大学院

6/22の(比較)芸術文化論特論の様子

こんにちは、大学院準備室です。

早くも7月半ばに差しかかってまいりました。

前期授業も折り返しましたね!

合計6回授業の(比較)芸術文化論特論も先月には終えてしまいました。

つまりは特論の講師紹介はあと2回となります。

つまりは集中授業・後期授業の講師・授業紹介もどうぞご期待ください。。

 

 

先月6月22日(月)の(比較)芸術文化論特論第5回目の講師は、やなぎみわ先生でした。

「定着と興行 ~2つの表現~」についてご講義いただきました。

・・・定着とは写真作品、興行とは舞台巡業のことです。表現には、大衆の逆鱗に触れる自由を手放してはならないものもあれば、大衆の支えがなければ成立しないものもあります。私の現代美術の領域で個人制作と、土地の歴史と融合する野外劇の二足わらじは、つねに矛盾を孕みます。しかしその対極を往復するのは、ふたつの表現を、少しでも近づけるための試みでもあります。社会奉仕の代償に芸術に居場所を与えるような芸術理念なき場所で、作家はどのように生きるのか。作品を紹介しながら、この問いについて考えます。(授業概要より)

 

 

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○講師紹介

神戸市生まれ。1990年代後半より写真作品を発表し、国内外で多数の展覧会を開催。2009年ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館代表。2011年から本格的に演劇活動をはじめ美術館や劇場等で上演。大正期の芸術新興運動を描いた『1924』三部作、戦時のメディアをテーマにした『パノラマ』、『ゼロ・アワー 東京ローズ最後のテープ』などを演出。2019年は全国5館の美術館に個展「神話機械」が巡回。ハイナー・ミュラーの戯曲でマシンと俳優のパフォーマンスを行う。2014年に台湾製の移動舞台トレーラーを輸入し、巡業野外劇「日輪の翼」(原作・中上健次)を続けている。

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