- 2024年12月23日
- ニュース
「魔法のiらんど大賞 2022 」小説大賞<文芸総合部門>特別賞受賞作!卒業生・中山史花さんの『美しい夜』をご紹介します!
こんにちは、文芸表現学科です!
卒業生・中山史花(なかやま・あやか)さんの初めての著書『美しい夜』(KADOKAWA)のご紹介です。
本作は、第3回「魔法のiらんど大賞 2022」にて小説大賞<文芸総合部門>特別賞を受賞した作品を改稿し、2024年5月に書籍化されたものです。
「魔法のiらんど大賞」とは、小説投稿サイト「魔法のiらんど」が小説・コミック原作シナリオを募集する大型コンテストとなっており、KADOKAWAの編集部・レーベルが審査を行います。
中山さんの作品は、応募総数1,228作品のなかから、見事、文芸総合部門で特別賞を受賞されました。
在学中は小説執筆のほかにも、詩歌の創作活動に力を入れていたという中山さん。
限られた字数のなかでのことばの表現や音の響きを大切にされていたからこそ、『美しい夜』でも一つひとつの文章表現がとても丁寧に描かれていることがわかります。
世界が自分ひとりであればと願う一人の少年が、静かな夜に一人の少女と出会う。
「夜」というシーンの持つ物悲しさの一方で、公園の電灯や夜空の星々の小さな光にあたたかみを感じ、それらに照らされた少年少女のきらめきを感じる作品です。
夜が長くなったこの季節に、ゆっくりと、中山さんの世界に浸ってみるのはいかがでしょうか?
さいごに、中山さんの担当教員であった河田学先生よりコメントが届きましたのでご紹介します!
在学中から「粘り強く書く」ことを実践し、卒業後も仲間と一緒に文フリ※などでも活動していた中山さん、去年も「カクヨム短歌・俳句コンテスト」で嬉しい報せ(一首部門大賞受賞※)を届けてくれましたが、ついに小説単行本デビューです。
中山さんがWebで受賞(魔法のiらんど大賞2022小説大賞〈文芸総合部門〉特別賞)した作品の書籍化ですが、あらためて紙の本で読むと、中山さんが学生時代から大切にしてきた世界観、小説観が凝縮された一冊に仕上がっていると思います。おめでとう!
河田学
※文学フリマの略。作り手が「自らが〈文学〉と信じるもの」を自らの手で作品を販売する文学作品展示即売会。小説・短歌・俳句・詩・評論・エッセイ・ZINEなど、さまざまなジャンルの文学が集まる。同人誌・商業誌、プロ・アマチュア、営利・非営利を問わず、個人・団体・会社等も問わず、文芸サークル、短歌会、句会、同人なども出店。参加者の年代は10代〜90代まで様々。現在は、九州〜北海道までの全国8箇所で、年合計9回開催している。(文学フリマWEBサイトより抜粋/https://bunfree.net/)
※2023年に「第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト」(主催:KADOKAWA、協力:角川『短歌』『俳句』編集部)が開催された。短歌の部・一首部門は応募総数12,874首。そのなかから中山さんの短歌が見事大賞に輝いた。選考委員をつとめた歌人・大森静香さんによる選評はこちら。(https://kakuyomu.jp/contests/tankahaiku_contest)
中山史花著
『美しい夜』
「わたし、悪い人間になりたいの」純粋すぎる二人の、胸を打つ青春純愛小説
高校生の晴野(はるや)は部屋を出られない。胸がどきどきして苦しくなるからだ。
そのせいで学校にも行けず、ひとけのない夜にだけ外に出る生活。
奔放な母親は再婚した義父と暮らしており、連絡は途絶えがちになっている。
母親の記憶は、見知らぬ男からの暴力と二重写しだった。
ある夜、コンビニからの帰り、晴野は同級生の美夜子(みやこ)と出会う。
「悪い人間になりたい」という彼女は、そのわりに、飲酒も喫煙も、万引きも暴力も「犯罪だから駄目だよ」と言う。
そして晴野は美夜子と、まるで子供の遊びのような、無邪気な夜の時間を重ねていく。しかし夏のある日、彼は彼女の「秘密」に気づき……。
「魔法のiらんど大賞2022」小説大賞<文芸総合部門>特別賞
優しく美しい言葉で紡がれる、胸を打つ青春純愛小説。 (KADOKAWAオフィシャルサイトより抜粋)
著者:中山史花(@escape1224wa)
出版社:KADOKAWA
定価:1,705円(1,550円+税)
発売日:2024年5月21日
KADOKAWAオフィシャルサイト 作品ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322310000524/
(スタッフ・牧野)
\学科長・山田隆道先生が解説!/
『文芸表現学科 クリエイティブ・ライティングコース』
2025年度コース紹介動画