2014年4月
2014年4月25日 ニュース
4月27日(日)はオープンキャンパスです。
アートプロデュース学科(ASP)は、例年どおりトラヤンの足元で開催します。
昨年の様子↓
今年もやります、モネパズル!
印象派を代表する画家、クロード・モネの連作『睡蓮』のうち1枚をパズルにしたワークショップです。
バラバラになったピースをよく見て、他の人といっしょに組み立てていくなかで、今まで気づかなかった作品の世界が見えてきます。美術館で人がアート作品の前で立ち止まる時間は、平均して、たったの5秒~10秒間。「知ったツモリ」「見たツモリ」の作品の、とびきりの面白さを再発見しましょう!
上写真は、この4月にASPへ入学した福山くん!昨年モネパズルに参加してくれていたのですね。
また、今年はモネの『睡蓮』で、ASP学科看板授業「ACOP」を再現します!
「みんなで一緒に、意見を交わしながらアート作品を鑑賞する」ことを体験してもらいます。ひとりでは見ることができないものが、他の人とのコミュニケーションを通して見えてくる。そうしてアート作品の理解が深まると同時に、アートそのものの世界も深見を増してきます。ACOP(Art Communication Project)とよばれるこの対話型鑑賞プログラムは、ASP学科の名物授業でもあります★
高校生のみなさん、現役の学生達と一緒に「ACOP」をぜひ体験してみてください。
さらにさらに、ASPブースではスタンプラリーもやってます。
上写真は3月にASPを卒業した原泉さん。
この4月から九州大学の大学院へ進学しました。がんばっているかなぁ~
4回生の松本くんがもったASPブルーの看板が目印です。
先輩達と教職員がお待ちしています!!
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2014年4月23日 イベント
5月5日開催の特別講義では、芸舞妓専門の若手着付師・高橋英次氏をゲストにお迎えし、舞妓の衣装に関するお話と着付けを実演いただきます。
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5月5日(月・祝)特別講義
『男衆の仕事』
13:00〜14:30
@ARTZONE (※会場がいつもと異なります)
ゲスト:高橋英次氏(男衆・芸舞妓専門着付師)
プロフィール:
1984年生まれ、京都出身。元自衛官という異色の経歴の持ち主。
京都の伝統文化に触れる仕事を探すなかで「男衆」の存在を知り、着付師の世界に飛び込む。
2008年より修行をはじめ、2012年に芸舞妓専門着付師として独立。
京都の伝統産業に従事する職人達と幅広く交流をもち、
花街を陰で支える男衆としての生き方を模索しながら日々奮闘中。
◎本講義は、同時期ARTZONEにて開催予定の展覧会『舞妓の美 —花街を彩る匠の技—』(会期:2014.5/3〜25)と連携しています。
■その他関連イベント
■2014年5月10日 13:00〜14:00
ギャラリートーク「京団扇と舞台小道具」 講師: 住井啓子(小丸屋住井十代目女将)
花街の夏の風物詩・京丸うちわや五花街のおどりの舞台小道具を製作する小丸屋住井の女将・住井啓子氏から、展示品の説明や花街との関わりについてお話いただきます。
■2014年5月11日 13:00〜14:00
ワークショップ2「舞妓の髪型」講師: 山中惠美子(山中美容室)
芸舞妓の結髪をはじめ、葵祭や時代祭、伊勢神宮祭主のお支度のご奉仕をされている髪結師・山中惠美子氏による、舞妓の髪型についての解説と髪結いの実演。
■2014年5月17日 14:00〜15:00
オープントーク「舞妓の美」 ゲスト: 宮川町の舞妓さん
宮川町の舞妓さんをゲストに迎え、花街衣装研究会のメンバー、京都造形芸術大学の学生とともに舞妓の美粧や花街の文化について考えます。
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2014年4月17日 イベント
4月16日(水)2014年度最初の特別講義ゲストには、本学専任講師の中山博喜先生にお越しいただきました。
中山先生は本学情報デザイン学科を卒業後、NGO団体・ペシャワール会の現地ワーカーとして、アフガニスタンで医療事業、農業開発、水源確保などの支援事業活動をされていました。本年度、中山先生の講義は全2回を予定しており、今回はこのアフガニスタンでの体験を中心にお話を進めていただきました。
中山先生をはじめとするワーカー達は、井戸掘りや水路作りなどの事業も現地の人たちと共に行い、作業期間中ずっと彼らと生活を共にするのだそうです。時には、人々の気持ちを奮起させる言葉を投げかけたりしてモチベーションを高めるなど、コミュニケーションを大切にし、試行錯誤しながらも、30キロメートルもの長い水路をほとんど人力で完成させるといった、さまざまな支援事業を進めてこられました。
ペシャワール会の支援活動では、物資の援助だけを行うのでなく、技術を伝えることで、現地の人たち自身で自分たちの生活を作り上げることができるようにしているという話をうかがい、支援活動というのは、人々や土地のなかで長く生き続けるものであるべきなのだと感じさせられました。
デザインを学ぶ学生が、一転、アフガニスタンで井戸掘りをするという“はなはだ畑違い”な立場に置かれたわけですが、そこで否定的になるのではなく、その運命をいかに楽しむかを考えたと中山先生は最後におっしゃっていました。実際、話の中で苦労の言葉はあまり口に出されていませんでしたが、それも中山先生がどう受け取っているらっしゃるかの結果なのだと思います。
この授業は、ASP学科の1回生が多く、皆それぞれ、これからの大学生活への期待と不安を重ねながら聞いていたと思います。いろんな出会いや出来事がある4年間なので、端から自分とは関係ないと決めつけてしまうのではなく、チャレンジする気持ちをもって様々なことに挑んでいって欲しいです。
●以下学生レポートからの抜粋●
デザインを勉強していたからと言ってデザイン関係の仕事にしかつけないという訳ではない。素人でも「できる・できない」でなくやらなければならない状況になった時、必死になったら紀伊国屋の本で橋も作れる。学校で学んでいてもあまり成果が実らないことおあるけれど、大事なのは学ぶ環境よりも自分の姿勢なのではないかと思わされました。自分の好き嫌い、やりたいことだけ取捨選択するのではなくて、想像だにしなかったことでもそれをいかに楽しんでやるか、ぶつかっていったかという経験で思いもよらなかった道が開けるのだと思いました。
写真しかできないから写真家なのではなく、何かをしながら写真家をしているというところがすごいなと思った。自分は怖がってばかりで「これくらいでいいや」と諦めてしまうところがあり、自分でも勿体ないと思う。アートのことばかりで頭でっかちになるんじゃなく、社会問題やなんかも知っているのは、人としての厚みが増すと思う。自分で自分の可能性をつぶすのは勿体ないので、挑戦していきたいです。
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2014年4月7日 イベント
4月16日開催の特別講義では、写真家であり本学の専任講師である中山博喜先生をゲスト講師にお迎えします。
本学通学部の学生は聴講自由です。お誘い合わせの上、お気軽にご参加ください。
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4月16日(水)特別講義
『はなはだしく畑違いのお話』
16:30〜17:50(5講時目)
@人間館4階 NA412教室
ゲスト:中山博喜氏(写真家/京都造形芸術大学専任講師)
プロフィール:
京都造形芸術大学デザイン学科卒業。大学卒業後5年間にわたり、NGO団体・ペシャワール会の現地ワーカーとして活動に参加。活動の傍ら、パキスタン、アフガニスタンの日常を撮影する。帰国後は撮りためた写真を個展などで発表するとともに、色彩をテーマとしたカラー作品の制作を行っている。京都造形芸術大学専任講師。
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