舞台芸術学科

卒業制作公演連動企画《演出家に聞きました!!》vol.3『そこに立つと』

卒業制作公演連動企画《演出家に聞きました!!》

 

3つ目は

Hanakenソロダンス企画『そこに立つと』です。(2013年11月22〜24日 @studio21)

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振付の塙健太郎くんに聞きました!

 

塙健太郎くんです。

塙健太郎くんです。

Q.あなたの出身地を教えて下さい
A.茨城県水戸市出身です。

 

Q.出身地のあなたのおすすめを教えて下さい。
A.水戸市マスコットキャラクター「みとちゃん」です。

みとちゃん

みとちゃん

Q.実家通い? 1人暮らし?
A.今は一人暮らしですね。

 

Q.普段着てるものは?
A.稽古がある日はジャージを着用します。稽古がない日は私服を着用します。
よく学校ではジャージを着てる印象が強いみたいで、ジャージの人みたいなこと言われます。

ですが、気にせずジャージを着てます。

ジャージは3着持っていて、高校から着ている赤ジャージと、

いつの日か買った黒ジャージを2着を持ってます。

寒くなったらジャージの上着の下にヒートテックを重ね着してます。

暑くなったらは、下にジャージのズボンと上はTシャツを着ています。

とうとう4回生までジャージを着続けてました。そろそろ愛着が生まれそうです笑

 

Q. 常に持ち歩いているものを教えて下さい
A.いつも学校に持っていくリュックに手ピカジェルがついています。

急に寒くなってきたので、除菌対策ですね。

 

Q.女々しいほうですか?
A.言われたことはあります。

 

Q.京都で4年間過ごしてどうですか?
A.とても住みやすいところで、第二の故郷と言えるくらいの思い入れがありますね。

 

Q.大学生活はどうでしたか?

A.今思うとあっという間でしたね。

もうちょっと大学生でいたい気分です。

でも、大学生活の大半は有意義に過ごせたんじゃないかなと思いますね。

住みやすい京都という土地で、四年間一人暮らしをして、大学で好きなことを勉強して……。

色々ありましたけど大学生活はホントよかったです。

まだ卒業できるかわからないんで、とりあえず今は真剣に卒業制作取り組みたいですね。

 

Q.大学周りのおすすめの場所は?
A.それほど詳しくないですが、

大学の目の前にある白川通を北へ真っ直ぐ進むと、

北大路通にさしかかったところあたりに古勝院という京洋菓子のお店があります。

この前、父がそこに売っているチョコレートケーキを買ってきてくれて食べましたが、

結構美味しかったです。甘党の人にオススメのお店です。

 

Q. ダンスとの出会いは?
A.この大学には、ただ単純に演技の勉強をしたくて入学しました。

普通の大学でやりたくないことを選択して勉強するよりも、

やりたいことを選択して勉強したいと思っていて。
入学して一回生の時に、必修の授業で朝早くからダンスや狂言、

スタッフワークの基礎的なことを学ぶ場があり、

そのダンスの授業時に伊藤キムさんという人出会いました。

眼帯を付けた不思議な先生です。

そんな不思議な人が授業で不思議なことをしていると思っていて(笑)

それから楽しみながらダンスの授業を受けるようになってました。

二回生なっても伊藤キムさんの授業があり、

そのキムさんへの興味と楽しい授業への期待と

身体的に動ける俳優にもなりたいと思い、聴講しました。

それから徐々にダンスという存在に出会っていったのかなと思います。

 

Q.印象に残っている授業は?
A.伊藤キムさんの授業、寺田みさこさんの授業、黒沢美香さんの授業、山田せつ子さんの授業です。
とても楽しかったし、とても厳しかったし、とても幸せでした。

今思っても身体を動かしたくなります。

キムさんの授業では、怖かったけれど必死に身体を動かし、

同期の同じ受講生と仲間のように協力して作品作りをしましたし、

みさこさんの授業でもいっぱい考えたり、

何ができるかと自分に向き合ってできること探したりして、

辛いことは多々あったけれど参加してよかったです。

黒沢美香さん、山田せつ子さんの授業は、夏期集中授業だったんですが、

とても濃い時間を過ごせました。

美香さんの授業でも身体を動かす楽しみを強く感じられて、

新しいことを触れるきっかけになりました。

山田せつ子さんの授業はせつ子さんの言葉が深く心に突き刺さるような感覚があり、

本当にいい経験ができました。

 

Q.好きな俳優やダンサーは?

A.好きなダンサーさんは森川弘和さんです。
ダンスクリエーションというダンス企画で大変お世話になった人でもあります。

 

Q.今まで見た卒業制作公演で好きだった作品は?

A.DVDで観た作品なんですが、

2007年度卒制gallop企画の「馬の最も速い走り方」は卒業制作の作品の中でも大分印象に残ってますね。

 

Q.大学入学前後で舞台作品の見方が変わった?
A.入学前はもともとあまり舞台は観てなかったので、なんともいえないですが。

最近では、自分が舞台を作る時に考えていることを

他の舞台を観る時も注目してみることがありますね。

例えば美術のことを考えていたら、他の舞台を観る時も美術を見たり、

ダンスを深く考えている時は、他の舞台で踊っている人の身体の使い方に注目したりしますね。

 

Q.自分の人生を漢字1文字で表すと?
A.今すぐに自分の人生をたった漢字一文字で表現することはとってもとっても難しかったので。
診断メーカーに聞きました。
http://shindanmaker.com/51689
塙健太郎は漢字一文字で表すと「幸」らしいです。何故かは知りません。

出演の田村くんです。

出演の田村くんです。

Q.今回の作品作りのキッカケは?
A.少し前に自分の経験したことからですね。

どんな経験かというと言いづらいのですが、あるワークショップを体験した時に気付いたことです。

前ばかり見ていて気付いたら近くにあったものが色々と変換されていたという感覚からです。

抽象的ですが。

 

Q.ソロダンスの稽古は多人数で踊るダンスの稽古と何かしら違いはありますか?

A.一人で稽古をするとどうしても稽古場の緊張感がなくなりがちで、本当に作っていくのが難しいです。

自分がやっていることも直接見ることも出来ないし、

考えてすぎて身体も動かなくなってしまうこともあったので、
一人で稽古することは大分難しいと改めて感じました。

 

Q.稽古場でどんな事をしているの?
A.例えば、教室を真っ暗にして壁にタックルしてみたり、

大声をあげながら無理矢理身体を動かしたりしましたね。

とりあえず作品イメージに近いことを一回やってみて、それからどう変えていくか、

どう見せるかということを考えて選択し、もう一度やってみるとか。

まあ色々変なことしてます。

 

Q.正直、公演一ヶ月前ですが、どうですか?

A.正直にいうとやばいですね。

ホントやばいです。

もう必死にダンスを作ってます。

ですが、絶対いい作品になることを自分の中でも期待しています。

 

Q.作品作りで大変な事は?
A.コンセプト、伝えたいことの明白化をすることとどのように表現化するかということですね。

よく自分の携わる作品で、何が伝えたいのかわからないと言われることがあり、

今回はより伝えたいことやコンセプトを考えていたのですが、堂々巡りで。

さらに頭でっかちになりすぎていて、もうちょっと身体で考えることをすべきだと思いましたね。

動いて見つけることも必要だと思いました。

頭の中だけにある世界は、外から見ても何も見えないですからね。

それとどのように表現化するということは、

どうすれば伝えたいことややりたいことが伝わるのか、

もしくはその表現はみせものになるのか、どうか。

逆にわかりやす過ぎても単純に説明的であれば、あまり面白味もないし。

その狭間を考えるのも難しいですね。

そこもとてもとても大変です。

 

Q.この作品で挑戦したいことやポイントを教えて下さい。
A.今回、美術をがっつりと作るのですが、僕にとって今までにない挑戦になります。

またstudio21という広いスペースでソロダンスの作品を作ることも今までにない挑戦ですね。
一つの身体でどのように見せることができるのか、現在進行形で挑戦中です。

 

Q.最後に何か一言

A.今回HanaKenソロダンス企画では、

3回生の田村興一郎くんが出演し、塙健太郎は振付・構成を行います。
そしてこの作品をとても良いダンス作品になると思ってます。
時間は最大でも1時間弱くらいの作品なると思うので、
お時間ありましたら気軽に劇場に足を運んでいただけると嬉しいです。
この卒業制作を通してこれからもダンスを頑張りたいです。
ぜひ観に来て下さい。

稽古場風景

稽古場風景

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Hanakenソロダンス企画『そこに立つと』(2013年11月22〜24日 @studio21)

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