2019年12月
2019年12月26日 授業風景
今年後期から始まった2年生の「素材・材料学演習Ⅱ」のスケボー制作がついに合評を迎えましたので、ご報告いたします。以前の記事は以下のリンクから見てみてくださいね!
2019年11月11日更新
【クロステックデザインコース】ショップボットでスケートボードを制作!
2019年10月28日 更新
【クロステックデザインコース】スケートボードを制作中です!
今回の課題はプロトタイプ制作を通して素材や形を観察し、商品レベルのスケートボードを作るというものです。また裏課題として、2020年度のオリンピック正式種目に選ばれたスケートボードに残る偏見への向き合い方を各学生に考え提示してもらいました。
それでは、今までの制作工程と成果を紹介いたします!
まず、左一昕さん(中国甘肅省張掖中学出身)が制作したのはレゴブロックで出来た3人乗りスケートボードです。もちろんレゴの組み合わせだけでは強度が足りないため、しっかりと樹脂で全体を覆っています。3人乗りに耐えられるように一般的なものより一回り大きな車輪を採用しました。
左さんの髪の色にも似あうカラフルなスケートボードが完成しましたね!
リサーチを進めるうちに、スケートボードは既に完成形を迎えていると判断した西川葵 さん(京都橘高等学校) は、個人での適量生産をすることに挑戦しました。
大学にある道具をフル活用し、完成したスケートボードがこちら。
周りよりも少し早く課題を終わらせた西川さんは、次に雪上サーフィンの雪板制作にとりかかりました。何枚も薄い板を重ね、ボンドで圧着、乾燥させることでミルフィーユ状になった1枚板が完成します。
適量生産の際に素材や強度について学んだことで素早く行動し、完成することができましたね。
高田雛子さん (滋賀県立大津高等学校) は毎日電車とバスを乗り継ぎ通学しています。特に通勤ラッシュではスケートボードが自分にも他人にも当たってしまい、いい印象を持つことができなかったそうです。そこで彼女が目を付けたのはスケートボードに付けるカバーでした。
満員電車でぶつかっても痛くないよう、クッション性が高い浮き輪の原理を利用しました。試行錯誤を重ね、半田ごてで塩化ビニールを圧着、水を入れて空気漏れや耐久性に問題ないか実験を重ねました。
これであれば人にあたっても不快な思いを軽減できますし、邪魔であれば空気を抜いてポケットにしまっておけますね!
スケートボードにある偏見を冷静に見つめ、物事の善悪を簡単に決めつけてしまう私達自身のあり方に疑問を持った坂東 拓海 君(札幌国際情報高校)。私たちが物を図る際にもっとも身近である定規を選び「目盛り」にメッセージを込めた新しい定規を制作しました。
今回の「素材・材料学演習Ⅱ」はスケートボード制作からスタートしましたが、着地点は様々で興味深いものとなりました。結果異なる角度から「スケートボードが持つ偏見」を考えることが出来、自分たちの成果を披露すると共に意見交換する場としても授業を締めくくることが出来たと思います。
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2019年12月18日 授業風景
2年生の最もチャレンジングな課題であるairbnbの企業向けプレゼンテーションが行われましたのでお知らせいたします!
なお、今回までのairbnb授業内容は以下のリンクから読むことができますのでご興味のある方は是非一読ください!
2019年4月20日 更新【クロステックデザインコース】Airbnb寄附講座キックオフ!
2019年10月18日更新【クロステックデザインコース】airbnb本格始動
今年の4月から始まったairbnb寄附講座ですが、紆余曲折あり現在3つの案が進行しています。
1. 食事 × airbnb = Breaky
リーダー&プレゼンター:林宗一郎 君(神戸市立摩耶兵庫高等学校出身)
クリエイティブディレクター :坂東 拓海 君(札幌国際情報高校出身)
エディトアルデザイナー:船越晴稀 君(静岡県立浜北西高等学校出身)
マーケター:伊東 直輝 君(静岡県科学技術高等学校出身)
プロジェクトマネージャー:黒木りみ (熊本県立大津高等学校出身)
アートディレクター:ヤンシウン(韓国アニメーション高等学校出身)
エンジニア:劉威宏(中国浙江省寧波市至誠学校出身)
2. ルート&スポット × airbnb = Runinto
リーダー&プレゼンター:平林竜一君 (静岡県立中央高等学校出身)
3. ベビーシッター × airbnb = BaPT
リーダー:中井七海さん(クラーク記念国際高等学校出身)
プレゼンター:遠藤和奏 さん(大阪産業大学附属高等学校出身)
プレゼンター:庄司雪乃さん(島根県立宍道高等学校出身)
今回はいよいよ、パートナーとなってくださる企業の方々に直接プレゼンテーションを行いました。
それぞれの班がミーティングに膨大な時間をかけ、
アイディアのブラッシュアップや市場規模の分析、マーケティングの方法などを話し合ってきました。
発表時は一人または二人でプレゼンテーションを行います。
グループワークでは平等さよりも適材適所が重要になり、各人が自分の力を発揮できるところを探します。
企画プレゼンのため今回お見せ出来ないのが残念ですが、
プレゼンテーション資料は魅力的にデザインされ、試作としてwebsiteやアプリケーションを用意するなど、
大人顔負けの出来栄えに驚きを隠せません!
豊富なプレゼン経験をもつ2年生も、今回は大勢の大人の前での発表に流石に緊張の面持ちでした。
最後の1分1秒まで打ち合わせを真剣に行いました。
今回企業の皆様は先生としても参加してくださっており、
率直な意見や指摘もいただくことができて大きな学びになったと思います!
最後に軽部先生から
「経験不足なところや分からないところはプロに任せるのもいい。それよりも強い情熱を持てる案を発表しなさい」
という言葉をいただいた学生たちが、残り1ヶ月どのようにラストスパートを走り切り、結果を残すか楽しみですね!
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2019年12月10日 授業風景
10月から始まったクロステックと江崎グリコとの共同開発プロジェクト、今回はまた新たな進展がありましたのでお知らせします。なお、今までの会議の様子は以下のブログに記載されておりますので、是非ご一読ください!
10月10日更新 江崎グリコと共同開発⁈
10月25日更新 江崎グリコさんとの2度目のミーティングが行われました!
3回目になる今回のミーティングは学生主体で行われました。学生同士の話し合いや先生への報告は日々行われていますが、企業相手となると話が変わってきます。メールでのアポイントメント、ミーティング場所の手配、データファイルの統一化、遠隔で参加するためのzoomの手配など、社会に出なければ「分からない」ことを自分たちなり考え挑戦しています。また、今回は企画プレゼンのための流れや方向性、必要資料の確認、発表の方法まで、学生同士で何度もミーティングを開きブラッシュアップを図っていました。
本学では、1つのプロジェクトに複数の学科が集まって互いの長所を活かす姿をよく目にしますが、クロステックコースの1・2年生が1つのプロジェクトに挑戦するのは初めてです。同じコースの学生が集まってお互いの専門知識を素早くシェアすることは、不足部分を的確に指摘し合い修正することにつながり、企業が相手でも怖気付かない自信も生まれてきます!
さて、学生たちは6つに絞り込んだアイディアを江崎グリコさんに発表しました。最初は学生と社会人との間に溝を感じてしまうこともありましたが、ディスカッションが進むうちにお互い本気モードに。軽部先生も加わり、購買意欲をくすぐる方法や商品ブランドを定着させる方法などについて、さまざまなフィードバックをもらいました。
プロジェクトも本格的に動き出し、緊張感のある刺激的な時間を過ごせたと思います。こんな会議を繰り返しながら、少しづつですが、クロステックデザインコース×セブンティーンアイスのコラボレーションが生まれて行きます!楽しみですね!
セブンティーンアイスのプロジェクトには以下の学生が参加しています!
宇都洸輔 君 (滋賀県立玉川高等学校)
山本 真梨菜 さん(香川県立高松西高等学校)
水野亮太 君 (福井県立敦賀高等学校)
濱田 優希 さん(愛媛県立三島高等学校)
坂東 拓海 君(札幌国際情報高校)
遠藤和奏 さん(大阪産業大学附属高等学校)
黒木 りみ さん(熊本県立大津高等学校)
様々な企画に参加出来るクロステックデザインコースにちょっと興味があるかも!と思ったら、是非“はじめての1day!!芸大体験”に参加してみてください!
クロステックデザインコースは12月15日(日)に仮想空間にVRで絵を描く体験をご用意しています!
京都造形芸術大学では2020年度の全入試スケジュールが開示されています。
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