- 2023年9月21日
- ニュース
【NOW DESIGN AWARD 2023】受賞者紹介〜!!
みなさんこんにちは
空間演出デザイン学科です。
9/16・9/17と開催されました学園祭×オープンキャンパスと同時開催で
”学科展”がそれぞれの学科ごとに行われ、学科、コースごとに紹介を交えて授業での成果物などなど展示をしていました!!
空間演出デザイン学科では、今年も長年続く「NO(W) DESIGN AWARD」を開催し
今年も空デらしい空間・展示を3回生を主体に作りあげました!!
(空デでは、NO(W) DESIGN AWARD=”ノーデザ”と呼んでいます!)
空間演出デザイン学科では、今後の社会をよりよくしていく為に、
環境や地域、多様性や人のつながり等のさまざまな課題に対して、ファッションデザインと空間デザインを学びます。
次の時代に向けて必要とされるものや出来事を新たな価値として提案できることを重視しています。
–展示内容について–
当学科での3回生は、NO(W) DESIGN AWARDというコンペ形式で課題に挑戦します。
社会の課題解決に向けての一歩となるよう、今年は「SUSTAINBILTY」というテーマで
作品作りに取り組んでみました。デザインはものをつくるだけでなく、それをいかに魅力的に伝えるかも
重要となるので、プレゼンテーション形式で競いました。
今、地球環境が劣化し、気候変動などが著しく、そのための対策をしていくことが
わたしたちの喫緊の課題となっています。
海洋プラスチックごみの問題やモノの大量消費と破棄、
地球の衰退、食料時給や山林資源の問題、水の問題、さまざまなことがそれに結びついています。
どうすればそれらを、サスティナビリティ(持続可能性)を持ったくらしや社会の在り方として
考えていくことができるでしょうか。
それを考えるために、まずは、生活をよりよく、といった身近なレベルで考えて
「サスティナビリティ」のデザイン提案をすることを試みました。
学生たちによる、明日のわたしたちの社会を考える作品をどうぞご覧ください。
空間演出デザイン学科一同
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今年のテーマは『ANNTENA』
——普段なら見逃してしまうようなことも 感受性を敏感にすることで 気づいたことがある。
日常のあらゆるところに アンテナを張り巡らせて 出会えた新たな視点で 新たな価値を提案していく。
私のアンテナが導く方へ。——
今回はAWARADの受賞者を紹介してまいります。
賞はすべてで15の〜賞があります。
今回のブログでは上位数名の紹介です。
では、さっそく1位から、、、
■■1位■■
ファッションデザインコース
山野 愛華 YAMANO Aika 大谷高校
『BATA BATA』
彼女はお店などでよく目にする「のぼり」に注目しました。
旗としての短い役割を終え、寿命を終えたそれらをアップサイクルすることとして
「長く使い続けくなる」そんな水着の提案をしました。
▼こちら受賞式の山野さん喜びの瞬間です。▼
学科長より授与されたのは、「東京研修」!!!
”研修”と耳にして、一瞬ざわざわとしましたが、、、笑
3万円旅行券で、ぜひアートな旅に行ってきてください〜
👏👏👏
続きまして、2位、、、!
こちら2名がノミネートです。
■■■2位■■■
ファッションデザインコース
新里 小春 SHINZATATO Koharu 兵庫県立川西北陵高等学校
『sower』
彼女は「持続可能な未来」という点で、市場に出回る”タネ”についてリサーチを行い
タネが飛んで、土に落ち、根を生やすという循環を「風船」というキャッチーなアイテムを組み合わせ
“タネ”が持つ様々な矛盾点や、現状を知り、新たな可能性としての解決策を
「帽子」というファッションへと落とし込みました。
—同じく、2位—
空間デザインコース
濱崎 穂香 HAMASAKI Honoka 奈良県立高円高等学校
『暦×伝統色』
彼女は現在約1677万種もあると言われている「色」に注目し
日本人にとって古くから親しまれながらも、薄れゆく伝統ある”伝統色”から根付く
日本の美意識や文化を現代にも受け継いでほしいという、その思いから
手に取って触れてもらいやすいツールとして絵の具の制作を行いました。
続きまして、3位、、、!
こちらも2名がノミネート。
■■■3位■■■
空間デザインコース
松島 あみ MATSUSHIMA Ami 基督教独立学園高等学校
『タマネギラップ』
彼女は繰り返し使えるラップを作成。原材料は「たまねぎ」
本来ならば容赦無く廃棄されるラップですが、こちらのタマネギラップは、土に還っていくという循環までもデザインされています。
同じく、3位!
ファッションデザインコース
笠浪 萌愛 KASANAMI Moe 京都文教高校
『SOMALA』
SOMALAは”そまら”と呼ぶこちらのブランドを制作した彼女は
伝統工芸の「絞り染め」に着目し、工芸のもつ手作業の良さを体感してもらうことで、より魅力的を増すブランドを提案。
ストールに附属するジュエリーが、染めを生み出すアイテムということを身につけるもの自身が認識し、
またその工程を理解されることが伝統工芸の継承につながる、ひとつになりうることを目指した。
■■Sustainability賞■■
ファッションデザインコース
角田 真鈴 SUMIDA Marin 京都府立北嵯峨高等学校
『野菜規格ものさし』
彼女は私たちがスーパーなどで触れる「野菜」について着目した。
我々が何気なく食べている野菜たちは、”規格”によって分けられた野菜たちであり、規格外の野菜たちは廃棄されてしまう背景を
デザインで、視覚的に表した。
続きましても、
■■Sustainability賞■■
ファッションデザインコース(ジュエリー専攻)
辺 ハリミ BYUN Harimi 塔南高校
劉 桜 RYU Ou 新潟第一高等学校
『9-KYUU-』
彼女たちは「お香×ジュエリー」という組み合わせのジュエリーブランド立ち上げ
現代の香り業界の現状として、アロマやアルコール香料の普及によって
歴史ある「お香」の若者離れについてアプローチを行いました。
日本の文化であるお香の魅力を伝える”継承”としてのサスティナブルを表しました。
受賞されたみなさま、本当にほんとうに、おめでとうございます!
惜しくも受賞できなかったというかたも、本当に頑張りました!!!
みなさんおつかれさまでした!
2日間という短い展示ではありましたが
前期授業のなかで作品作り〜展示空間のレイアウトを考え形としたこと本当に素晴らしいです。
卒業作品展に向けた大きな一歩になったのではないでしょうか!
後期からも引き続きよろしくお願いしますね〜!!