映画学科

ぴあフィルムフェスティバルにて元教員・映画編集者の鈴木歓先生を偲んでの特別上映

2021年度までの10年間に渡り映画学科の教員として務め、惜しくも今年1月に逝去された映画編集者の鈴木歓先生を忍んで、現在東京で開催されている「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」にて、90年代に鈴木歓先生が編集を担当した黒沢清監督作品2本が上映されます。上映後には黒沢清監督が登壇し、当時の制作秘話を語ります。

 

本企画は黒沢清監督自身が、鈴木歓先生との編集作業でのやり取りや創意工夫についての話を是非したいと熱望されて実現したものとのこと。鈴木歓先生といえば、編集時に脚本を一切読まず、撮影録音素材から直に読み取った情報だけを頼りに編集ラッシュを組み上げていくことで有名ですが、その実際の現場での裏話が聞けるとても貴重な機会です。

上映される2作も、90年代の邦画の自由な雰囲気を伝える象徴的な作品。特に『蛇の道』は黒沢清監督自身によってリメイクされたばかりのオリジナル版がスクリーンで観られるこれも貴重な機会です。

 

PFF2024特別上映

自主映画じゃないけれど自由だぜ!
「2本撮り」という技、「編集」という技

日時:9月11日(水) 13:00〜

会場:国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU (東京都)

詳細:PFF2024 – 招待作品部門 – 特別上映

https://pff.jp/46th/lineup/80s-90s.html#h

 

『蛇の道』

1998年/カラー/85分

監督:黒沢 清

脚本:高橋 洋

撮影:たむらまさき

美術:丸尾知行

音楽:吉田 光

編集:鈴木 歓

出演:哀川 翔、香川照之、下元史朗、柳 憂怜、翁 華栄

 

『蜘蛛の瞳』

1998年/カラー/83分

監督:黒沢 清

脚本:西山洋一、黒沢清

撮影:たむらまさき

美術:丸尾知行

音楽:吉田 光

編集:鈴木 歓

出演:哀川 翔、ダンカン、大杉 漣、菅田 俊、寺島 進

 

 

映画学科ブログ「鈴木 歓先生が逝去されました。学科長・北小路隆志」2024年2月13日

https://www.kyoto-art.ac.jp/production/?p=175141

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