- 2025年2月10日
- ニュース
空デ卒展2024はじまりました!受賞者紹介その①🎈
こんにちは。
空間演出デザイン学科です。
今年も卒業制作展の季節が、早くもやってきました。
約半年〜1年かけてテーマ設定、リサーチ、制作をしてきた成果物をみなさんにお披露目です!
今年のテーマは『ハローハロハロ』
彼、彼女たちらしい、軽やかで明るい印象のテーマです。
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さて、今年の空デもサスティナブルを軸に4つのテーマから自分の研究・探求を進めてきました。
どの作品もとってもクオリティが高い!というのは毎年の空デなのですが、
そんななかから今年も10名の学生さんが賞を受賞されました🎖️
特別賞もあるので、そちらと含めて数回に分けて
ブログでご紹介できればと思います。
今年も展示教室にあたる興心館4階へレンタル壁運びから始まった卒展搬入。
今年は授業が1週はやく終わるのもあり、その週を使って、掃除→搬入という流れで、展示空間を作って行きました。
その最中にも、グラフィックチーム、空間チームがなかでも分担をしながら細かな段取りを進めてくれていました!(本当に最後までありがとう)
搬入日最後に、発表されたノミネート者のみなさま。
空間デザインコース、ファッションデザインコースそれぞれ5名に加え
コース特別賞を受賞したされたのが今回紹介する3名
そして同窓会特別賞を受賞した1名です。
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■コース賞■
空間デザインコース
角田 真鈴(スミダ マリン)さん | 大阪府立 北嵯峨高等学校位 卒業
『Local Material Meeting』
彼女は、京都 六鹿ワンダービレッジさんに足繁く通いながら、そこで採れる竹や木々、野菜を調達し、またそこで出会う人々との繋がりを通して、その場で人や素材が集まれば、作ることも食べること、楽しむことだってできるという地産地消ならぬ、”地材地消”をベースに、ローカルマテリアルミーティング=”ローマテ”と称されたイベントのイベント企画・空間デザインを行いました。知恵を共有しあいながら、最後には彼女の持ち前のデザイン力で生み出された付随するグッズや制作物を見ると、一員となって思わず関わりたくなってしまうといったデザインの力が大いに感じられます。
■コース賞■
ファッションデザインコース
乾 芳瑠(イヌイ カオル)さん | 大阪市立東高等学校 卒業
『tudulu -昔から使われている修繕・補強技術でものに愛着を』
彼女は衣服への修繕をベースに、穴が空いた服やカバン、靴下を昔ながらの技法を駆使しながら補正して持ち主へお返しするという、オーソドックスでありながらも薄れてゆく「長く使い続ける」ということへ着目しました。いまでは壊れれば捨て、新しいものを買うということも当たり前のようになってしまっていますが、長く使い続けるために、ゆくゆくはモノを大事に扱うということにも繋がるように、刺繍でのリデザインを試みました。
■コース賞■
空間デザインコース
下山 桃果(シモヤマ モモカ)さん | 大阪市立東高等学校 卒業
『強制しない森林との共生』
彼女は我々の生活を囲む、「山」に目を向けて研究を重ねてきました。
山に来ることでこれまで触れることのなかったことを体験したり、体感するなかで、身近に山を感じる、”ご近所意識を持ってもらう”ことを大切に、イベントを複数回計画し実践しました。
木を切る体験や、山でライブを開催をし、参加者たちが空間を共有するといったことから、山・自然、地球そのものといったことへの意識も変えるのだという文字いっぱいのリサーチたちには、
彼女自身の山への想いそのままがたくさん詰まっています。
■同窓会特別賞■
空間デザインコース
満生 琴音(マンショウ コトネ)さん | 福岡県立太宰府高等学校 卒業
『つなぐ弁当』
彼女はお弁当箱に着目し制作を行いました。
お弁当という日常的なアイテムからは言わずもがな人との繋がりがあります。お弁当を作るひと、食べる人、また一緒に食べることといった行いのなかには
繋がりを生む、“空間“があります。30点ほど制作されたお弁当それぞれに役割があり、古くから存在する形を再現してみたり、また新しく形をデザインし、ワークショップも開催しながら、プロトタイプから完成品となったプロセスと彼女の手仕事には関心します。また展示では彼女が作詞したどこか懐かしいお弁当ソングも流れていたのが印象的でした。
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今回はここまで!
(あと2回、3回とわけてご紹介します!)
のこり1週間ほどになった卒業制作展、作品のなかには販売しているものもあるので
ぜひ直接ご覧いただき、気に入ったものはぜひ「空デやさん」にてお買いもとめいただければと思います🐤
それでは、また次回の投稿をお楽しみに!