映画学科

映画の仕事【録音編】

映画はたくさんのスタッフが協力して作られます。

俳優だけでなく、撮影や美術などそれぞれが全力を尽くして1本の映画が完成します。

そのいくつかの仕事を、学生の話を交えてお伝えします。

 

 

―京都芸術大学映画学科4年の池島快さんと大江ほのかさんです。

録音部のスタッフとして卒業作品に取り組みました。

 

 

<録音を選んだきっかけは>

池島さん)

「音楽が好きでYouTubeもよく見てて、編集か録音かやりたいなぁと思ってて」
「1年生から2年生にかけて撮った映画で、音を工夫するとその映画がすごく面白くなったと思えて、面白いなぁと」

池島快さん~

大江さん)

「入学前は美術か録音かと思っていた。高校3年生の時に見ていたドラマで、『1つの音でシーンは変わるんだ』みたいなセリフがあって」
「音でシーンが変わるって、それってめっちゃ面白いやんと思って」

~大江ほのかさん~

 

 

<録音の仕事について>

―卒業制作として、2人は映画「女学生」に参加しました。学食での撮影は周りに迷惑をかけないよう閉店後に行われました。

大江さん)

「今回の映画は難しかった。ガヤガヤしているわけでも登場人物がいっぱいいるわけでもないからマイクは少なかったけど、セリフが少なくて、静かな空間にどう音をいかすか」

池島さん)

「音にも距離感や時間の経過があって大きくしたり小さくしたり、その中で聞きたいセリフ、聞かせたいセリフをどう聞かせるか」
「映画は音が持つ力が大きい、それを作る楽しさがある」

 

―録音部はカメラがまわっていない時も音を探します。この、映像と別に収録した音は後日映像に重ねられ、1つのシーンが完成します。

この映画にふさわしいのはどんな音なのか? 大江さんはこの日、この映画にふさわしい音を探していました。

大江さん)

「音には印象があって、音からもらうイメージを考えるんだけど、それが難しい。イメージを持たないと仕事ができないし」
「(その反面)音は映像のイメージを変えることができるところが面白い。自由自在に音を作ることができるし、音で世界を変えることができるので」

 

 

<4年間で得たもの>

―この4年、映画学科で得たものは何ですか。

池島さん)

「コミュニケーション力と挨拶の大切さです。映画は他との話し合いがめっちゃ大事で、『自分でやればいいやん』ではダメ。いい物を作るには自分を伝えるのが大事。話し合えばフォローしてくれるんで」
「また映画のロケは、地域の人の協力が得られないとできない。何気ない会話を重ねているといい雰囲気で撮影できる。日常的なコミュニケーションが大事だと思う」

 

大江さん)

「わからないことがたくさんあって、それをわかる人が(大学には)たくさんいて、聞きに行ったら教えてくれる。上には上がいるなぁと思って、まだまだ自分には伸びしろがあると思って」
「卒業後は、美術のセットを作る会社に就職します。(私には)伸びる余白がまだまだあるので、できることを増やして、楽しく仕事したいです」

 

 

―2人が参加した映画「女学生」は、2月に開かれる卒業作品展で公開される予定です。

ぜひ音に注目(注耳?)してください。

 

 

 

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