- 2020年5月18日
- 日常風景
オンライン授業がはじまりました
こんにちは、大学院準備室です。
京都では緊急事態宣言継続中ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
私はここぞとばかりに、スミソニアン博物館へ行っています!
(スミソニアン博物館が所蔵品をデジタル画像でオンライン公開してくれているので行ったつもり)
さて、しばらく間があいてしまったブログですが、また更新していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
いよいよ今日から大学院でもオンライン授業がはじまりました。
「(比較)芸術文化論特論1」の様子をご紹介します。
今年度の(比較)芸術文化論特論のテーマは、アート/クラフト/デザイン/メディアとなっており、第一線で活躍されている研究者、作家を招聘し、様々な地域・時代・ジャンルを越えた主題を中心に展開されます。
日本の芸術文化を広い視野から概観するとともに、全学生の問題意識の共有化を図ることを意図した大学院の必修科目になります。
初回は、京都芸術大学大学院教授 浅田彰先生です。
「ポストモダニズム再考」についてご講義いただきました。
・・・20世紀末以降、モダニズム(modernism)からポストモダニズム(postmodernism)への転換が語られるようになった。一方で情報技術(ICT)に支えられたグローバル資本主義、他方で多文化主義(multiculturalism)が支配的になるにつれ、それに反発するポピュリズムも力を増している。こうした現在の状況を「ポスト/モダン」を軸として総体的に把握し、その中でのアートやデザインの位置と方向を考える。(授業概要より)
教室のテレビモニターでみなさんのお顔も拝見しています。
対面で授業できる日が待ち遠しいですが、しばらくはオンラインにてたくさんお会いしましょう!
○講師紹介
批評家、思想家、現代思想。ICAKYOTO所長。
1983年に『構造と力』を発表し、翌年の『逃走論』で提示した「スキゾ/パラノ」のパラダイムとともに、「浅田彰現象」とも呼ばれる「ニューアカデミズム・ブーム」を生んだ。その後、哲学・思想史のみならず、美術、建築、音楽、舞踏、映画、文学ほか多種多様な分野において批評活動を展開。著書に『構造と力』、「逃走論」ほか、『ヘルメスの音楽』、『映画の世紀末』、『20世紀文化の臨界』など。『GS』、『批評空間』、『インターコミュニケーション』などの編集委員を務めた。