プロダクトデザインコース

【特別講義】:Sony Design ソーシャルトレンドレポート 「Design Vision」

こんにちは!プロダクトデザインコースです。

 

少し前になりますが、9/29(金)にソニーグループ株式会社のリサーチプロデューサー尾崎さんをゲストにお招きし、SONY Designのソーシャルトレンドリサーチ「Design Vision」について、約1時間半の講義を行っていただきました。講義の様子を少しだけお届けします!

 

 

|ソニーのデザインリサーチプロジェクト「DESIGN VISION」とは|

 


クリエイティビティとテクノロジーで、新たな価値を切り拓くために。
「DESIGN VISION」は、さまざまな視点から世の中の先行きを予見し、未来の方向性を考える、ソニーのデザインリサーチプロジェクト。
クリエイティブセンターのデザイナー自らがフィールドリサーチへ赴き、分析や提言を行うことで、デザインの力を幅広く活用する取り組みです。 

―ソニーデザイン Design Vision 紹介サイトより

 

 

 

ソニーでは、デザイナーが自ら世界中を調査してまとめる独自リサーチから「The Balancing Act」というキーワードを導き出し、さらにそれをさらに細分化した

 

「PEACE OFF」個人のバランス

「SOCIAL POROSITY」社会のバランス

「CULTURE FLUX」文化のバランス

「SUPER NATURA」地球全体のバランス

 

という4つのソーシャルトレンドのキーワードをもとに、将来の商品やサービスのデザインをされています。

 

講義を行っていただいたのは、ソニーグループ(株)クリエイティブセンターからお越しいただいた、尾崎 史享さん。

講義では、そもそも「トレンド」とはどのようなものか?という点について学生にもわかりやすくお話いただきました。

 

革新的なプロダクトやサービスを生み出そうとする者にとって、世界の人々が求める「感性価値のトレンド」を理解することはとっても重要な要素ですが、

 

服のトレンド、色のトレンド、それは誰が決めているのでしょうか?また、未来のトレンドはどのように生まれているのでしょうか?

 

講義のなかでは、SF作家のウィリアムギブソンの「未来はすでにここにある、ただ均等に行き渡っていないだけだ」という言葉をご紹介いただきました。

 

例えば日本ではまだそこまで普及していない電気自動車も、北欧の国では普及率が80%を超えています。

電気自動者が普及している未来を見たければ、北欧の国を見ればいい、と。

 

未来を知るためには私たちが知らないことを知っている人に話を聞くことで得られるというわけです!

 

同じように、若い世代の皆さんが、何に注目しているのか、ということもトレンドを知るうえで大切なリサーチの対象になっているのです。

 

今回の講義では、ソニーの取り組みを覗きながら「リサーチ」の重要性を知ることができたのではないでしょうか。

参加者の熱心にメモを取る様子が印象的でした!ぜひ自身の制作へ活かしてくださいね!

 

尾崎さん、ありがとうございました!

 


 

【参考記事】
ソニーデザイン Design Vision 紹介サイト

 

日経クロストレンド記事

 

【連携記事】(WIRED)
「The Balancing Act」

 

「PEACE OFF~内なる平穏と普遍的な平和を求める人々」

 

「SOCIAL POROSITY~コミュニティの未来を開く『社会の多孔性』」

 

「CULTURE FLUX~高まる文化の流動性と世界のバランスの変化」

 

「SUPER NATURAL~自然×人間が紡ぐ“超自然”の展望」

※ プロダクトデザイン学科教員詫摩が対談に参加しています。

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