舞台芸術学科

卒業制作公演連動企画《演出家に聞きました!!》vol.1『ラ・ボエーム』

突然始まりました。

卒業制作公演連動企画《演出家に聞きました!!》

 

この企画は11月から始まる舞台芸術学科の卒業制作公演を前に、

各企画の演出家に、作品のことや大学生活のことなどをインタビューし、

公演をより面白く観ていただこうというものです。

 

というわけで、2013年度卒業制作公演第一段まで残り1ヶ月。

先陣を切るのは

楠企画『ラ・ボエーム』です。(2013年11月9〜10日 @studio21)

公演情報はこちら

 

————————————————————————————————

 

演出家の楠 毅一朗くんに聞きました!

 

演出家の楠くんです。

演出家の楠くんです。


Q.あなたの出身地を教えてください

A.京都の宇治というところです。

 

Q.出身地のあなたのおすすめを教えて下さい。

A.宇治はやっぱり宇治茶です。

伊藤久右衛門や上林春松など良いブランドがありますよ。

離れた知人に持っていく時には、気の利いたお土産になりますね。

 

Q.実家通い?1人暮らし?

A.実家通いです。

 

Q.大学生活はどうでしたか?
A.概ね充実していたのではないでしょうか。思ったより大変でしたけど。

 

Q.印象に残っている授業は?
A.印象に残る授業は沢山ありましたが、

特には、やはり伊藤キム先生から授業を通して教えていただいたことが

自分の核になっていると思います。

 

Q.大学のおすすめの場所は?

A.大学内、瓜生山の上に、農業を教えておられる秋山先生という方がいます。

そこへたまに遊びにいったりするのが癒される時ですね。

最近は行けてないのですが。

 

Q.演劇orダンスとの出会い

A.僕の演劇との出会いは30歳過ぎでした。

趣味のなかった自分が、何か趣味を持とうという程度に始めたのですが、

意外に面白くて10年近く続けてしまいました。

やってるうちに生活の中心になってしまい、

ローカル劇団のミュージカルとかにもちょこちょこ出させてもらってる時に、

踊れない自分が情けなくてちゃんと踊ろう、

この際舞台の勉強もしようと思い京造の舞台芸術学科ダンスコースに入ることになりました。

 

Q.今まで見た卒業制作公演で好きだった作品は?
A.手前味噌で申し訳なく、尚且つ自分の目では見てないのですが、

2010年度にやった「だれかくる。」ですね。

自分が出演させていただきましたので、強く印象に残ってます。

いろんなことを教わったと思います。

 

Q.今年見た作品で一番おもしろかったものは?
A.今年は卒業制作が忙しく、あまり作品を観れていないのですが、夏くらいに、

知ってる人は知ってる大阪で主に活動されている俳優の坂口修一さんという方の

「走れメロス」の一人芝居を見ました。手作り感いっぱいで、とても楽しめました。

最近は高尚な作品に目を向けがちだったから。

 

Q.大学入学前後で舞台作品の見方が変わった?
A.完全に変わりました。入学前は舞台を「芸術」とはとらえてませんでしたから。

芸術作品としての舞台作品は面白いです。自分の舞台作品に対する嗜好が一変しました。

 

Q.自分の人生を漢字1文字で表すと?
A.1文字ってのは凄く難しいのですが、成り行きに任せて漂ってきた感もあるので「漂」とかにしときます。

稽古風景1

稽古風景1

 

Q.稽古場で流行っている事はなんですか?
A.「そば粉のうた」(役者談)

 

Q.「そば粉のうた」って何ですか?
A.出演の坂根さんが作詞作曲した歌です。

「そば粉 入れる 水 入れる もむ ふむ ゆでる めんつゆ かける そば かじる 45cm 45cm そば」

という歌詞です。
Q.今回の作品作りのキッカケは?
A.楠が3回生の頃、

「七五調で出来たセリフ劇はきっとリズミカルで綺麗に聞こえるんだろうな」と思い始めました。

その当時に大変印象に残っていたオペラ作品の「ラ・ボエーム」の対訳本を用いながら

七五調に変換してテキストを作ってみたところ、

想定通りリズミカルで綺麗で優雅で大変面白いので、

これはイケる!と思い、卒制企画として使いました。

Q.今回、ラ・ボエームの台詞を七五調で語る演出を作るにあって 気をつけている事はありますか?
A.役者が実際に発話してみると、人によってリズムをつかむのに差があることがわかりました。

そのために、西洋音楽の楽譜に則って四分の四拍子でやってみるなど、

共通のルールを作ってみたりしました。

 

Q.この作品で挑戦したいことやポイントを教えて下さい。
A.役者やスタッフ、それぞれ一人一人の挑戦があると思いますが、

演出の挑戦としては、初めて七五調のこのテキストを作った時に面白いと感じた

ワクワク感が再現できたらいいなと、ただそれだけです。

 

Q.ラ・ボエームの題材がボヘミアンという事ですが、

ボヘミアンのように自由気ままな生活を送りたいですか?
A.既に今そんな感じに生きてますよ。

 

Q.作品を演出する際、どんな事を考えていますか?
A.作品を全く一から生み出すことは大変なんですが、

何かの作品を観て、ここが良いとか悪いとかは比較的考えやすい。

だからとにかく形にしたものを観て必要な修正をしていくということをやってます。

あと、役者がやってくれたことやアイデアを頭から否定しないことを心がけてます。

あまりにも否定しないので当の役者達からは頼りなく思われるのですが、

面白いものに繋がっていく可能性を潰したくないということがある。

表現って無限だと思うからです。

 

Q.役者さんそれぞれの一押しのセリフは何ですか?
A.坂根「簡潔は大事な美点だ」
鶴坂「僕は果てなき自由が欲しい」
中井「四月の最初の口づけと最初の太陽私のものよ」
吉田「四月は一人ぼっちじゃないわ」
千代「不幸が最も蜜の味だよ」
根本「チョイ悪オヤジ」

 

Q.この作品を別の地域(国内外問わず)でやるならどこ?
A.おこがましいのでそういうことはあまり考えられませんが、

敢えて言うならば、この作品の設定であるフランスや、オペラの盛んなドイツあたりでしょうか。

 

Q.正直、本番まで一ヶ月切ったけど、どうですか?
A.これまで本当に色んなことが起こりました。

先生方にもいろんな心配をいただきながらでしたが、

もう今はとにかくやりきるしかないという思いです。

舞台芸術学科卒業制作の先陣を切るので、

そういう意味でも恥ずかしくないものに仕上げたいと思います。

Q.最後に何か一言お願いします。
A.本番まであと一ヶ月。素敵な作品に仕上げていきたいと思っています。よろしくお願いします。

 

稽古風景2

稽古風景2

————————————————————————————————

 

楠企画『ラ・ボエーム』(2013年11月9〜10日 @studio21)

公演情報はこちら

<371372373374375>