてもらいました。
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こんにちは! 初めまして、舞台芸術学科四回生の西村咲郁です!
最近蝉が鳴き始めて一気に夏がやってきたように感じているこの頃です!暑いですね。
先日、春秋座で上演されていた「王様と私」の衣裳部さんに関わり、今回ブログを書かせて頂くことになりました。どうぞよろしくお願いします!
もともと、私は大学で舞台衣裳を主に製作しているのですが、このようなツアーで回られている大きな公演の衣裳を間近で見ること、触ることは初めてでしたので、とても刺激的な機会となりました。
私が付かせて頂いたのは本番の前日、仕込みの日で、搬入や衣裳のメンテナンス(洗濯や手直しなど)の作業を主に行いました。
当日、東宝舞台の衣裳部の方々に初めてお会いし、始めは緊張していた私でしたが、みなさん気さくな方で、作業をお手伝いしながらも色々と教えてくださりました。
衣裳部さんは全員で5人いらっしゃって、それぞれ担当の衣裳があり、テキパキと作業をする姿に、プロの仕事というものを間近で拝見しました。
メンテナンスの作業などは、地道な作業が多いのですが、その積み重ねが作品に大きく関わってくるので、気の抜けない大切な作業だと感じました。
例えば、ボタンが取れかかっていたり、汚れている衣裳を役者さんに渡してしまったら、それはかなりテンションを下げてしまう、と。役者さんが気持ち良く衣裳を着てもらうことで、モチベーションを上げ、結果、作品のクオリティに貢献していくのだと衣裳部の方に教えて頂きました。
それは自分が今後作品を作る上でも意識すべき、大切なことだと感じました。
私は次の日、本番をお客さんとして拝見したのですが、やはり、前の日に蛍光灯の下で見ていた印象よりも照明が当たることで豪華さがパワーアップしており、驚きました。
また役者さんが着ることによって、衣裳も生き生きしていました!
あと、昨日触っていた衣裳が出てきたときは、なんだか嬉しくなっちゃいました(笑)
今回1日という短い時間でしたが、現場に行かせて頂いたことで、学ぶことがたくさんあり、とても濃い時間を過ごすことができました。
これらを自分の糧にして今後の制作などに、活かしていきたいと思います!
それでは、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
舞台芸術学科 舞台デザインコース 4回生
西村咲郁
今日はワンの日パート①
カテゴリー : 今日はニャンの日
こんにちは!西田です。
暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は、恒例の愛くるしい『今日はニャンの日』に引き続き、
新シリーズ『今日はワンの日』をお送りします。
我が家の愛犬、レオです。
ミニチュアダックス♂(11)
性格は気弱で頑固、食い意地がはっております。
生まれたときはこんな感じでした。
今ではどんどん胴が伸び長くなっております。
丸まって眠るレオ。
なんだか眠たげです・・・。
ボールが怖いらしく、怯えています。
上目遣いで甘えています。
犬派の方には、楽しんでいただけましたでしょうか。
7月半ばになり、いよいよ夏本番ですね。
夏バテなど、体調にはお気をつけくださいませ。
次回のニャンの日、ワンの日をお楽しみに♪
西田
本日の京都芸術劇場は…
カテゴリー : KPACへようこそ
春秋座にて
がございます。
上演時間は休憩を含む約3時間20分を予定しております。
全席自由、入場無料・事前申込不要です。
皆様のご来場をお待ちしております。
舞台芸術研究センター
本日の京都芸術劇場は…
春秋座にて
がございます。
12時/17時開演(開場は開演の30分前)。
上演時間は約3時間を予定しております(途中休憩有)。
2階席補助席で若干枚数当日券もございます。
お求めのお客様はお早めにお越しください(開演1時間前より受付開始いたします)。
京都市内、祇園祭期間中のため一部交通規制が行われております。またその影響もあり途中道路の混雑が予想されます。ご来場のお客様にはお時間に余裕を持ってお越しください。
皆様のご来場をお待ちしております。
舞台芸術研究センター