2014年11月
2014年11月21日 イベント
みなさん、こんにちは。
歴史遺産学科の事務担当Jです。
そろそろ京都の紅葉が見頃をむかえています。
この3連休は少し寒さも和らぐ様子。紅葉狩り、楽しみですね。
ところで、歴史遺産学科では「BUKATSU」で歴史研究クラブの活動をしています。
(「BUKATSU」についての説明はこちら→京都造形芸術大学 BUKATSU)
11月16日(日)は秋・冬第1回目の「BUKATSU」でした。
私たちのクラブ活動の様子をお伝えしたいと思います。
第1回目の担当は仲先生です。
まず最初は教室に集合し、見学先である高台寺に関するレクチャーです。
高台寺の歴史や位置など、配布資料を見ながらの説明です。
一通りの説明を終えると、いざ出陣!
みんなで知恩院三門まで移動です。
知恩院三門からテクテクと歩きながら、仲先生の解説を聞きます。
高台寺へ向かう道すがら、西行庵と芭蕉堂を見学したり、樹木の観察をしたり。
いろんな発見があるものですね。楽しい道中です。
さて、いよいよ高台寺拝観です。
仲先生から庭園の説明を受けたり、『都林泉名勝図会』に描かれている茶室「傘亭」と
現在の「傘亭」を見比べたりしながら、歴史に触れながらお寺の境内を散策します。
その後は掌美術館で美しい高台寺蒔絵を見たり、圓徳院で美しいお庭を拝見したりと盛りだくさん。
あっという間に3時間が過ぎてしまいました。
今回参加してくださった方々もすごく楽しそうにされていました。
かなり内容のつまったフィールドワークとなりました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
次回の「BUKATSU」は12月7日(日)「はじめての古文書① くずし字ってなあに?」です。
詳しくはこちらをご覧くださいね。→京都造形芸術大学 BUKATSU
多くの方のご参加をお待ちしております!
2014年11月19日 イベント
こんにちは!歴史遺産学科副手です。
だいぶ遅くなってしまいましたが、学生作品展の振り返り、最終章です。
伎楽面と衣装制作を行った岡田先生クラスです。
3回生の海津さんが記事を書いてくれました。
それでは御覧ください!
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こんにちは、歴史遺産学科 文化財保存修復コース、岡田ゼミの海津です。
今回のブログでは、私たちが前期授業で取り組んだ内容を、9月下旬に行われた学祭での学科展の様子と合わせて、遅くなってしまいましたがご紹介します。
前期の取り組みは大きく分けて2つです。
1つは伎楽面制作。
飛鳥時代から奈良時代にかけて寺院の法会で盛んに上演された伝統芸能、伎楽。
それに用いられたのが伎楽面です。
正倉院に残されている品を参考にしました。今年の第66回正倉院展にもいくつか出展されていましたね、ご覧になった方もいらっしゃるのでは?
漆について学ぶという一環で、乾漆技法という、土で成形し布などをかぶせた上から漆を塗布する技法を用いました。
制作は山崎隆之先生に指導していただきました。
そうして完成し、学科展で展示された作品がこちら。
もう1つは、伎楽衣装の作製です。
今までにない挑戦をしよう!と染めから行いました。天然染料である茜、刈安、紫根の3種類から4色に絹地を染めました。
真っ白だった絹が、染色のあと乾燥して鮮やかな色合いになったのを見たときの感動といったら!
一度染めた布をもう一度別の色の染料で染めることで、混色もできるんです♪
縫製も一から自分たちで。
もちろんミシンは使わず、手縫いです。染色も縫製も、青木正明先生のご指導のもと行いました。
できあがったらマネキンに着せて、伎楽面もかぶせて、岡田ゼミブースの愛すべきマスコットの完成!
名前を「カルラ」といいます。
展示ブースにお客さんを呼び込む役割を果たしてくれました。
学祭当日はたくさんのお客様がご来場くださいました。
研究や実験がメインとなりがちなこの学科での取り組みで、それだけでなく実際に自分たちの手で作った作品を多くの方に成果として見ていただく機会はとても貴重なものです。
この取り組みを土台に、さらいろいろな経験を積み重ねていきたいと思います。
最後になりましたが、観にいらしてくださった方々、本当にありがとうございました!
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海津さん、ありがとうございました!
漆を触るのも、染色を行うのも初めての学生が多かったのですが、皆持ち前のパワーで楽しんで制作していましたね。
こうした素材に触れたことは大きな経験になると思います。
これで学生作品展の振り返りはすべて終わりました。
しかし、歴史遺産学科の授業や取り組みはまだまだたくさんあります。
2014年11月6日 イベント
こんにちは!
歴史遺産学科では、前期にご好評をいただいた「歴史研究クラブ」を、秋・冬の『BUKATSU』として後期も開講いたします!!
京都造形芸術大学 歴史遺産学科主催
歴史研究クラブ
歴史や文化を学ぶと、先人がいかに工夫を凝らし、
知恵を絞ってよりよい生活を目指していたか知ることができます。
そして、その一人ひとりの営みの蓄積が地域を超え、
さらには時代を超えて現在につながっていることに気づかされます。
歴史が息づくこのまちで「歴史研究クラブ」のフィールドワークや研究から
いまを紐解く”ちょっといい時”を過ごしてみませんか?
お申し込み・詳細ホームページはこちら
初回の歴史研究クラブは、11/16(日)に行います。
『高台寺散策フィールドワーク 見事な蒔絵や茶亭・庭園を鑑賞しよう』(担当:仲先生)
担当の仲先生が高台寺庭園について書かれた記事が、一般社団法人 京都府建築士会の機関誌「京都だより」(2014年8月号)に掲載されております(リンク先にて、PDF形式で御覧いただけます)。
高台寺には庭園や建築、蒔絵など見どころがたくさんあります。
ぜひ、この機会にご一緒しましょう!
お申し込み、お待ちしております!!
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京都芸術大学は、今アジアで最もエネルギーを持って動き続ける大学であるという自負があります。
通学部13学科23コース、通信教育部4学科14コース、大学院、認可保育園こども芸術大学。
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