インタビュー
2020年3月1日 インタビュー
こんにちは!ビジュアルコミュニケーションデザインコース2年生の菅沼穂乃花です。
2年生は忙しくてあっという間に終わりました。やっと課題がひと段落したので今は心が清々しいです。
さて、もうすぐ春がきます!受験生の人はドキドキですよね…。
今の情デの1年生に、当時の一般入試とAO入試について聞いてみました!
どんなことをしたのか、どんなハプニングが起こったのかさっそく聞いてみようー!!
(情デの編集室【Tsutae】のTwitterをぜひフォローお願いします!)
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―受験当日はどうでしたか?
朝は、最終確認のつもりで電車で勉強をしました。今までやったことをみて、確実に点数取る!というところを集中してやりました。
―交通手段は、何で会場に来ましたか?
電車とバスです。京都駅からバスで来ました。余裕持って出ていても、京都のバスは遅れちゃうがあるので注意したほうがいいです。
―確かに、京都は観光客が多くバスは混みますからね。失敗談はありますか?
時計の時刻が間違ってたんです!!(笑)。会場に着いてから、時計の時刻がずれていたことに気づきました。お母さんが持たせてくれた予備の時計で無事なんとかなりました。あと、余裕を持って会場に着いていたから時間のズレに気づくことができたし、なんとか大丈夫でした。
―受験に“余裕“という言葉は大事ですね!受験が終わった後はどうでしたか?
勉強したのに分からない!という内容はなかったですね。合格ラインが全然わからなかったから、とにかくその場を真剣に純粋に楽しんだもん勝ちだと思う!!
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私はもう2年も前の出来事ですが、受験をした時の様子はよーく覚えています。県外の受験でとても緊張して、お気に入りのパンがなかなか口に入らなかったです。ですが、なんでも楽しく考えるほうが良いので、受験ではなくその先を見て待ち遠しく思っていました。
他にも、受験資料に載っていなかった合格ラインのデッサンが見たくて、オープンキャンパス時に自分から見せて欲しいとお願いした子もいました。AO入試を受ける子は、体験入学でも似た内容の事を行っているので一度、いや何回も!行ってみるのが一番ですよ。
緊張してしまう子は本番に向けて、その場で自分を慣らすのも良いかもしれないです!オープンキャンパスも積極的に足を運び、先生の顔を見慣れているとより緊張せずに自分を発揮できるかもしれないですね。
自分が受けたい大学ですから、なんでも知って準備万端にしていたいですよね!
頑張ってきたことをぶつける時。来たぜこの時!と思って頑張ってください。
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【Tsutae取材班】
菅沼 穂乃花(ビジュアルコミュニケーションデザインコース2年生、小松市立高等学校 出身)
柴田 真衣(ビジュアルコミュニケーションデザインコース2年生、京都府立西城陽高等学校 出身)
阪上 可弥乃(ビジュアルコミュニケーションデザインコース1年生、浪速高等学校 出身)
加藤 紗貴子(ビジュアルコミュニケーションデザインコース1年生、福井県立福井商業高等学校 出身)
2020年2月13日 インタビュー
こんにちは、情報デザイン学科です。
卒業展も早いもので本日を含め残り4日となりました!
今回は、コース特別賞、ゲスト特別賞(酒井博基特別賞、大塚いちお特別賞)、同窓会特別賞の
受賞者コメントをお届けいたします!
記載情報は以下の通りです。
氏名 | コース|出身高校|作品タイトル|メディア | 展示場所
【コース特別賞】
山上 裕輝 | 大阪市立咲くやこの花高校|情報デザインコース|not here not there|インスタレーション、映像 | BR 1F
【コメント】
制作の発端は卒業展のアートディレクションをしようとした際、展示会場である智勇館の天井にむき出しの配管などが作品鑑賞のときにノイズになるという問題に気付いたことでした。
解決策を構想しているときに、ケヴィン・ケリーが提唱したミラーワールドという概念を知り、仮想空間の中で卒業展を自由に歩き回れたら面白いのではと考え、アートディレクションに軸足を置いたウォークスルーゲームの制作を決定しました。
ゲームのコントローラーを媒介してインタラクティブ・アートの体裁を保ちながらも、ゲーム特有のアップデートという要素を取り入れ展示期間中も作品を更新していく予定です。
制作に使用したソフトウェアは学内の開講科目では学ぶ機会がなく、全て独学で勉強したので本当に苦労しました。
【コース特別賞】
長尾 春奈 | 九州産業大学付属九州高校|イラストレーションコース|穏やかな混乱|イラストレーション | BR 4F
【コメント】
賞をいただけて驚くとともに、とても嬉しく思います。
私の作品は、日常の中でよく見かける人工物の形を奇妙な形に変形し、それを描いたものです。
4回生になってから構想を練り始め、今のコンセプトになったのは7月だったので制作期間はだいたい半年ぐらいになります。
制作に至った経緯は、給水塔やガスタンクの奇妙な形と佇まいに魅力を感じたことをきっかけに、私が日常的に見ている人工物たちもそのような奇妙な形と佇まいにすることはできないだろうかと考え始めたことからです。
鑑賞の際には、人工物たちの心地よい奇妙さを感じていただけたら幸いです。
今後も自分の感じたことを大切にして、作品制作に活かしていきたいです。
【コース特別賞】
石田 恵里 小山 真央 吉村 夏鈴 | 京都府立西城陽高等学校 私立出雲北陵高等学校 大阪市立咲くやこの花高等学校| 情報デザインコース|次継 tsugitsugi|映像、プロダクト、ポスター、写真、シルクスクリーン | SO 1F
【コメント】
活動の内容、それを魅せる展示、1つのパッケージとして評価していただけたことを大変嬉しく思います。
私たちは元々、3年次後期授業でゴミ分別問題に取組み、徳島県上勝町を取材し、学内でゴミ分別を実施していました。しかし、卒業制作の題材とするのは限界がありました。この経験を生かし、廃棄されるものをデザインの力で何とかできないかと考え、tsugitsugiというグループを結成しました。
焼き物の産地を取材して、商品にならない陶器が割られ、廃棄されてしまう現状を知り、捨ててしまうものにも価値を与えることができればそれはゴミにならないのではないか、ものの大切さと向き合うきっかけになるのではないかと考え、ワークショップ形式の卒業制作を行いました。
tsugitsugiを通じて、私たちの考え方や気づきがいろんな形できっかけとなり次に継がっていくと嬉しいです。
私たち3人はそれぞれの道に進みますが、自ら学んでいく姿勢をこれからも続けていきたいと思います。
【酒井博基特別賞】
水関 凪 | 愛媛県立川之石高等学校|情報デザインコース|〇〇のみかん鍋|立体 | SO 1F
【コメント】
自分が賞を頂けるとは思わなかったのですごく驚いています。
みかん鍋は山口県発祥のご当地グルメですが、日本では山口県以外にもみかん栽培が盛んな地域があります。そこで、山口県以外の地域でもその地ならではのみかん鍋が作れるのではないかと思い制作に取り掛かりました。
制作期間中3つの地域へ赴き、行ったことのないスーパーで地元の方にお話を伺ったり、実家では両親にみかん鍋を振る舞ったりと、何もかもが新鮮な体験でした。
今回は3つの地域限定での考案でしたが、多くの地域でオリジナルのみかん鍋を展開していけると思います。作品を見て興味を持った方がみかん鍋を作ってくださると幸いです。
【大塚いちお特別賞】
鳥生 千晶 | 愛媛県立今治南高等学校|イラストレーションコース|three inferiority complex|立体、イラストレーション | BR 1F
【コメント】
私は、可愛い生物の形をした生物ではない物体の心地よい不気味さに魅力を感じ、そのようなモチーフを描くようになってから、自分の描いたイラストレーションを立体化したいと考えていました。そして、4年間の集大成である卒業制作でイラストを立体化することに挑戦しました。イラストを立体化するには、3Dモデリングツールを操作できるようになるところからのスタートで、想像以上に苦戦し時間がかかりましたが、自身のイラストを立体化できた時の興奮は今でも忘れません。
今回のイラストは、コンプレックスという負の感情をテーマに描きました。私は、口に出すことのできないことや口に出したくないことを吐き出すために絵を描いてきましたが、以前からテーマやコンセプトに関することより、イラストの見た目に関する感想や評価をいただくことが多く、自らの制作の意図が鑑賞者には伝わっていないのではないかと不安になることがありました。しかし、今回の講評でテーマと絵柄のギャップについての評価から賞をいただいたことで、今までやってきたことが間違いでなかったのだと安心できました。これからも、鑑賞者と作品の距離を見つつ制作を続けていきたいです。
【同窓会特別賞】
森弘 麻友 | 山口県立下松高等学校|情報デザインコース|小宇宙|写真、シルクスクリーン | BR 1F
【コメント】
言語化が難しく感覚的に制作した作品が、情報デザインという枠組みの中でどう評価されるのか不安だったので、賞を頂けて驚いています。私はずっと曖昧なものをビジュアル化することが好きで、今回は集大成として「宇宙」という題材を選びました。自分の頭の中にある宇宙のイメージを、写真集と壁展示の2方向からのアプローチによって表現した作品です。写真集では、無関係な被写体を集めた写真群に何かしらの共通点を見出しながら、ストーリー立てて世界観を構築し、壁展示ではアクリルや木パネルなどの異素材へと展開を広げることで1つ1つの写真から得たイメージをより強固に定着させることを試みました。宇宙の断片を自分の手によって形にしたい、また切り取り方次第で世界の見え方を変化させることができると証明したいという思いは、宇宙という大きな存在に対して感じるどうしようもない無力さと憧れからきています。この作品を鑑賞された方の目に映る何気ない景色が、いつもより少しでも良いものになれば幸いです。卒業後は広告を制作する会社に就職しますが、ずっと写真を撮り続け、特にアクリルを用いた写真表現の可能性を追求してみたいです。
受賞者のみなさん、おめでとうございます!
卒業展も残りわずかとなりましたが
ご来場をお待ちしております。
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京都造形芸術大学 卒業展/大学院 修了展
日程:2/8(土)~2/16(日)
時間:10:00~18:00
場所:京都造形芸術大学 瓜生山キャンパス
詳しくはこちらから→★
【智勇館】地図はこちら→★
【創々館】地図はこちら→☆
2/15(土)2/16(日)同時開催!オープンキャンパス
詳しくはこちらから→☆
スタッフ:タカハシ
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2020年2月12日 インタビュー
こんにちは、情報デザイン学科です。卒業展も残るは今日を含めて後5日となりました。
本日は優秀賞を受賞した学生のコメントをご紹介します!
記載情報は以下の通りです。
氏名 | 出身高校|コース|作品タイトル|メディア | 展示場所
【優秀賞】
東 祐輔(あずま ゆうすけ)|滋賀県立水口東高等学校|情報デザインコース|「星を通じて。」|映像|智勇館BR47
【コメント】
倉知 朋之介(くらち とものすけ)|名古屋大谷高等学校|情報デザインコース|「アメリカンドッグ」|
立体、インスタレーション、 映像、ポスター|智勇館 BR14
【コメント】
石田 悠輝(いしだ ゆうき)|滋賀県立水口東高等学校|イラストレーションコース |
「マジカル・ガジェット」|プロダクト、ミクストメディア、漫画、音楽|智勇館BR4F廊下
【コメント】
賞をいただけるとは思っていなかったので、大変うれしく思います。
「ヴェイパー・ウェイヴ」というインターネットで発展した音楽ジャンルを見つけてから、その音像や少しネガティヴなテーマなどがすごく気に入っていたのですが、時間が経つにつれ、ヴェイパー・ウェイヴの面白さはムーブメント自体よりも、各作家が自己解釈して自分の表現に発展していくことだと思い始めました。僕はそれの真似をしてヴェイパー・ウェイヴの自己解釈を軸にして作品を作ることが多くなりました。この制作も基本的にはその延長なのですが、単に延長するだけではなくて大きく発展させることを目標にしています。
漫画と音楽を両方作って自分でパッケージするという方法は、ヴェイパー・ウェイブのDIY精神的なものにかなり影響を受けています。
音楽と漫画の内容については、それぞれの世界が並行世界と仮定して内容を作っていきました。キャラクターが現実と虚構の間で揺れている様子を、メディアを横断して描くことで、さまざまな境目があいまいになっていく様を感じられるようなものを目指しました。
今後もこういうスタイルで、何か面白いパッケージが作りたいです。
優秀賞のみなさん、本当におめでとうございます!
まだご覧になっていない方は、ぜひ会場まで足をお運びください。
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京都造形芸術大学 卒業展/大学院 修了展
日程:2/8(土)〜2/16(日)
時間:10:00〜18:00
場所:京都造形芸術大学 瓜生山キャンパス
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2/15(土)2/16(日)同時開催!オープンキャンパス
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スタッフ:かつ
2020年2月11日 インタビュー
卒業展4日目となりました本日は、
見事学長賞を受賞しました根之木 颯亮君の作品をご紹介いたします!
【学長賞】
根之木 颯亮(ねのき さすけ)|情報デザインコース|B領域|
「柄の潮流」|ミクストメディア|展示場所_人間館1F・NA1F/智勇館3F・BR31
この一年間、賞のことは意識せず自分のしたいように制作してきたので、学長賞と発表されたときには驚きと同時に畏れ多くも感じました。自分の作品でいいのか。しかし、多くの方々に助けていただきながら形にすることができた作品ですので、それを良いと評価していただけたことで何か報われたような気がします。つくることだけを考えて動いたこの一年間はとても充実した生活でした。
僕の作品は伝統的な文様を現代風にアップデートした20種類の柄の作品群になります。文様に与えられた意味と意匠の合理性に惹かれて研究し始めました。僕は比較的インドアな人間ですので、集めた情報を自分の中で反芻し続け、処理し、構築・定義することに一番時間をかけました。持てる知識、感性、技術の全てを総動員して、グラフィックデザインと言葉と向き合い続けたこの作品は今の自分の集大成だと思います。ぜひ鑑賞者の皆さまにはクスリと笑いながら楽しんでいただければ幸いです。
クリエイティブと真摯に向き合う姿勢、世の中を多角的に穿つ眼、この4年間で磨いてきたこれらを大切に、社会に出てからもおもしろいものを作り続けていきたいと思います。
(根之木 颯亮 / 京都府立洛北高等学校 出身)
根之木君、本当におめでとうございます!
皆さんぜひご高覧いただければ幸いです。
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京都造形芸術大学 卒業展/大学院 修了展
日程:2/8(土)〜2/16(日)
時間:10:00〜18:00
場所:京都造形芸術大学 瓜生山キャンパス
詳しくはこちらから→★
【智勇館】地図はこちら→★
【創々館】地図はこちら→☆
2/15(土)2/16(日)同時開催!オープンキャンパス
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スタッフ/クスモト
2019年4月16日 インタビュー
春の訪れとともに、いよいよ新学期が始まりますね。
皆さん充実した春休みを過ごせましたでしょうか。
私たちも新しい学年を迎えるにあたって、ワクワクと期待の気持ちでいっぱいです。
記事を担当しますのは、情報デザイン学科イラストレーションコース新3年生の、
相場・磯本・岩城・長谷川です。よろしくお願いいたします!
さて今回は、2019年2月9日(土)~2月17日(日)に開催された
卒業展 / 修了展 についてご紹介したいと思います。
私たちが所属しているイラストレーションコースの先輩の素敵な作品を、
D領域・E領域からひとりずつご紹介させて頂きたいと思います。
—
D領域は、榎並爽野さんの作品『itstilllivesinmylife』です。
3Dグラフィックを使ったりイラストの形にパネルをくり抜いたりと、
平面だけにとどまらない大胆さと力強さを感じました!
イラストレーションコースで学ぶ中で感じた
「イラストレーション表現の幅広さ」が表現されている作品だと思います。
—
【榎並さんからのコメント】
この作品は、昔の作家による静物画作品や、身の回りにあるモノたちの持つ魅力に注目しながら、
様々なメディアを横断して表現をしています。
2年前に鍛冶屋である父親の包丁を描き始めたことで、
自分の手でモノの質感を再現することに惹かれ始めたことをきっかけに、
3回生の頃から卒業制作に対して具体的なイメージを膨らませていきました。
常に自分の好きな作品に仕上げることを意識しながらも、
自らの直感を信じるには時間がかかったし、卒業制作の最終審査手前のプレゼンテーションで、
先生方に言われた『あとは手を動かすだけなのに、何に悩んでいるのか分からない。』
という言葉は強く印象に残っています。
今まで深く関わってきた人たちから、
4年間の集大成という形で見られることへのプレッシャーを感じながらも、
制作に手をつけた時に自分自身でも感じた成長を見てもらい、
良くも悪くも面白いと思ってもらえる作品を作りたいという気持ちが原動力になっていました。
様々なモチーフを描く上での多くのリサーチを通して、
自分が普段何を考えてどのように生活をしているかを再確認する作品になったし、
自分の直感を無駄にしないようにしようと思うことができました。
これから先、面白い人たちと一緒に面白いことをしながら、
絵を描くことを好きでい続けたいと思います。
京造に通う在学生の皆さんや、これから入学してくる多くの方たちには、
いろいろな場面で自分が必要だと思うもの・思わないものの取捨選択に気を使いながら頑張ってほしいです。
あと、卒業制作では本当にお金がかかり貯金しておけばよかったと痛感しているので、
しっかりと貯金することをおすすめします(笑)。
—
続いてE領域、勝本朱里さんの作品『ひかりとくも』です。
勝本さんが考えていたコンセプト
【みんなが人と違う形の原石であり、磨いて輝くことが魅力になる】が、
絵本という表現を使うことで、分かりやすく人の心に届けられる作品に仕上がっていると感じました。
【勝本さんからのコメント】
この作品は、「自分がどんな輝きをしているのかを知る」というコンセプトのもと、
それぞれ独りで生きてきた2人の主人公が出会うまでの物語を描いています。
制作中、作品のクオリティや方向性に迷いを感じ、悩む瞬間もありました。
そんな時、独り善がりな観念から遠ざけてくれたのが安西水丸さんというイラストレーターの
『明日、君がいなくなっても誰も困らないよ。嫌ならやめちゃえば良いんだ』という一言でした。
私はその言葉で急に肩の荷が下り、自分の生み出したキャラクターや世界観に自信を持って
魅力的にしていくことを意識できたし、キャラクターの成長や木々の色、空間の地形にまでこだわり抜き、
描くことを妥協せずにこの作品を完成することができました。
そしてこの物語には続きがあり、次は主人公の少年の輝きが、
少年の意思によって誰かのためになることを描き伝えたいと思っています。
大学生活の中で、日頃からモノの見方や伝え方をいろいろな方法で試してきました。
時間がかかっても自分が納得するまで一つひとつ乗り越えてきたおかげで、
卒業制作の軸を確立させることができたし、自分の伝えたいことを貫いたことに成長を感じました。
卒業後はグラフィックデザイナーとして働きながら、私の描くイラストレーションを磨き、
身近で大切な人たちを驚かせるような人になります。
京造に通っている在学生の皆さんや、これから入学してくる方たちには、
色々な分野の仲間と話し、意見を交わし合い、多くの人から刺激を受けてほしいです。
その出会いこそが自分の成長にきっと繋がるし、納得のいくまで作品と向き合い、楽しみながら制作をしてほしいです。
—
みなさんいかがだったでしょうか?
これから入学を控えている0年生や高校生のみなさん。
はたまた、これから卒制に取り組む後輩のみなさん。様々な捉え方があったとおもいます。
来年卒制を控える私は(いち意見として)榎並さん・勝本さん2人とも、
それぞれの想いを胸に卒制と自分と向き合っていると感じました。
私は今回取材を通して、2人の卒業生の体験を聞き、卒制は自分と向き合う時間だと思います。
社会人になったらなかなかそんな時間は無いと思います。
だからみんなよく口癖のように「卒制と戦う」とか「卒制やだな〜」などネガティブな捉え方をしがちですが、
私はそれが不思議です。こんなに貴重な1年は楽しむしかないと思います。
先輩の卒制を見ると毎年心が震え、脳内がオーバーヒートしそうになります。
2人の話を聞くと自分と向き合うのは大変だけれど、
生き生きして後悔などなくむしろ前向きで自信にみちあふれた力を感じました。
自分のための作品ですから様々なアウトプットの仕方がありますが、グラフィック、イラストレーションに留まらず、
その作品にとって1番のアウトプットの方法を見つけられるといいですね。
最後になりますが、4回生の皆さまご卒業おめでとうございます!
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【Tsutae 取材班】
相場 葵(イラストレーションコース2回、静岡県立磐田農業高等学校 出身)
岩城 有香(イラストレーションコース2回、京都市立紫野高等学校 出身)
磯本 朱里(イラストレーションコース2回、京都市立紫野高等学校 出身)
長谷川 文香(イラストレーションコース2回、滋賀県立信楽高等学校 出身)
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4月27日(土)、28日(日)に高校生・受験生を対象としたオープンキャンパスがあります。
みなさんの参加をお待ちしています!
https://www.kyoto-art.ac.jp/opencampus/oc04-27_04-28/
参加が難しい方は、今後のオープンキャンパスの予定を以下よりご確認ください!
https://www.kyoto-art.ac.jp/opencampus/
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よろしくお願いします。
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京都芸術大学は、今アジアで最もエネルギーを持って動き続ける大学であるという自負があります。
通学部13学科23コース、通信教育部4学科14コース、大学院、認可保育園こども芸術大学。
世界に類を見ない3歳から93歳までが学ぶこの大学は、それぞれが溢れる才能を抱えた“プロダクション”のようなものです。
各“プロダクション”では日々何が起こっているのか。授業や取組みの様子、学生たちの作品集や人物紹介。
とどまることなく動き続ける京都芸術大学の“プロダクション”の数々。
そこに充満するエネルギーを日々このサイトで感じてください。