キャラクターデザインコース

「キャラデ!アニメーションゼミ鮫島さんA Cジャパン広告学生賞にて受賞!」

キャラクターデザイン学科から嬉しいご報告です。

 

野村ゼミ2回生の鮫島桃羽さんが、第9回ACジャパン広告学生賞にて優秀賞を受賞されました!
おめでとうございます!!!

 

(作品視聴はコチラ!)

 

 

さっそく、受賞に至るまでその経緯、制作プロセスなどについて山岡先生がインタビューをさせていただきました!

長文ですが、制作に向き合う上でとても学びある興味深い内容となっておりますので、ぜひどうぞ!

 

山岡先生「鮫島さんこの度はおめでとうございます!」

 

鮫島さん「ありがとうございます!」

 

山岡先生「受賞の結果を聞いて、まず何をされましたか?」

 

鮫島さん「嬉しかったので、親とか友達にまず伝えました。」

 

山岡先生「受賞の結果を知ったのは?」

 

鮫島さん「先生から教えてもらえました。『おめでとう!』って。」

 

山岡先生「親御さんは、すごく喜ばれたのではないですか?」

 

鮫島さん「そうですね、ただ私の親はあまりアニメーションについてよく知らなくて。どんなコンセプトで考えて作ったものが賞をいただいたのかちゃんと理解してもらって。それから「すごいね、おめでとう!」と。とても喜んでもらえました。」

 

山岡先生「いいですね!このタイトルが『福徳縁満』という、なかなかに渋い視点なんですね。」

 

鮫島さん「あはは。」

 

山岡先生「この言葉は『福徳円満』という言葉から来ているわけですが、『縁』の字を使った点や、そもそものこの着想はどこから生まれたんですか?」

 

鮫島さん「まず、人との縁がなくなってきている無縁社会という問題について考えていました。昭和の時代に比べ、近所の人と挨拶しない人や、さらには親戚でも疎遠になって会わなくなってしまう人も多くなっていると知りました。『一人が好き』という人も多くなっている分、孤独死している人や追い込まれて自殺を考える人も同時に増えていて。共通して『一人になってしまう』ということに対して『なんだか寂しいな』と思いました。もっとみんなと繋がっていこう、という思いをテーマとし、『縁』という言葉から最終的にタイトルとしてこの言葉を使いました。」

 

 

山岡先生「うーんよく考えられていますね。作品を拝見していて和の表現ということにもこだわりを感じました。水引の表現や、その意味ということにも。」

 

鮫島さん「縁といえば水引を渡すというのが共通の認識としてあって、礼儀として目にみえるものとして考えていきました。」

 

山岡先生「すごく納得がいく考えの筋道なんですが、こういうと失礼ですが、今時の若い人にはめずらしいちゃんとした考えだなぁ、と。普段から縁という言葉だったり、水引はご自身の身の回りにあったものなんですか?」

 

 

鮫島さん「縁というか、私は家族ぐるみで仲良くするのが普通で。よく一緒に出かけたりしていて、ただそれを友達に話したりしていて驚かれることがありまして。『いいなぁ』と言われることが不思議で周りに聞いてみると、『家族とあまり出かけない』、『一人が多い』という話で。なぜだろうと思っていました。」

 

山岡先生「それは親世代として聞いても大変考えさせられる話ですね。ご自身の環境があって発想に繋がっていったわけなんですね。」

 

鮫島さん「水引はおばあちゃんが水引のついたものに関して、大事にしないといけないと強く言っていたのがずっと印象に残っていました。」

 

山岡先生「そういう原体験があるとはいい話ですね。作っていく上ではどのようなプロセスを辿っていったのですか?」

 

鮫島さん「最初は考えていたものはカットが多かったんですが、『CMとしてシンプルにしていこう』と先生から提案があって。また水引での形も人の形などわかるようにしようと思っていたものがより抽象的な表現になっていって、多く考えていたが余分なものを削ぎ落としていきました。」

 

山岡先生「最終的な仕上げまでで苦労された点はありますか?」

 

鮫島さん「紐を動かすので最初は単純に考えていたんですが、実際に水引で形を作るのはどう作れば自然に見えるのか実際に水引を触って観察して、アニメーションとして限られた秒数でどう表現するか研究しました。」

 

 

 

山岡先生「動きとして滑らかすぎても水引に見えないし硬すぎても動きが出ない、とよく研究されてますね。ここに至るまで制作としては、振り返られるとどう考えてアニメーションを作るようになったんですか?」

 

鮫島さん「もともとは人を描く・イラストを描くのが好きで。アニメーションも映像的な視点ということからではなく、単純にイラストを動かしてみたいという意識でした。でもACに限らず映画やCMを見ていて映像としてどう見せるか、という方に見方や作り方が共に変わっていった感じでした。

 

 

どう見せるか、見ていて楽しいな、面白いなということを考えるようになっていって。それまでは色とか線、タッチとかにこだわっていたのが、どうかカットが切り替わるか、レイアウトをどう考えるか、短い時間でどう見せるか、ということを自然に意識できるようになってきた。」

 

(現在鮫島さんが参加するグループワークで制作中のイメージボード)

 

 

山岡先生「もともと研究することが好きだったのでしょうか、ただ好きなものを描くことから、見せることを意識するというように変わっていったのは学びの楽しさに気づいていかれたのですね。では、今後制作していきたい作品についてはどうお考えですか?」

 

鮫島さん「今、影響を受けている海外のインディーズ映画、自主制作のショートムービー・アニメーションなどを見ていると、日本の影響もありつつも、台詞なしで理解できるものがあったりと、絵だけでわかるクォリティやS Eだけで構成されているものだったりと面白いものがあるんです。日本の最近のアニメはなんだか声優だよりのものになっている気がして。作画も形式としてあるなぁと。もっと新しい発想・表現をしていきたいなと思っています。」

 

※ここでご担当の野村先生にも合流していただきました!

 

野村先生「アニメーション表現に目覚めたんですよ。アニメじゃなくてアニメーションに。」

 

山岡先生「鮫島さんはほんと真面目ですねぇ。」

 

野村先生「それは自分の興味のあることには。」

 

一同「あはははは」

 

野村先生「興味があることには相当粘りますね。」

 

山岡先生「もっと新しい表現・発想にチャレンジしていくべきという視点は、これからのクリエィティブを担っていく人には一番持っていて欲しい責任感・使命感のある言葉だなと、聴いていて嬉しくなりました。ただ受けたことだけをこなすのではなく、そういうものを持っていないといいクリエイターになれないのではと思いました。」

 

野村先生「それは大学という場所で、さまざまなことを学んだ上で吸収していったんだと思います。もともと専門学校への進学も考えていたのですが、結果、大学を選んでそれが本人に合っていて、今に繋がっている気がします。」

 

山岡先生「なるほど。では大学で他の授業で芸術教養とか、面白かった授業とかは、あったりしました?アニメーションが特に面白いということで、なければそれでもいいのですが」

 

鮫島さん「これは言っていいかわからないんですが…映像技法」

 

野村先生「アッ、忖度した〜笑」

 

山岡先生「忖度しなくていいんですよ冷汗」

 

野村先生「でも、それは繋がっていたんだと思う。そういうことか、という気づきがある授業であったんだと思います。」

 

山岡先生「恐れ入ります、もっと精進します。」

 

野村先生「アニメーションを今やっているのも、やってみて面白かった。もっと表現を豊かにしたい。というストイックさがあったんだと思います。これは必要なんじゃないか。という目線が常にあって、楽しいと思えること、興味のある分野にすごく集中する。制作は大変なんだけど。ただ、反対にそうでないことは……」

 

山岡「…わかりやすいんですね。」

 

野村先生「そう!」

 

一同爆笑

 

野村先生「でもそれでいいって僕は言っています。平均点を上げるんじゃなくて、上げたいところをしっかり上げれば。それはもともと持っている個性を死なせないように。自身を守るために追求することだと思います。」

 

山岡「本当に、大切なことですね。」

 

野村先生「楽しいことには途切れない持久力がある気がします。でも、最近タフになったよね。自分では体力ないっていうけど。」

 

山岡先生「それは普段、意識的に改善していることとかあったりされるんですか?」

 

鮫島さん「普段は、最寄の駅まで歩くようにしています、30分ほど。」

 

野村先生「なるほど。」

 

山岡先生「やはりその運動することによって考え方にも影響があったのですか?」

 

鮫島さん「集中して考えるよりは、全然違うことをやってる方がまとまったりするって聞いて。ただ考えたら広がってまとまらないものが、行動している中だと自然と効率的にこれが一番いいと考えられるため。考えるだけの時間をあえて作らないようにしています。」

 

山岡先生「では最後になんですが、将来この先どんなことをしていきたいと思いますか?」

 

鮫島さん「親も平均的でいいって言ってくれているので、メンタル的にも1番を目指すわけではなく、平均的に、地道にコツコツとやっていきたいと思っています。もっと頑張らないとなと思っています。」

 

山岡先生「とてもいいお考えですね。本日はありがとうございました!」

 

鮫島さん「ありがとうございました!」

 

 

長い時間インタビューさせていただいた鮫島さん・野村先生ありがとうございました。

その謙虚な姿勢、人間性が、受賞さもあらん。という印象を大いに感じるインタンビューでした。

 

 

そんなアニメーションゼミのグループ作品もみられる大瓜生山祭、学科展は9月に開催される予定です。
(大瓜生山祭についてはコチラ!

 

また、体験授業型オープンキャンパス、ブース型オープンキャンパスも7、8月に開催されます。

(オープンキャンパスについてはコチラ!

 

どんな作品との出会いがあるのか、ぜひ大学へお越しください!

 

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