歴史遺産学科

2020年12月

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2020年12月25日  イベント

【歴史研究クラブ ご参加ありがとうございました!】ハンコの祖先「円筒印章」をつくってみよう!その①

こんにちは、歴史遺産学科です!

12月19日(土)は歴史研究クラブで「ハンコの祖先「円筒印章」をつくってみよう!」をテーマに勉強会を実施しました。歴史研究クラブは、歴史遺産学科が主催で行っている歴史好きな高校生・受験生限定の勉強会です。いつもは対面形式で行っていましたが、今回は対面とオンラインを同時に行うハイブリッド授業で行いました!

オンラインではなんと海外からもご参加いただきました!お申込みしてくださった皆様、本当にありがとうございました!!

今回、授業をご担当くださったのは、文化財科学、考古科学がご専門の増渕先生です。

 

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ハイブリッド授業のため、このような感じで、対面で実施している教室の雰囲気も中継してお伝えしました。

 

さて、今回の歴史研究クラブでは、ハンコの祖先である「円筒印章」をテーマにしていきますが、今、ハンコと言えば、河野行革担当大臣が、各省庁に行政手続きの際のハンコの使用について、廃止を求めた「脱ハンコ」がニュースになりましたね。

みなさんも普段の生活の中で、荷物を受け取る時の受付印や、学校へ提出する書類に必要な保証人印等、様々な場面でハンコを目にする機会があるのではないでしょうか??

 

参加者にもこの「脱ハンコ」制度について、賛成か反対か、意見を聞きました。オンライン参加者の方は、チャット機能を使って、積極的に意見を出してくれました!実際に発言してもらった意見を少し紹介したいと思います。

【賛成派】ハンコを探すのが面倒、署名だけでいいような気がする。実印は必要に感じるが、他の種類のハンコだったら誰でも買えるから意味がないような気がする。

【反対派】押印がないと書類の信頼性がなくなるような気がする。せっかくの日本の伝統文化が衰退していくのでは・・・。

 

ハンコと筆跡によるサインを併用すればいいのでは、という中立的な意見もありましたが、やはり白黒はっきり結論をつけるのは難しいテーマですね・・。

 

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さて、ここは歴史研究クラブ!ハンコの歴史について掘り下げていきましょう!

日本における最古のハンコは、歴史の授業で習った金印ですね。「漢委奴国王」という文字が記され、権威を示すものでした。ここ京都でも、都が京都に遷都した平安時代より官印の制作が広まり、「京印章」という伝統文化が生まれました。日本でも時代の流れとともに、ハンコや花押などのサイン(署名)が形を変えながら、現代まで印章文化が継承されてきています。

一方、今回のテーマである「円筒印章」は今から約5000年前のメソポタミア文明から使われています。当時は石材やガラス等の様々な円柱の材質に模様や文字を彫り、生乾きの粘土板に転がして、印影を記していました。

 

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講義の後はいよいよ円筒印章の制作をします!制作については、その②でご紹介します、お楽しみに!!

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2020年12月21日  イベント

【12/12 1day芸大体験、ご参加ありがとうございました!】

こんにちは、歴史遺産学科です。

1212日、13日は、京都芸術大学の1day芸大体験でした!

「芸大ってどんなことを勉強するんだろう?」「自分にあった学科やコースってどこなのだろう?」そんな疑問をスッキリ解決するため、まずは自身が1日芸大生になってみて、みなさんの踏み出す一歩を応援するイベントです。

1212日(土)は歴史遺産学科の「歴史を支えた「和本」の形」をテーマに体験授業を行いました。

全国様々な場所からご参加くださり、ありがとうございました!!

今回の講義は、東洋の書画や写真の保存修復がご専門の大林先生にレクチャーをしていただきました!

 

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今はメールやインターネット、テレビやSNS等、人から人へ情報を伝える手段はたくさん溢れていますが、歴史を振り返ってみると、文字を紙に記すことが情報を伝える起源になっています。まずは、紙の歴史について学んでいきます。「エジプト文明」、「黄河文明」、「パピルス」等、中学校の社会歴史で学んだ言葉がたくさん出てきました。大学の学びも中学校や高校での基礎的な学びの上に成り立っていることが実感できますね。

 

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紙の歴史に関するレクチャーの後は、実際に日本の伝統的な巻子(かんす)の制作を行います。巻子はいわゆる巻物で、和紙を糊でつないで制作してきます。

 

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 まずは、大林先生のデモンストレーションから。

 

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参加者のみなさん、手際よく和紙をつないでいきます、1枚の長い和紙になっていきますね。

 

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現役生の学生スタッフも、しっかり体験授業のサポートをしてくれています!心強いですね!

 

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和紙をつなぎ合わせて、木材の棒を軸に巻いていきます。たるみやしわ、偏りがないように・・。

巻子は、一方向の表記となるため、物語等の読み進めていく情報であれば問題はありませんが、例えば辞書のように必要な箇所から情報を捉えることには向いていません。

 

そこで、今の本の形の原型とも言える、粘葉装(でっちょうそう)が生まれます。

先程の巻子は、1枚の和紙を長細くつないでいきましたが、粘葉装は和紙の端に糊を付け、和紙を一冊の本のように重ねていきます。

 

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今の本に近い形になってきましたね。

 

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最後に大林先生から、学んだ技法と同じ技法で作られた昔の教科書やお経(経本)を参考資料として、見せてもらいました。本物を手に取ることで学んだ技法が生きた知識として身に付きますね。

 

歴史遺産学科では、今回の体験授業のように、過去を知り、歴史を学ぶことにより、未来に向かいどう生きていくかを考えています。

歴史遺産学科をもっと知りたい!という人は、歴史遺産学科主催の歴史研究クラブもオススメです!!

https://www.kyoto-art.ac.jp/bukatsu/

202126日(土)「拓本で考古学者に挑戦してみよう」は、卒業展と同時開催のワークショップですので、是非参加してみてください!

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2020年12月17日  授業風景

【3回生の集大成 卒論準備研究発表会、無事終了!】

こんにちは、歴史遺産学科です。

今回は、昨日行われました「3回生卒論準備研究発表会」について紹介いたします。

12月2日(水)、9日(水)の2日にわたり、3、4回生が一堂に会して発表会が行われました。

 

4回生による司会進行の下、3回生が現時点での研究の成果を、1人持ち時間15分で発表しました。歴史遺産学科では、3回生進級時に2領域(歴史文化領域/文化財保存修復領域)の専門領域に分かれますが、今回の発表会は領域を分けず合同で行われました。

 

直前まで「緊張する!」「無理!」などの声も聞かれましたが、始まってみるとなんのその、パワーポイントを使いながら落ち着いて発表することができました。今年はコロナウイルスの影響で思う通りに研究が進められなかった学生も多かったようですが、しかしその分沢山の過去の研究を調べることができ、オリジナリティあふれるテーマを設定することができました。芸術大学の中にある歴史遺産学科だからこそ、研究内容は多岐に渡り、興味深いものが多かったです。

 

質疑応答では、学生、先生方からの質問、指摘を受けましたが、第三者の客観的な意見は大変参考になった様子で、今後の研究の課題や道筋が発見できた学生も多くいたようです。

 

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      久しぶりの対面での発表会。席の間隔をあけ、通風をよくするなど感染対策をとっています。

 

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       質問にも落ち着いて応答しています。

 

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      オンラインでも中継し、1回生や2回生も参加しました。

 

      人前での発表はプレッシャーですが、大きな成果が得られましたね!

 

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