日本画コース

【日本画】一年生 物部泰典先生による表具実習

こんにちは、日本画コース非常勤講師の佐竹です。

 

まずは授業とはまったく関係ない話ですが、、

NC棟6階のベランダでひそかに育てていたプチトマトを初収穫しました。

茄子も実が出来始め、食べる日が来るのが楽しみです。

 

さて、6月26日からの三日間、物部泰典先生のご指導のもと表具実習が行われました。

 

まずは最初の二日間で、先日制作した運筆もしくは琳派の作品から一点選び、

それを裏打ち(本紙の補強)しました。

裏打ち用の紙はとても薄いので慎重に本紙に貼り付けます。

一日目二日目で裏打ちと木製パネルへの紙の捨て張りが完了したら、しかっり乾燥させます。

  

↑(左)名札を下げているのが水曜日ご担当の後藤吉晃先生。 (右)大学院生の下村さんにもお手伝いしていただきました。

 

↑今回は準備してもらったものを使っていますが、日本画コースでは糊も自分たちで炊いたりします。

 

下準備を終えて迎えた三日目、お待ちかねの作品の表装を行います。

まずは物部先生によるお手本から。本日行う工程をすべて通して実演していただきました。

大きく分けて以下の工程を行いました。

①裏打ちした本紙を木製パネルに貼る

②布地を選ぶ

③作品のサイズに合わせて布地を切る

④布地を貼る

↑細かい作業が多いので先生の動きを見逃さないように皆真剣に観ています。

 

工程を一通り把握した後は学生ひとりひとりが実践します。

作品の上下左右で布地の模様を揃えたり、糊を均一に塗ったりと繊細な工程に苦戦している学生が多かったです。

  

↑作品によってサイズが違うのでそれぞれにあった布地の大きさで表装しています。

 

大学の授業で京表具師の先生に直接ご指導をうけ、

実践しながら学べるのは大変貴重な体験だったと思います。

今回表装した作品はいずれ学内で展示もされますのでご期待下さい。

 

そして、次回の授業はいよいよ日本画制作です!

岩絵具や膠の扱い方やドーサ引のやり方などの基礎を学び、

「七月」をテーマに学生が各自で選んできたモチーフを描きます。

楽しみですね!

 

 

美術工芸学科 日本画コース

非常勤講師 佐竹龍蔵

 

 

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