空間演出デザイン学科

【SD1回生】日常からの発見 _ メッセージ空間の提案(ディスプレイ)

 

 

こんにちは!

空間演出デザイン学科です!

 

ぐぐっと寒さが増してきました。

研究室からの景色も、日々紅葉が進んでいて綺麗です🍁

 

▼研究室の窓より

 

 

 

 

今回は空間デザインコース1回生の授業風景を紹介します。

 

1回生では空間設計の基礎(計測や製図)、模型制作などを学んでいきますが、後期の授業では

「計画を中心としたインテリア等の設計領域」

「実空間を中心としたデザインをするディスプレイ領域」を学んでいます。

 

そしてご紹介する 空間デザイン基礎Ⅲ ” ディスプレイデザイン基礎 ”です。

 

設計事務所で勤務経験のある先生やデザイン事務所にお勤めの先生から、日常からの発見を、他者の共感を集め、他者に伝わるメッセージ空間の提案を学びます。

 

“空間デザインコースでのディスプレイ授業”のはじまり。

その一角をお見せします★

 

・・・・・・

 

 

昨日は最終課題の合評でした。

 

その合評風景を紹介する前に、これまで学生らが行なってきた課題も一部紹介しておきます!

 

 

課題1

アクアフレッシュとナタリーポートマン

 

???となった皆さんも多いでしょう。

私も今回のレポートのため授業内容を拝見した時『?』でした笑

 

担当の藤井先生に聞いたところ、このアクアフレッシュとナタリーポートマンは1981年に生まれたという共通項があるんだとか。

 

▼担当教員の藤井先生。(最終合評の様子より)

 

この課題1の条件はこちら

・身の回りにあるものから2つ

・身の回りにあるものだけで展示

 

そして

 

・2つのものは目に見えない時間で共通項を持っていること

その目に見えない共通項というものは「古いもの・20年以上経っているもの」です。

 

なんだか聞いてもピンとこないかもしれませんが、学生の提出作品を見てみましょう。

 

▼急須と時計

▼色鉛筆と色彩筆

 

 

それぞれ展示物が2つ

 

そしてもう一つ着目点が、その展示している場所です。

 

” 身の回りにあるもの “ですので、同じ20年という時間を過ごしているアイテムやものということですね。

 

 

 

 

 

次!

 

課題2

四角い窓と白い台

 

さあ、こちらは案外シンプルです。

 

学生らにはA4のコピー用紙を渡し、それを好きなサイズに調整して、展示空間を考えます。

 

条件はこちら

・紙のサイズは問わないが、正方形であること

・展示物は制作した紙のサイズにぴったり乗るもの

 

 

学生の提出作品を見ていきましょう。

 

▼ Tさんの作品_白い窓

▼ Tさんの作品_白い台

 

展示物は細長い松ぼっくりですね。

余白はありますが、バランスがとれているのである意味ぴったりでしょうか笑

 

 

▼ Iさんの作品_白い窓  (ちっっちゃい!)

▼ Iさんの作品_白い台

 

 

写真を見た時思わず ちっさ!と思ってしまったこちら。

小さすぎたせいか展示物がぼやけてしまっているのが惜しいところ(逆に狙っているのか、、?)

 

写真提出なのもあって、見せ方もいいですね。

 

 

 

▼ Sさんの作品_白い窓

▼ Iさんの作品_白い台

 

うーーーーん、これもまた、見せ方が素敵じゃないですか?

展示物は十円玉でしょうか。

 

 

この課題には更なるポイントがありまして、

展示物(作品)  <  什器(じゅうき)

という考えでのディスプレイ提案の手法なんだとか。

 

 

まず展示する場所となる展示台(什器)を作成し、それにあう展示物を見つけ出す。

 

日常にあるいいなと思うものや、他者へと教えたくなるものなど、なんてことないものも紹介した写真作品のように、見せ方によって印象や与える情報は大きく変わっていきます。

 

 

 

 

そして最終課題の今回は

 

think a box

 

見せたいものや注目してもらいたい部分を見せるための什器を制作します。

 

こちらのポイントは白い窓と白い台とは反対の

展示物(作品)  >  什器(じゅうき)  ですね。

 

 

制作における条件やテーマですが、藤井先生は学生と話し合って決定されたんだとか。

 

・小さい

・20年以上経っている

・身の回りにある拾ってきたもの

・コレクションしているもの

 

の、うち1つに当てはまっているものを展示物とするとなりました。

 

制作期間は3週間ほどでしたでしょうか。

研究室にノコギリなどを借りにくる1回生が増えていましたが、無事にそれぞれ完成したようでした。

 

▼合評に向けて机の並びも展示空間のように変更

 

▼見せたいポイントなどを簡単に書いてキャプションにします。

 

▼準備が終わった学生は余裕な雰囲気。笑

 

 

 

 

 

合評ではみんな和やかな雰囲気の中、見せたいポイントや工夫点などを発表。

 

 

 

 

 

 

1人の発表が終わるたびに、いいポイントや惜しいポイント、改善点など細かな点まで藤井先生が講評されていました。

 

 

 

 

 

 

 

▼ミニチュアグッズのための展示空間。(余白や抜けた什器がにくい構成!)

▼ちりめんの中に紛れるちりめんモンスターのための展示空間

▼コルクのための展示空間(小洒落たバーにあってもおかしくなさそう)

▼シルバニアファミリーのための展示空間。(もはやこういう商品のよう)

▼カップヌードルのエビのための展示空間。(サイズによって具材の大きさ違うんですって!)

 

 

 

 

 

などなど、いろんな展示台が揃っていました。

 

 

 

 

 

 

 

今回は規定のテーマがある中での課題制作でした。

 

後期後半では新たな視点からのディスプレイ空間を提案することになるこの授業。

 

日常からの発見を、自分らなりに分析し、どのように他者に伝えるか。

 

どんな風に伝わってほしいか。

 

ディスプレイ空間だけでなく、デザイン全体にも言えることかもしれませんが、

1回生らもこうして新たな扉をゲットしてもらえたかと思います。

 

 

 

 

 

▼他の人のプレゼンや先生のコメントにも今後の制作に活かせる情報たくさん!メモ必須ですね!

 

お疲れ様でした!

 

 

 

 

 

 

 

次回は デザイン表現基礎 という授業での成果物を紹介します!

 

デザイン表現においての基礎や手法をいろんな課題を通して学びます。

 

お楽しみに★

 

 

 

 

 

 

 

 

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