空間演出デザイン学科

講評会の様子と受賞者さん紹介その②🎈

 

 

こんにちは。

空間演出デザイン学科です。

今年も卒業制作展の季節が、早くもやってきました。

約半年〜1年かけてテーマ設定、リサーチ、制作をしてきた成果物をみなさんにお披露目です!

 

 

今年の空デもサスティナブルを軸に4つのテーマから自分の研究・探求を進めてきました。

ローカリティ、エンバイロメント、インクルーシブなどがあります。

 

どの作品もとってもクオリティが高い!というのは毎年の空デなのですが、

そんななかから今年も10名の学生さんが賞を受賞されました🎖️

 

今回は第2弾として、奨励賞を受賞者された方々を紹介していきます。

 

2/8(土)に開催された講評会では

ゲストに松井創先生にお越しいただきました。

 

 

 

先生は学科のおよそ60名ほどの作品全てを見てくださりました、、(毎年ありがとうございます。)

今回もハイレベルな作品の中から選ばれた学生さんはこちらです↓

 

 

 

■奨励賞■

空間デザインコース

濱﨑 穂香(ハマサキ ホノカ)さん | 奈良県立高円高等学校 卒業

 

『色彩を通して自然と繋がる』

 

 

彼女は、色に着目し研究と制作を行いました。

自然の中にある色、それは色が自然を作っているという、しごく当然なことでありながら、我々が当たり前のことすぎて意識していない部分でもあります。

彼女は人が見ている色、虫が見ている色の世界など触れたり、自然の植物から色粉を何色も採取したりと、私たちに再び”色”というものへの関心を与えてくれます。彼女の優しさ溢れるイラストで綴られた絵本もとても魅力ある作品です。

 

 

■奨励賞■

ファッションデザインコース

新里 小春(シンザト コハル)さん | 兵庫県立川西北陵高等学校 卒業

 

『nenki』

 

彼女は彼女自身が4年間携わってきた、京都の伝統工芸へアプローチした作品を完成させました。

ファッションデザインを学んできたことも生かしながら、『職人さん減少の課題へ日本人である我々にどう意識を向けさせるか』にデザインで取り組みました。職人さんが試しに使用した生地などから生まれ変わらせたアイテムたちには、これらが生まれる背景を知るとっかかりがうまく表現されており、作品、展示方法、ルックブックといったビジュアルデザインも今回秀逸なものとなっています。

 

 

 

■奨励賞■

空間デザインコース

吉垣 咲和(ヨシガキ サワ)さん | 愛知県立岡崎西高等学校 卒業

 

『福祉と地域__遊びのなかで知る、繋がる、インクルーシブプロジェクト』

 

 

彼女はお手伝いをしている福祉施設での活動を発展させ

デザイン×福祉に取り組みました。施設での活動と彼女が企画したワークショップイベントで生まれた子供たちの作品をデザインによって生まれ変わらせ、グッズとして展開させました。グッズだけに限らずイベントで使用するスツールなども空間をデザインするそのものとなり、デザインの力によって多様な社会も当たり前に、子供たちがこの先未来によりよく生きやすくなれるよう、今後ともこの活動を続けられることを期待してます。

 

 

■奨励賞■

ファッションデザインコース

劉 桜(リュウ オウ)さん | 新潟第一高等学校 卒業

 

『tamuke』

 

 

彼女は人の最期である「死」をテーマにジュエリーを制作・提案しました。

死ぬことはタブーであるような、暗く悲しいだけではなく、優しく包むように、その人へ花を手向けるといったものとして考案されたブランドでは、遺品を入れるジュエリーを制作し、ギミックに必要なパーツやツールも丁寧に彼女が制作しています。人が向かう死へのイメージを決して冷たくしない、温かいものにしました。

ブランドロゴやテーマのカラーリングもブランドイメージにぴったりで、展示も非常に美しいものとなっています。

 

 

 

 

さて、2/8(土)に開催された講評会では

これまでの賞に追加して、今回松井創先生特別賞が選ばれました。

 

 

受賞したのは、

 

 

■松井創先生特別賞■

空間デザインコース

池田 夏唯(イケダ カイ)くん | 滋賀県立守山北高等学校 卒業

 

『とある生き物たちのいる惑星のはなし』

 

 

彼はアクアポニックスという魚と植物を同システムで育てる新しい農業から、家の中でもできる自然循環を提案しました。展示の存在感いっぱいの大物アクアポニックスには、数個の水槽で構成されており、中には小魚たちが生息しています。魚がしたフンが植物の栄養素とし、育った植物が濾過した水でまた魚が育つという循環が成せるということを装置を自ら探求するなかで我々にも示し、自宅のなかに在る小さな地球を完成させました。

 

 

講評会中にお隣の物販「空デやさん」にてお店当番中に受賞発表。

池田くん、喜びいっぱいに駆けて登場です。(笑)

 

イケダくん登場の3コマ漫画

 

 

試行錯誤しながら、諦めずに取り組んで

ほんっっとうに良かったですね!

 

 

今回の講評会もとってもいい雰囲気で、優秀賞、学長賞の発表はお手製ドラムロール演出でした。※机をドコドコ叩くのみです笑

松井先生の『それでは、ドラムロールどうぞ!』の合図の様子。

 

 

 

司会進行は、卒展リーダーの劉さん。 と補助で藤井先生。

 

 

 

 

 

次回で受賞者紹介はラスト!

是非次回の投稿をお楽しみに。

 

 

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🚩告知🚩

 

🍃 2月22日(「未来の森学校」🍃

自然なくらしを考える未来の森シリーズ第 2 弾。今回は自然から何かを学び、それを人に伝える学びのスペースを考えます。

バラやひまわりといった有名な花だけでなく身近にたくさんの 山野草があり、わたしたちのまちや山を彩っています。そういった自 然や自然のくらしから何かをリサーチし、それを伝える小さな教室を デザインしてみましょう! 

 

いずれの授業も 午前/午後で2時間ずつ開催します。

午前は10:00〜12:00(ZOOM) / 午後は13:30〜15:30(対面)です。

 

第1回、第2回の持ち物は、A3 画用紙 3 枚・ノート・ 筆記用具・カッター / ハサミ・のり・定規・マスキングテー プ・着彩道具・葉などの自然物

上記の内容のご準備をお願いいたします。

 

申込後に当日の案内をメールにてお知らせする形とさせていただいております✳︎

ZOOMのリンクなどもその際にお知らせさせていただくので、続報をお待ちください!!

 

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お申し込みはこちらから!!>>>https://hs-lp.kyoto-art.ac.jp/online/form/cource_sd_2023

 

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