- 2023年6月28日
- 日常風景
【映画制作レポ】京都の夏、映画の夏
きょうは、中編映画制作Ⅱという1年を通じて中編映画を製作する授業で3年生が進めているホラー映画「City」の現場にご案内します。
この日スタッフは学校を離れて、住宅街の中にある公園に向かいました。町の中で撮影する場合は、学生たちは事前にロケ地周辺のお宅を一軒一軒回って挨拶させていただいています。
ご協力いただき、本当にありがとうございます。
映画「City」は、どこか違和感を覚える街で、1人の青年の行動を追ったホラー映画です。
俳優とスタッフ、それぞれの動きを確認し、本番です。
ベンチにたたずむ青年。
うつろな表情の下、心の中では何を思っているのか。
休日、多くの子どもたちでにぎわう公園で、ここだけが静かでした。
まずは小道具。
赤ちゃんはタオルを詰めてより人間らしい造形になるようリアリティを追求しました。
スタッフが自宅から持ってきました。
スタッフが運んでいるのは、バスの停留所。学校で作りました。
これ、結構重たいのです。
風で倒れたり、飛んでいって近隣の住民の方に迷惑をかけないよう注意して運んで設置します。
ちなみに「上終(かみはて)」というバス停はありません。
「上終町・瓜生山学園京都芸術大学前」というバス停なら大学の前にあります。
本番前、スタッフが靴を脱ぎました。
歩く俳優についていって撮影する際、俳優以外の足音を出さないようにするためです。
1カット1カット細心の注意が払われます。
完成が楽しみな夏の映画です。