プロダクトデザインコース

成形合板で製品をデザインする

工房であるProductFABの一角に、不思議な木製の型の様なものがあります. これは、PD演習VIで制作中の、成形合板の型になります. 木製のイスなどで、薄い木の板を重ねたものがありますが、この授業では成形合板の製品のデザインから、その試作までを自分たちで行います. 今日はその型ができたので、実際に合板を積層してクランプで固定する作業を行っています. 指導して頂くのは、木工家具デザイナーで他の大学の先生でもある多田羅先生です. しばらく固定したら、美しい曲面の成形合板が出来上がりますので、それをさらに加工して商品試作として自分たちのデザインを提案します. プロダクトデザイン学科では単に形を考えるだけではなく、実際に自分たちで作ってみることで、素材ごとの耐久性や製造に無理のない形状であることなど、「商品」「製品」として成立する為の様々な条件と、使い勝手や流通の問題、美的な要素など様々な方向性からの検討を行います. その為にも、工房などで実際に最終製品に近いモデルを制作して確認をしています.

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